
1日で磐梯山と猫魔ヶ岳の両方を登山した
磐梯山は福島県猪苗代湖の北側にある、標高1,816mの日本百名山です。
猪苗代湖側から見ると穏やかな山容ですが、裏側から見ると、昔火山として噴火した際に崩壊した荒々しい山容を見られるのが特徴です。
下の写真は裏磐梯に位置する五色沼から見た磐梯山で、双耳峰となっており、左が櫛ヶ峰、右が磐梯山山頂です。冒頭の写真は磐梯山で穏やかな山容ですが、裏磐梯の下の写真は山肌が荒々しくなっているのが分かると思います。

磐梯山の隣には標高1,403mの猫魔ヶ岳があり、ブナ林の登山道が美しく、山頂からは磐梯山の雄姿を見ることができます。また、ニッコウキスゲの群生が見られることで有名な雄国沼の眺望も見どころです。
磐梯町から北へ行ったところにある八方台駐車場は、磐梯山と猫魔ヶ岳両方の登山口となっています。いずれの山も比較的短時間で登山できるので、体力があれば1日で両方の登山することも可能です。
私は2025年9月23日(火)に日帰りで磐梯山と猫魔ヶ岳両方の山の登山をしました。私が歩いたルートの標準コースタイムは合計6時間半ですが、標準より少し早い方なので、朝5時ごろ出発して10時過ぎには下山できていました。
磐梯山の方が日本百名山で圧倒的に登山者が多い一方で、猫魔ヶ岳は閑散としていましたが、いずれの山も非常に良い山で、綺麗な景色をたくさん見ることができました。
本記事では、八方台駐車場の行き方、1日で磐梯山と猫魔ヶ岳の両方を登山した様子、登山中に見られた綺麗な景色を紹介したいと思います。
磐梯山と猫魔ヶ岳両方の登山口となる八方台駐車場の行き方と様子
磐梯山と猫魔ヶ岳両方で共通の登山口が、八方台駐車場となります。この駐車場を利用することで、1日で2つの山を楽しめることができます。
駐車場は以下の地図の場所にあります。最寄りの高速ICは磐梯河東ICで、約17kmとアクセスが良いです。
駐車場にはちゃんとトイレも併設されており、さらに休憩所(東屋)までありました。

駐車台数は多いがすぐ満車になる
ただ気を付けなくてはならないのが、八方台駐車場は便利でアクセスが良いため、すぐ満車になってしまうことです。
上の地図の駐車場が満車の場合は、下の地図のように八方台第2駐車場やこがね平駐車場を利用します。それぞれの駐車場の収容台数は以下です。
- 八方台駐車場:70台
- 八方台駐車場:50台
- こがね平駐車場:80台
引用元:福島県
収容台数は結構あると思うのですが、私が行ったときは第2駐車場まで満車で、下山した時は駐車スペースの空き待ちの車がたくさんいました。

この駐車場の奥に下の写真のように猫魔ヶ岳の登山口があるのですが、ぬかるんだ小道までびっしり車が停まっていました。猫魔ヶ岳にはほとんど登山者はいなかったので、やはり磐梯山に登りたい人が多いのでしょう。さすが百名山です。

私は八方台駐車場で車中泊していたのでわかるのですが、朝5時ごろに続々と車がきていたので、それくらい早めの到着が望ましいでしょう。
電波は届かない
なお、八方台駐車場では私のスマホのdocomo電波はまったく入りませんでした。この駐車場で車中泊したのですが、翌日の天気を調べようにもスマホが使えず不便だったので注意が必要です。
磐梯山と猫魔ヶ岳を登山した様子
私が磐梯山と猫魔ヶ岳両方の山を登った様子を紹介したいと思います。
八方台駐車場からの磐梯山/猫魔ヶ岳登山ルート、標準コースタイム
八方台駐車場から磐梯山と猫魔ヶ岳を登山するルートは以下になります。私が行った時は、雄国沼を見るため猫魔ヶ岳から少しだけ足を延ばして猫石まで行っており、地図上のルートにも表現しています。
上の標高図のように、磐梯山の方が標高も高く、登山距離も長いです。猫魔ヶ岳の方が手軽に登山可能であることがよく分かると思います。
このルートの標準コースタイムは以下です。
- 八方台駐車場~磐梯山:2時間10分
- 磐梯山~八方台駐車場:1時間50分
- 八方台駐車場~猫魔が岳:1時間
- 猫魔ヶ岳~八方台駐車場:50分
- 猫魔ヶ岳から猫石往復:40分
私が登山した当日のスケジュールは以下のような感じでした。
5:00~ 磐梯山登山開始
7:50~ 磐梯山下山、猫魔ヶ岳登山開始
10:00 猫魔ヶ岳下山
前日安達太良山に登った後八方台駐車場で車中泊しており、早朝5時に出発することができました。私が磐梯山を下山している頃には、大勢の登山者が登ってきていました。
まずは磐梯山を登山
磐梯山は朝5時の暗い時間に、ヘッドライトで照らしながら歩きました。百名山で登山道はよく整備されており、歩きやすくて問題ありませんでした。ただ、中の湯という昔の温泉跡地があって、そこから山頂方面へ向かう道をみつけるのが大変でした。。他の登山者の方がみつけてくれました。
空が明るくなるころには、弘法清水小屋に到着していました。ちょうど売店の営業開始したところでした。ここは山頂直下なのですが、ありがたいことに水場があり、登ってきて疲れた体を冷たい水が癒してくれます。


