
- 2つの日本百名山の金峰山と瑞牆山は1日で縦走登山可能
- 金峰山と瑞牆山を1日で登るための登山口は瑞牆山荘
- 金峰山と瑞牆山は1日で登るための登山ルート、コースタイム
- 実際に金峰山と瑞牆山を縦走登山した様子(紅葉時期)
- まとめ
2つの日本百名山の金峰山と瑞牆山は1日で縦走登山可能
金峰山(標高2,595m)と瑞牆山(標高2,230m)は、長野県と山梨県の県境付近に位置しています。いずれの山も日本百名山に選定されており、かっこいい山容かつ山頂からの眺望が素晴らしい山です。
金峰山と瑞牆山は互いに近い場所へ位置しているため、もし登山するなら1日に両方登山した方が効率が良いでしょう。
ただし両方の山を登山するには、1日に所要時間(標準コースタイム)11時間程度を歩く体力が必要となります。体力に自信がある方なら、1日で2つの百名山登山がおすすめです。
もし体力に自信がなければ、瑞牆山近くにある富士見平小屋に小屋泊またはテント泊をすることで、1日ではなく、"1度の山行で2日に分けて2つの百名山を登山"、とすればよいでしょう。金峰山の山頂近くにも金峰山小屋があり、小屋泊が可能です。
私は2025年11月8日(土)に、金峰山と瑞牆山を1日で両方登山しました。当初は富士見平小屋に1泊してのんびりしようと思っていたのですが、翌日の天候が悪そうだったので、日帰りで2山登ることにしました。
その経験をもとに、金峰山と瑞牆山を1日で両方登山するための登山口や登山ルートを解説し、実際に私が歩いた様子を紹介したいと思います。
金峰山と瑞牆山を1日で登るための登山口は瑞牆山荘
金峰山と瑞牆山を1日で登山するための登山口は、瑞牆山荘となります。それ以外に登山口はいくつかありますが、所要時間(コースタイム)が大幅に増えるので現実的ではないでしょう。
なお、瑞牆山荘は車だけでなく、バスでもアクセスできます。

瑞牆山荘へのアクセス方法
瑞牆山荘は山梨県北杜市にあり、車かバスで行けますが、自由度が高い車の方がおすすめです。
車で行く場合
車で行く場合は、下の地図のように中央自動車道須玉ICから約25km/40分のところにあります。
北側の長野県側からアクセスする場合は、中部横断自動車道の八千穂高原ICから約41km/55分かかります。
駐車場
瑞牆山荘すぐ近くには県営無料駐車場があり、100台駐車できます。
その駐車場がいっぱいになった場合は、瑞牆山荘脇のスペースに停めることもできます。私が行ったとき、朝7時くらいに到着したときに駐車場はいっぱいになっており、瑞牆山荘脇に停めました。

それでも停められないなら、金峰山からは少し遠くなりますが、みずがき山自然公園の駐車場を利用することになります。
バス
JR韮崎駅と瑞牆山荘間を、4月上旬から11月末までの土日祝日のみ、1日5~6往復バスが運行しています(2025年11月現在)。
ただ、JR韮崎駅から始発便でも瑞牆山荘への到着が10時過ぎとなるので、あくまで瑞牆山へ登るためだけか、富士見平小屋に1泊するのが前提となりますね。。
金峰山と瑞牆山は1日で登るための登山ルート、コースタイム
金峰山と瑞牆山を1日で両方登るための登山ルートを以下に示します。
最初にどっちの山を登るか悩ましいのですが、距離的に遠い方の金峰山を登っておけばいいように思います。疲れた場合や日が暮れそうになった場合に、瑞牆山をあきらめることができるでしょう。
例えば、金峰山へ登って富士見平小屋まで戻ったとき、秋や冬だと13時を過ぎていたら、同日中の瑞牆山登山をあきらめるなどの判断をします。
標準のコースタイムは以下のようになっています。
瑞牆山荘~富士見平小屋:50分
富士見平小屋~金峰山~富士見平小屋:5時間45分
富士見平小屋~瑞牆山~富士見平小屋:3時間30分
富士見平小屋~瑞牆山荘:40分
合計で10時間45分で、体力に多少自信あれば、1日で登山は可能だと思います。また、登山道はしっかり整備されており、歩きやすいです。
実際に金峰山と瑞牆山を縦走登山した様子(紅葉時期)
私が1日で金峰山と瑞牆山を登った様子を紹介します。
行った日は2025年11月8日(土)で、ちょうど紅葉のシーズンで多くの登山客が訪れていました。先述のように、県営無料駐車場は満車で、瑞牆山荘のスペースになんとか停めて、出発しました。

まずは金峰山に登った
最初に金峰山から登りました。
登山口を出発してから少し歩くと富士山平小屋に到着しました。ここまでの道のりは多くの登山客がいて、みんな瑞牆山を目指しているようでした。富士見平から金峰山方面へ進むと、一気に登山客が減り、静かなら山歩きとなりました。

