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【八ヶ岳・阿弥陀岳北稜】冬季バリエーションルートで登頂!ロープワーク必須の雪稜登攀記録

真冬の八ヶ岳・阿弥陀岳北稜をバリエーションルートで登った

2010年1月16日から1泊2日で、八ヶ岳の阿弥陀岳北稜(標高2,805m)をバリエーションルートで登りました。15年も昔の登山記録のため、記憶を呼び起こしながら書いています。 阿弥陀岳は八ヶ岳連峰の主峰である赤岳の隣に位置する山で、冬季のバリエーションルートとして人気の高い北稜ルートは、ロープワークが必要な本格的な雪稜登攀ルートです。 この山行は、当時mixiで知り合った方に誘われて2人で行きました。私は山岳会に所属していましたが、まだ経験が浅く、ロープを扱う技術は持っていませんでした。相手の方がロープワークをリードしてくれたおかげで、なんとか登ることができました。

八ヶ岳と阿弥陀岳北稜について

八ヶ岳と阿弥陀岳

八ヶ岳は長野県と山梨県の県境に連なる山々の総称で、赤岳(標高2,899m)を主峰とする山域です。阿弥陀岳は赤岳の南に位置し、標高2,805mの独立峰として堂々とした山容を誇ります。 夏山シーズンは一般登山道から登ることができますが、冬季の阿弥陀岳北稜はバリエーションルートとなり、ロープを扱う技術と雪山登山の経験が必要です。急峻な雪稜を登るため、高度感があり技術的にも難易度の高いルートです。

登山口は八ヶ岳山荘

今回の登山口は、八ヶ岳山荘近くの駐車場です。ここから行者小屋を経由して阿弥陀岳北稜へ至るルートを選びました。

冬季でも駐車場は除雪されており、車でアクセスできます。早朝に到着して準備を整え、出発しました。

1日目:行者小屋へ向かいテント泊

樹氷が美しい登山道を歩く

初日は八ヶ岳山荘を出発し、行者小屋を目指して歩きました。天気は快晴で、青空と真っ白な雪のコントラストが美しい一日でした。

登山道沿いには、樹氷が綺麗に育っていました。木々に雪が付着して白く輝く様子は、冬の八ヶ岳ならではの絶景です。歩きながら何度も立ち止まって写真を撮りました。

樹林帯を抜けると視界が開け、遠くに阿弥陀岳の姿が見えてきました。明日あの山に登るのかと思うと、緊張と期待が入り混じった気持ちになりました。

行者小屋でテント泊

行者小屋に到着し、テント場にテントを張りました。行者小屋は八ヶ岳の中でも人気の山小屋で、冬季でも営業しており、多くの登山者が訪れます。

テント場は整地されており、雪を踏み固めてテントを設営しました。周囲には他の登山者のテントもいくつか張られており、賑やかな雰囲気でした。

夕食を済ませた後、翌日の阿弥陀岳北稜のルートを確認しながら、早めに就寝しました。明日は技術的に難しいルートなので、しっかり休んで体力を回復させる必要がありました。

2日目:阿弥陀岳北稜を登る

バリエーションルートのためロープが必要

2日目も快晴に恵まれました。早朝にテントを撤収し、行者小屋から阿弥陀岳北稜の取り付きへ向かいました。

阿弥陀岳北稜はバリエーションルートのため、ロープを扱う技術が必要です。急峻な雪稜にはいくつか核心部があり、滑落すれば大事故につながる危険な箇所もあります。

私は当時、山岳会に入っていましたが経験が浅く、ロープを扱うことはできませんでした。一緒に登った方がロープワークをリードしてくれたおかげで、安全に登ることができました。本当に感謝しています。

高度感があり震えながら登った

阿弥陀岳北稜は、1、2ヶ所ロープが必要な場面がありました。特に核心部は両側が切れ落ちており、高度感が半端ありませんでした。

足元を見下ろすと、はるか下まで斜面が続いており、恐怖で震えながら登りました。ロープを張ってもらい、慎重に一歩ずつ進んでいきました。技術的に難しいというよりも、精神的にかなり削られるルートでした。

それでも、快晴の天気と素晴らしい景色に助けられ、なんとか登り切ることができました。核心部を越えたときの達成感は忘れられません。

阿弥陀岳山頂と下山

山頂からの絶景

阿弥陀岳の山頂に到着しました。標高2,805mの山頂からは、360度の大パノラマが広がっていました。

目の前には赤岳が堂々とそびえ、その向こうには南アルプスや北アルプスの峰々が連なっていました。快晴の天気に恵まれたおかげで、遠くまで見渡すことができ、苦労して登ってきた甲斐がありました。

山頂は風が強く寒かったですが、景色を堪能してから下山を開始しました。

下山後、南沢大滝に立ち寄った

下山後、時間に余裕があったので、八ヶ岳の名所である南沢大滝に立ち寄りました。 南沢大滝は、冬になると凍結して巨大な氷瀑となることで知られています。真っ白に凍りついた滝は圧巻の迫力で、登山の締めくくりにふさわしい絶景でした。

まとめ:阿弥陀岳北稜は技術と経験が必要なバリエーションルート

真冬の阿弥陀岳北稜は、高度感があり技術的にも難しいバリエーションルートでした。ロープワークの経験がない私にとっては非常にチャレンジングな山行でしたが、経験豊富な方と一緒に登ることで、無事に登頂することができました。 2日間とも快晴に恵まれ、樹氷の美しい登山道や山頂からの絶景を堪能できたことは、忘れられない思い出です。 阿弥陀岳北稜は、雪山登山の経験とロープワークの技術が必須のルートです。単独や初心者だけでの入山は危険なので、必ず経験者と一緒に登ることをおすすめします。今振り返ると、当時の自分はかなり無謀なチャレンジをしていたなと感じますが、この経験がその後の雪山登山のスキルアップにつながりました。