弘法清水小屋から少し登ると山頂に到着しました。山頂は360度の文句ない絶景で素晴らしかったです。さすが人気の山だけあります。



山頂から見える360度の大展望で特に目を引くのが猪苗代湖です。
下の写真のように大きな猪苗代湖と街並みの全景を見ることができ、大迫力の景観です。山の頂上から湖を見下ろす風景で、ここまで迫力のあるものはなかなかないと思います。山頂から湖までの距離が近いので余計に迫力を感じるのかもしれません。


下の写真は、磐梯山の一部である櫛ヶ峰だと思います。昔火山だったようで、荒々しい姿をしています。登山地図によると、登山はできないようです。

下の写真は裏磐梯の桧原湖、小野川湖、秋元湖と、吾妻連峰方面だと思います。

山頂の絶景を堪能した後はもときた道を戻りました。
登るときは素通りしたのですが、"お花畑 0.2km"と案内板の方へ行ってみると、下の写真のように、磐梯山を綺麗に見上げる風景を見ることができました。お花の方は、残念ながら時期的にほとんどありませんでした。

下の写真は中の湯温泉の跡です。旅館が廃墟と化していますが、温泉と思われるお湯が沸いており、硫黄の匂いもしました。

登山道は下の写真のようによく整備されていました。続々と登山者が登ってきており、この山が人気であるのが実感できました。短時間の登山で山頂からの絶景を味わえるので人気なのでしょう。


登山口まで戻りました。

八方台駐車場はすでに満車で空きスペースが見当たらない状態となっていました。。朝出発する時点ではまばらだったのが、ここまで増えるとは思っていませんでした。。

猫魔ヶ岳は五色沼も見えて大満足
磐梯山下山後そのまま猫魔ヶ岳へ向かいました。登山口は駐車場の奥にありました。
登り始めてすぐに綺麗なブナ林の道となります。ブナが整然と並んだ登山道は本当に美しく、登山口からすぐ行けるので是非おすすめです。
磐梯山に比べると登山者の数はぐっと減り、ほとんど他に歩いている人を見かけませんでした。気持ちの良い登山道を静かに歩くことができました。


猫魔ヶ岳は八方台駐車場から標高差200mあがるだけなので、すぐに登頂できます。あっという間に山頂につきました。
山頂からの眺めは、磐梯山と同様に360度の大展望です。磐梯山が目の前に見え、猪苗代湖や吾妻連峰も見えました。
駐車場から約1時間あれば山頂まで登れるこの手軽さで、磐梯山に引けを取らない景色が見られるのは、すごくお得感があると思います。




猫魔ヶ岳の山頂から少し足を延ばして、ニッコウキスゲの群生の景観が有名な、雄国沼を見下ろせる"猫石"というスポットへ行きました。猫魔ヶ岳へ登るなら、猫石も行った方がよいでしょう。
下の写真が猫石ですが、猫の形に見えるからこのように名付けられたのでしょう。


猫石からは下の写真のように、雄国沼の素晴らしい景観を遠望できました。神秘的な雰囲気があり、見とれてしまいました。
なお、猫石からいったん下って雄国沼を周回する登山道もあるのですが、すでに疲れていたので行きませんでした。まだ雄国沼周辺を歩いたことないので、6月頃のニッコウキスゲが咲く時期にいずれ行ってみようと思います。


猫石からは来た道を戻って下山しました。

おまけ:幻の滝に立ち寄る
八方台駐車場から猪苗代湖方面へ下って帰る途中に、幻の滝というスポットがあったので立ち寄りました。幻の滝というネーミングに惹かれました。
下の写真のように駐車スペースが整備されており、ここから道路向かいの小道へ入り、徒歩5分程度でたどり着けます。

これが幻の滝です。残念ながら、名称から期待されるほど見応えのあるものではない印象でした。。調べてみると、幻の滝というのは、地元の人でも知らない、という意味で、遊歩道と駐車場が整備されるまでは、知っている人が少なかっただけとのことです。

水量が少なく迫力はないですが、木々に囲まれた神秘的な雰囲気が良かったです。雪解けの4月下旬は水量が多くなるそうです。

まとめ
福島県の磐梯山と猫魔ヶ岳を1日で両方登山したので、アクセス方法や駐車場、登山した様子を紹介しました。
いずれの山も手軽に登ることができるうえに、眺望が素晴らしく、どなたにでもおすすめしたい山です。子連れの家族の登山者も多く見かけられたので、登山難易度も高くないと言えるでしょう。
なお、登山口となる八方台駐車場は割と広いですが、週末などは混雑するので、できるだけ5~6時など朝早い時間に到着することをおすすめします。
