Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

【アライテント】耐久性抜群の登山テント!16年間使用しても未だに現役のエアライズ2

アライテント社のエアライズ2とは?

エアライズ2は、山岳テントの老舗メーカーであるアライテント社のラインナップの中で、最も人気のあるテントです。耐久性、軽量性、機能性どれをとってもバランスが取れており、1987年に販売開始後、何度かのモデルチェンジを経て今でも販売され続けています。

エアライズ2はテント本体にフライシートを被せるダブルウォール構造で、ポールをテントに通すだけで自立する自立式テント(ペグを打ち込まなくても立ったまま)なので、設営が非常に容易です。

重量は1,550g(本体+フレーム+フライシート)、収容人数は2~3人用です。一番サイズが小さい1~2人用のエアライズ1、3~4人用のエアライズ3、4~5人用のエアライズ4もラインナップされています。

16年前にエアライズ2購入

私は趣味で登山を始めて約1年後の2019年にエアライズ2を購入し、もうかれこれ16年も使いづけています。

エアライズ2を購入したのは、当時ネットの口コミで山岳テントとして一番人気で、定番商品であったためです。今でも売れているので、その人気は今も続いていることになります。

当初、エアライズ2ではなくエアライズ1の方を購入しようかと迷ったのですが、エアライズ1の方は少し狭いので、1人でも快適に使うならエアライズ2の方が良いとの口コミがあったため、エアライズ2にしました。エアライズ1は重量1360gで、エアライズ2の方が約200g重いですが、体力でカバーすることにしました。

実際エアライズ2を一人で使うと、広々して非常に快適でした。

2009年当時のエアライズ2購入価格は4万円程度でしたが、今見たら(2024年6月)、定価で57,200円となっており、やはり時間の経過とインフレによって値上がりしていますね。。

以下、Amazonのエアライズ2購入ページです。

https://amzn.to/4cdJJzW

これまで登山のテント泊で100泊以上はしている

エアライズ2を購入して以来、私はおそらくすでに少なくとも100泊以上していると思います。

過去16年の間で、2014年から2022年までは子供が生まれたので登山頻度が一時的に減りましたが、それ以外は平均して月に1泊~2泊しているので、100泊は超えています。

テントは使用と経年によって劣化しますが、後で説明する2回の修復を経て、今でも現役バリバリに使えています。

これまで北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、秩父、那須、尾瀬、谷川連峰など、関東周辺の山々でテント泊を楽しんできました。

例えば、下の写真は南アルプスの南御室小屋のテント場です。

雪の上でもテントを張りました。ここはGWの燕山荘です。

1週間の北海道旅行でキャンプ場をめぐるときも、エアライズ2を利用しました。

普段のメンテナンスは使用後しっかり乾かすだけ

これまでよく16年間も使ってきたなと思いますが、普段のメンテナンスは、使用後にしっかり乾かす、ということだけです。使っていない時期にあえて取り出して状態確認や、メンテナンスなどはしていません。

それでも今も使えるのは、エアライズ2がしっかりした作りであるからだと思います。

グランドシートは使っていない

さらにすごいのは、私はエアライズ2使用時に一度もグランドシートを使っていないことです。

グランドシートはテント本体の下に敷くシートで、水の侵入を防いだり、本体生地の穴あきを防止したりします。

石がごろごろしたところや、硬い草が生えたところにテントを張ったこともありますが、一度も穴が開いたことはありません。

エアライズ2は軽量でありながら生地がしっかりしているので、何度使ってもテント下に穴が開くこともなく、生地がへたることもないのでしょう。

見た目の状態は悪い(シームテープ劣化)

ただし、テント本体内部の見た目の状態は悪く、シームテープ(防水素材の縫い目に使われているテープ)はぼろぼろになっており、ここからは水が侵入してくるのではないかと不安にさせられます。。

一方、テントの劣化現象と発生するべたつきはあまり感じられません。16年経ってもべたつきを感じさせないというのは、そのへんの安物テントとの違いを感じさせてくれます。

