郎木寺には2つの寺院がある
郎木寺は、甘粛省と四川省の境にあるチベット族自治州の小さな村ですが、見事なチベット寺院が2つあります。
郎木寺に来る前に、夏河でラプラン寺という、これはまた立派なチベット寺院を見たのですが、個人的には郎木寺の寺の方が好きです。
郎木寺の寺は、より標高が高いため空の青さが際立ち、周囲が日本の南アルプスのような山々によって囲まれていることで、一層チベットらしい美しい景観だと感じたためです。
建築様式や装飾も凝った作りとなっており、一見の価値があると思います。
ド派手な色止寺
一つ目の寺は、色止寺(しきしじ)です。以下に全体の写真を載せます。建物はいくつかあって、装飾がド派手でかなり目立ちます!
寺を間近で見た写真です。日光に照らされて、屋根がピカピカ光っています。この派手な装飾とワインレッドの袈裟を着た、坊さんは良く合います。
何を意味しているのか分かりませんが、垂れ幕のデザインが興味深いです。
この建物は、屋根瓦が全て金色になっています。なんとも派手に仕上がっています。
この寺は少し小高いところにあり、ここら郎木寺の町並みを見ることができます。後ろに見える山々は立派な山容で、日本の南アルプスのようです。
格爾底寺
もう一つのチベット寺院は格爾底寺(かくじていじ)です。こちらのチベット寺院は、地球の歩き方によると、四川省西北部最大といわれているそうですが、個人的には色止寺の方が立派に見えて印象が強かったです。見える角度の違いでしょうか・・?
寺は以下のような感じで、横長の立派な建築となっています。
格爾底寺の奥には綺麗な沢がある
格爾底寺をさらに南の方へ進むと、お坊さんの憩いの場と思われる沢がありました。修行の合間の休憩をしにくるのではないかと、勝手に想像しました。
他の観光客も、何かあるのではと思ったのか、この沢を見に来ていました。我々も奥の方へ行ったのですが、珍しいものはありませんでした。。
ただ、このような綺麗な沢を見ると、郎木寺は本当山の中にあって、自然に恵まれているなと感じました。
山の斜面でたそがれるお坊さんは絵になります。この綺麗な景色を前にすると、私もぼーとしたくなります。
まとめ
郎木寺にある、2つの大きなチベット寺院を紹介しました。
私は宗教的な意味合いはよく分かりませんが、本当に感動させられる風景でした。空と山と建築物、全てがマッチして絶妙な景観を作り出していると思いました。
日本の仏教寺院は地味ですが、チベット仏教寺院は派手です。派手な寺院も見てみたい方、是非とも郎木寺をおすすめします!
以下に、東チベット夏河・郎木寺旅行概要についてまとめた記事を書いています。ご参照下さい。