金峰山への登山道は、ほとんど急坂がなくずっと緩やかな登りで、非常に歩きやすい道のりでした。

踏み跡が、かなりしっかりとしていました。多くの人に歩かれている登山道ということなのでしょう。

途中、大日岩という見事な外観の岩山があり、道中の見どころのひとつです。

大日岩を過ぎてしばらく進むと、突然視界が開け、山頂の五丈岩が見える素晴らしい眺めの稜線に出ました。

この稜線からは、遠く北アルプスや南アルプスの峰々を見渡す素晴らしい絶景を見ることができました。特にこの日は快晴の天気で、遠くまで見えました。

眺めの良い稜線をずっと歩いて行くと、山頂がだんだんと近くなってきました。

そして山頂直下の五丈岩に到着しました。奇岩が積み重なった、不思議な光景をしています。

山頂の標識です。山頂は360度の大展望で、どこを見ても良い景色です。

雲からちらっと見える富士山が、幻想的で良い景観でした。

八ヶ岳をバックにした、瑞牆山の姿も素晴らしかったです。

また、紅葉が素晴らしい長野県川上村あたりの集落を見下ろすことができました。ほとんどの山が紅葉で色づいており、すごい景観でした。

金峰山からさらに奥の朝日岳まで行って引き返した
金峰山の山頂からすぐに引き返して瑞牆山を目指せばいいのですが、多少時間と体力に余裕がありそうなので、朝日岳まで行ってみました。朝日岳は、金峰山と大弛峠の中間くらいの位置にあるピークです。金峰山とは違った景色が見えることを期待して行ってみました。
相変わらず傾斜が緩い、非常に歩きやすい登山道でした。

朝日岳の山頂に到着しました。360度の大展望とは行きませんが、富士山が良く見えたのが良かったです。ですが、金峰山よりは眺めがそれほどで良くないので、わざわざ歩いて見に行く必要はなかったかもしれません。。

朝日岳で富士山を堪能したら、再び金峰山と富士見平小屋を経由してからの瑞牆山を目指しました。
大日小屋とテント場に立ち寄り、様子を確認した
途中で、大日小屋に立ち寄ってみました。大日小屋は、金峰山と富士見平小屋の間にある山小屋で、今では営業していないですが、避難小屋として使えるようです。
登山道から10mほど下った少し薄暗い雰囲気のところにあり、建物はぼろぼろでなんか不気味でした。。


内部は下の写真のようになっており、ちゃんと毛布が常備されているので、寝泊りはできそうです。

小屋のそばには、ちょろちょろと流れる沢があり、これが水場だと思います。水量が少なく枯れそうですが、ペットボトルに汲めるくらいは流れていました。

確認するのを忘れましたが、ぼろぼろのトイレもあるそうです。
下の写真は、大日小屋のテント場です。石がごろごろしていますが、地面は平らに整地されているのでテントは張れるでしょう。
テント場は有料(料金不明ですが、富士見平小屋HPによると2,000円かもしれません)で、富士見平小屋で料金を払う必要があります。特に管理されている様子がないのに有料とは、ちょっともったいない感じがします。
富士見平小屋前のテント場の賑やかさを避けて、静かにテント泊したい方向けのテント場でしょう。。


富士見平小屋から瑞牆山荘へ登った
大日小屋を通過してさらに下ると、富士見平小屋に着きました。ここから瑞牆山へ向かいました。
時刻はすでに14時前なので、日が暮れる前に戻ってこれるか心配でしたが、少しペース早めで登ることにしました。金峰山、朝日岳までの往復で体も疲れていますが、登山道が歩きやすかったので、そこまで体力・気力は削られておらず、瑞牆山へ向けて進めました。

ですが、瑞牆山への登山道は、金峰山へ向かう登山道と異なり急登の連続で、結構疲れました。。急登で岩がごろごろしており、鎖場もたくさんあり、なかなかスリリングでした。
私が登っている時は、時間帯が遅いので他に登る人は数名しかおらず、続々とひっきりなしに登山者が下ってきていました。軽装の登山者も多く見かけ、さすが人気の山だなと実感しました。朝に瑞牆山へ登っていたら、渋滞に巻き込まれていたのではないかと思います。


急坂を登って山頂に到着しました。

山頂は360度の眺めでした。この時間帯は雲が多めでしたが、晴れていれば八ヶ岳、南アルプスを背景にした奇岩が綺麗に見えたと思います。


さっき登ってきた金峰山がよく見えました。

富士山も見ることができます。

山頂の景色を堪能したら、もと来た道を戻りました。急下りなので、慎重に下る必要がありました。
富士見平小屋から瑞牆山荘へ下山
富士見平小屋まで下り、これで今日3回目の富士見平小屋への到着です。ここから瑞牆山荘まで綺麗な紅葉を見ながら下山しました。

夕方なので、紅葉がさらに映えて美しかったです。

無事に16時半ごろ瑞牆山荘へ到着しました。

富士見平小屋のテント場の様子
富士見平小屋にはテント場があり、どんな様子だったか紹介しておこうと思います。
小屋前の森を整地してテント場となっていました。かなり広大なので、最大250張も張れるそうです。

ところどころにベンチや机が置いてあり、便利そうです。

下の写真はトイレです。男性用が個室1+小1、女性用が個室1しかないので、テントの張数に対して少なすぎますね。。混雑時期は困りそうです。

水場はテント場から少し下ったところにありました。

じゃんじゃんとおいしい水が出っぱなしとなっていました。
私は当初、富士見平小屋テント場で1泊しようと考えていたのですが、翌日の天気が悪そうなので、上で紹介したように1日で金峰山と瑞牆山両方を登ったわけで、いずれはここにテント泊しにこようと思います。
まとめ
金峰山と瑞牆山を1日で縦走登山するルートや登山口を解説し、実際に私が登った様子も紹介しました。
瑞牆山の方はコースタイムが短いためでしょうけど、かなり人気が高いように思いました。ただ、瑞牆山に登るなら金峰山も合わせて登りたいものです。
体力に自信あるなら、1日で金峰山と瑞牆山両方の登山に挑戦することをおすすめします。