べたつきが発生すると手に負えないですが、シームテープ劣化については、張り替えたりコーティングすれば済みます。このように、後で修復可能な部分のみの劣化だけで済んでいるところが、このテントの耐久性を物語っていると思います。

下の画像は、本体のシームテープ部です。大雨ので地面が濡れたなら、恐らく水が侵入してくると思います。。ですが、いつも天気予報をしっかり確認し、雨が降るときは登山しないので、特に問題ありません。最近一度だけ夜中に雨に降られ、水が入ってき始めているな、と感づいたことはあります・・。

フライシートのシームテープも同様にぼろぼろです。こちらは後述しますが一度修復のためにシームコート(防水液)を塗っています。

2度の修復を実施

私はこれまでエアライズ2を2度ほど修復(交換)しました。

フレーム交換

一度目はフレームの交換です。

テントをたたむ際、中のゴミを外に出そうと持ち上げた際、変な力が加わってしまい、下の写真のようにフレームの一部が破損しました。

このような場合のために、もともと購入時に補修用チューブが付属しており、それを利用して使用継続していましたが、どうも心配だったので、新しくフレームを購入しました(約6,000円)。

下の写真が、購入したフレーム単体ですが、テント購入時からモデルチェンジされて、よりしっかりした素材のフレーム(スカンジウムフレーム)となっていました。

フライシートへシームコート塗布、撥水剤塗布

二度目の修復は、フライシートに対するシームコート塗布と撥水剤塗布です。

テントをしばらく使わない時期があり、久々に使って雨に降られた際、どうもフライシートを伝ってテント本体が濡れている感じがありました。

そこで、フライシートの買い替えを検討しましたが、シームテープ部に対してはシームコート塗布し、フライシート全体に撥水剤を塗れば、蘇るのではないかと考え、実行に移しました。

フライシートを買うと15,400円、撥水剤1,760円とシームコート2本(=600円x2)で2960円なので、フライシートを買うより安上がりだと判断しました。

下の写真は私が購入したアライテントの撥水剤です。使っているテントと同じメーカのものなので、安心して使うことができました。作業は多少面倒でしたが、これ1本の8割くらいを使ってフライシート全体を塗ることができました。

シームテープが塗られた縫い目部については、上の写真のぼろぼろとなったシームテープの上から、アライテント製のシームコート(20g)を2本近く使って塗りました。ぼろぼろとなったシームテープは剥がして綺麗にするのが難しく(綺麗に剥がせれば新たなシームテープを貼れる)、結局上からシームコートを塗る方法をとりました。

上記の対策を行った結果、雨をちゃんとはじくようになったので、効果ありました。フライシートが復活しました。

エアライズ2の耐久性は抜群と言える

二度の修復はしましたが、テントを買い替えることなく継続して16年も使えているので、やはりエアライズ2の耐久性が優れているからだと言えると思います。

買ったときは、もってせいぜい10年だろうと考えていましたが、ここまで耐久性があるのはやはり職人気質のアライテント社のものづくりだからこそなせる業だと思います。

今後も使い続ける

これまで16年間使ってきたエアライズ2ですが、今後もしばらく使い続けようと思います。

悪天候は避ける

ただ、すでに縫い目がぼろぼろなので、やはり大雨や暴風雨などには耐えられる自信がないので、よくよく天気予報を確認したうえでテント泊登山へ出かけるようにしようと思います。

グランドシート使用でさらに長く使えそう

あと、仮に大雨に降られたとしても、グランドシートを敷いておけば、雨の侵入を防ぐことができると思います。

これまでグランドシートは使ってこなかったですが、下のリンクのように5,000円程度買えるので、そこまで高額ではありません。

https://amzn.to/4aXaJTn

もし次の機会に雨に降られて浸水の危険を感じたら、グランドシートを導入しようと思います。

まとめ

山岳テントのエアライズ2について、私がこれまで16年間使ってきた中で、どれだけ耐久性があるかを説明しました。

耐久性は、過酷な状況で使う山岳テントを選ぶ際にとても重要な要素です。耐久性抜群のエアライズ2は、テント泊登山が初めてでもそうではなくても、是非ともおすすめしたいテントと言えます。