元陽の菁口(せいこう)民族村とは?
元陽にある菁口(せいこう)民族村は、少数民族のハニ族が暮らす村で、観光客が村内を散策できるようになっています。入村料は、100元の棚田入場チケットに含まれています。
菁口民族村はどこにある?
この村は、棚田観光の拠点となる新街鎮から約6km南へ行ったところにあり、地図上では、以下の位置関係となっています。
菁口民族村へ徒歩で行ってみた
菁口民族村へ徒歩で行くことにする
私が2018年1月に元陽へ旅行したとき、菁口民族村へ行くことにしました。新街鎮から一本道で、6kmくらいだったら歩いていけるのではないかと考え、徒歩で行くことにしました。
徒歩だと途中の棚田風景を見ながら歩けるし、交通費もかからず済みます。いざとなれば、道を走っている乗り合いバスをつかまえることもできます。
元陽の新街鎮を出発
新街鎮の滞在していたホテルを出発し、菁口民族村へ向いて歩き始めました。基本的にずっと車道歩きです。
途中、ところどころ棚田を見ることができます。これが徒歩で行く醍醐味です。
車道は下の写真のような感じです。6kmという距離はたいしたことないと思っていたのですが、意外に長いです。少し足が痛くなってきました・・。
棚田のチケット売り場を通過
しばらく歩くと、棚田のチケット売り場に到着しました。ここで、棚田の入場料100元を払ってチケットを買うことができますが、私はすでに2日前に購入していました。ただ、それは1日券だったので、もしかしたら有効期限が切れていることを警備員に咎められるかもしれないか、心配でした。
上の写真のゲートのところに警備員が立っているので、この前を通過するときに、チケットを見せろとか言われるのかと心配でした。しかし、特に何も言われませんでした。
あっさりとチケット売り場の施設を通過することができました。結構甘いようです。
菁口民族村に到着
棚田チケット売り場を過ぎてすぐ、菁口民族村の入り口となる駐車場に到着しました。ここまで、新街鎮から約1時間かかりました。
この村に入るためには、一応棚田の入場チケットが必要なのですが、特にチェックする警備員らしき人は見当たりませんでした。つまりこの村は、歩いていけば、チケットなしでも入れる可能性があるということが分かりました。とはいっても、閑散期でチェックが甘かっただけかもしれませんが。。
駐車場からは、下の写真のような見事な棚田を見ることができます。村の入り口ですが、すでに絶景です!奥の方には、さらに棚田が広がり、たくさんの村が見えます。
駐車場から、道を下り、菁口民族村へ向かいます。途中に、民族衣装を着たハニ族の人たちがいました。
駐車場から、10分くらい(結構長い)歩いて、菁口民族村に到着しました。ここには、村内の観光マップらしき看板があります。
菁口民族村を散策
村の入り口に、ハニ族の人々と大量の牛が歩いていました。普通に階段を歩いており、豪快です!
村に入ったらすぐ、土産物屋がありました。私が行ったときは、一人も観光客を見かけませんでしたが、一応観光客相手の商売もしているようです。
村内の女の人たちは、皆民族衣装を着て、仕事をしていました。
村の奥の方へ行くと、広場があり、ハニ族の資料館がありました。ここは警備員が誰もおらず、無料で閲覧することができました。
この建物がある広場には、下の写真のような標識があり、この先に小道が続いています。どうやら、壩達や全福庄などの別の村へ行くためのトレッキングルートが整備されているです。今回は時間なくて歩けませんでしたが、このルートは歩いてみたいと思いました。
村内は、以下の写真のように、なんともビンテージ感がただよう、古い建物が並んでおり、いい雰囲気です。
菁口民族村では素晴らしい棚田が見られる!
この村ではハニ族の生活を見れることは、ガイドブックの地球の歩き方で事前に分かっていたのですが、実は素晴らしい棚田も見ることができるのです。
村をさらに下の方へ下っていくと、棚田を一望できる広場に出ます(広場への方向を示す案内板が、道中にいくつか立っているので道は分かると思います)。
素晴らしい絶景です!幾重にもつらなる棚田の風景は素晴らしいです。
雨も上がって晴れてきたころで、空が綺麗です。
元陽にきてからずっと天気悪かったですが、ようやく良くなってきました。とはいっても、次の日には元陽を出発しなくてはならず、元陽にいる間の3日間のうち、晴れていたのは、ほんの半日だけだったことになります。元陽は、やはり天気が良い時に行きたいものです。
下の写真は、棚田を横から見たときのものです。綺麗に段々となっており、美しいです。
菁口民族村ではハニ族の生活しか見れないと思っていたのですが、こんな見事な棚田を見れて大満足です!
帰りは乗り合いバス(ミニバス)で新街鎮へ
新街鎮から菁口民族村までは歩いてきていたので、結構足が痛くなっていました。
菁口民族村の観光を終えて、新街鎮へ戻ろうと歩き始めたとき、ミニバスが走ってきました。すかさず私は手を上げると、ミニバスは停まってくれ、"シンジェー"(新街)と運転手に告げました。値段を聞くと、5元だそうです。
帰りはあっさりと新街鎮に戻ることができました。
まとめ
元陽の新街鎮から菁口民族村まで、棚田を眺めながら徒歩で行ってみました。
歩きながら行くことで、乗り合いバスで行くよりも、たくさんの棚田の景色を見ることができました。
また、菁口民族村はハニ族の生活だけでなく、見事な棚田を間近に見ることもできることも大発見でした。