Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

【中国・元陽】貴重体験!多依樹棚田エリアのゲストハウスに泊まる

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元陽の棚田観光拠点の新街鎮は、棚田エリアと距離が離れている

日本から雲南省の昆明へ行き、そこからバスで元陽へ、2018年1月2日~5日まで3泊で行ってきました。元陽は、絶景の棚田が見れることで有名な町です。

棚田観光は、新街鎮を拠点とします。新街鎮は、小さな町ですが、ホテルや食堂、ショップがひととおりそろっています。

ただ、元陽で棚田を見ることができる棚田エリアは、新街鎮から少し離れた場所(約5km~30km)にあります。

元陽での宿泊先は、新街鎮バスターミナル付近を考えていた

そこで、悩ましかったのが、宿泊先をどこにするかです。

事前に日本で調べたネット情報によると、棚田エリアでも泊まれそう、ということが分かりました。棚田エリアだと、間近に棚田を見ながら宿泊できるし、日の出と日の入りをバックに棚田を手軽に見ることができ、かなり魅力的です。

そこでさらにネットで調べると、agodaやBooking.comなど、海外ホテル予約サイトにて、棚田エリアのゲストハウスを予約できそうということが分かりました。ただし、値段が高いです。2,000~3,000円くらいします。

一方で、新街鎮バスターミナル付近のゲストハウスだと1泊50元(≒850円)くらいとの情報があり、だいぶ差があると感じました。3泊となるとかなり差が出ます。

そのため、棚田エリアに泊まるのはやめて、新街鎮バスターミナル付近のゲストハウスに泊まろうと考えていました。

バスで到着時にベリンダという客引きに声かけられる

そして、いよいよ元陽へ行った当日のことです。

長い時間かけて、昆明からようやく元陽の新街鎮バスターミナルへ到着しました。

バスターミナルに到着した同時に、中国人のお姉さんが流暢な英語で声をかけてきました。中国人が向こうから英語で声をかけてくるのは、悪質な客引きのことが多いことは私自身経験済みです。

ただ、話を聞いていると、どうやら棚田エリア内まで車で連れてってくれて、そこにゲストハウスがあるから、泊まらないか?、とのことです。

下の写真のような名刺を私に渡してきました。べリンダバックパーッカーズゲストハウスとのことです。日本でネット情報を調べていたとき、べリンダというお姉さんの棚田ツアーに参加したと、誰かのブログに書かれていたことを思い出しました。同一人物か?

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値段は、棚田エリアまでのタクシー代15元と、宿泊費50元と言ってきます。

ちゃんと、トイレとシャワー付きか聞くと、あるとのことです。

これは悩ましい・・、このお姉さん(べリンダ)を信用していいのか・・?

ただ、安心材料として、他に2組の中国人旅行客もそのべリンダ姉さんについて行こうとしています。

そこで、べリンダ姉さんの強引さに不安を抱えながらも、ついて行くことにしました。

多依樹の棚田エリアにあるBelinda Backpackers Guesthouseに泊まる

べリンダ姉さんは、新街鎮を出発し、棚田エリアへ向けて車を走らせます。

途中、棚田観光のためのチケットセンター前で止まり、チケット(100元)を買うように言われ、買いました。

その後、いよいよ棚田エリアに入っていきます。べリンダ姉さんは途中、棚田が良く見えるところで、3度くらい車を止めてくれました。

絶景の棚田です!べリンダ姉さんは信じていいのかもしれない、と感じました。

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下の写真は、べリンダ姉さん(一番右)と宿泊客です。

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それから、さらに車を走らせ、ゲストハウスに到着です。ゲストハウスは多依樹という棚田エリアで、新街鎮とは以下の地図のような位置関係となっています。Aが新街鎮、Bが多依樹棚田エリアです。新街鎮から多依樹までは約23kmです。

以下の写真が、べリンダバックパッカーズゲストハウスの外観です。

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ゲストハウスに入って、手続きをします。

ここで、びっくりなことに、新街鎮のバスターミナルで宿代50元と聞いていたのですが、それはドミトリーで、個室だと80元とぬかしてきます!

やりやがるな・・、べリンダ姉さん。最初から50元はドミトリーのことだと言えばいいのに、どうやら隠していたようです。

しょうがなく、80元払いました。。

ゲストハウスの様子

私が泊まったべリンダバックパッカーズゲストハウスの個室は以下のようです。ここに2泊しました。

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1日目はシャワーのお湯がちょろちょろしか出ず、シャワー浴びれませんでした。なぜか2日目はしっかりお湯が出ました。。

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最低限の設備しかありません。建物は古く、エアコンなし、机なしなど、いろいろ不満はありましたが、やはり棚田エリアは奥地なのでしょうがないのでしょう。

ちなみに、後で新街鎮の50元の宿に泊まったのですが、この80元の宿よりも2倍くらいしっかりした設備でした。

食事もとれるが高い

このゲストハウスは、食事もとれます。多依樹エリアは周囲にレストランがほとんどなく、あっても営業していないことがあったので、ありがたかったです。

ただし、値段は異様に高かったです。肉付の料理だと40~80元です。野菜だけの料理でようやく20元くらいです。もちろん私は、野菜料理を注文しました。

フレンドリーなべリンダバックパッカーズゲストハウス

ただし、このゲストハウスは値段の高さと設備の悪さを相殺する、素晴らしい点があります。

べリンダ姉さんとその旦那、さらに彼らの友人がかなりフレンドリーに話しかけてきて、楽しませてくれることです。しかも彼らはいずれも、少数民族のハニ族です。ハニ族と交流できるなんて貴重な体験です。

中国語なので、何を言っているか全く理解できないですが、"パンヤオ、パンヤオ"(友達)と言って、かなり友好的です。

夜は、他のドイツ人や中国人の宿泊客を交えての大宴会を楽しみました。ぼけた写真ですが、右がべリンダ姉さん、左がべリンダの旦那、真ん中2人は彼らの友人です。

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ちなみに、宴会の時に追加で出た肉料理については、お金を請求されませんでした。

ゲストハウスから歩いて多依樹棚田の展望台に行ける

あと、棚田エリアだけあって、ゲストハウスから歩いてすぐに見事な棚田を見ることができます。多依樹エリアには展望台がありますが、ゲストハウスから歩いて10分くらいで行くことができました。

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この展望台以外にも、多くの棚田を見ることができました。また、少数民族のハニ族の村を散策することもできました。

agodaで予約できる

後で確認してみると、べリンダバックパッカーズゲストハウスは海外ホテル予約サイトのagodaでも予約できることが分かりました。

以下のリンク先で、"Belinda Backpackers Guesthouse"と検索すると出てきます。

ただし、agodaで予約すると2,000円くらいかかると思いますが、それを中国元に換算すると、120元くらいになります。私は80元で泊まったのですが、agodaで予約した方が高くなってしまいます。。

旧正月など以外の閑散期なら、予約なしでも泊まれると思うので、それでもいいかもしれません。

まとめ

私が元陽の多依樹棚田エリアで泊まった、べリンダバックパッカーズゲストハウスに泊まるまでの経緯と、泊まった感想を紹介しました。

ゲストハウスとしての設備としては微妙、かつ、値段高めですが、絶景の棚田に感動しつつ、少数民族のハニ族と交流できる、フレンドリーなゲストハウスで、楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?