
南アルプス・鳳凰三山のドンドコ沢にある4つの美しい滝
南アルプスの鳳凰三山へ続く登山ルートに、ドンドコ沢という登山道があります。
ドンドコ沢は沢沿いに作られた登山道ですが、特徴的なのが、大きく豪快で美しい滝を4つも見られることです。
ドンドコ沢登山道で美しい滝を4つも見て、さらに鳳凰三山の絶景を見ることで、二重に景色を楽しめることとなります。
私は2025年11月2日に鳳凰三山を縦走して綺麗な景色を充分堪能して、ドンドコ沢登山道を下山しました。この時ドンドコ沢の4つの滝を見て、とても得した気分になりました。特に私が行った日は紅葉がまだ残っており、さらに美しく見えました。
上りと下りの登山道は、ただ樹林帯の中をひたらすら歩くだけのことが多いですが、ドンドコ沢は絶景の滝まで楽しませてくれるので、素晴らしい体験ができると思います。

本記事では、ドンドコ沢の行き方、登山ルートを解説し、私が行ったときの写真も紹介したいと思います。
ドンドコ沢の行き方
ドンドコ沢への行き方(車利用)を以下に解説します。
登山口は青木鉱泉
ドンドコ沢は山梨県韮崎市にあり、青木鉱泉から出発します。青木鉱泉は下の地図のように、韮崎ICから約22km/30分の所にあります。青木鉱泉まで林道を走る必要があり、道があまり良くないそうです。。
私は青木鉱泉近くの御座石温泉の登山口から登ったのですが、そっちへ行く道も細いし、未舗装の砂利道があって、かなり走りづらかったです。。
なお、青木鉱泉の駐車は有料となっており、2025年現在、駐車料金1日800円(1泊であれば1,600円)とのことです。
ドンドコ沢の登山ルート
ドンドコ沢で4つの滝を見るための登山ルート図を以下に示します。4つの滝は、南精進ヶ滝、鳳凰滝、白糸ノ滝、最後に五色ノ滝となります。
登山道は沢のすぐそばを歩くわけではなく、沢の近くの斜面を歩く感じなので、登山道からすぐ滝が見えるわけではありません。南精進ヶ滝以外の3つの滝は、登山道から沢の近くまで少し歩いて行く必要があります。
なお、ドンドコ沢は急坂が多く、一応本格的な登山道なので、運動靴とかではなく、ちゃんとした登山靴をはじめ、登山用装備で歩いた方がよいでしょう。
この登山道(青木鉱泉から五色滝までの往復)の標準コースタイムは以下のようになっています。
上り:4時間10分
下り:3時間
ドンドコ沢の4つの滝を実際に行って撮った写真を紹介
以下に、ドンドコ沢の4つの滝の様子と写真を紹介したいと思います。
1. 南精進ヶ滝(落差50m)
南精進ヶ滝は、登山道沿いからすぐ眺めることができる滝です。
落差50mもあるので、大きくて豪快な滝でした。中間位置に滝つぼがあって、そこからさらに下方も滝となっていますが、登山道からは下部が見えないのが残念でした。。
なお、ここは南精進ヶ滝ですが、青木鉱泉から車で約11kmのところには北精進ヶ滝があり、そこは渓谷沿いの遊歩道を歩いて行けるようになっており、日本の滝100選のうちの1つでもあります。

2. 鳳凰の滝(落差40m)
鳳凰の滝は、あとで解説しますが、登山道から往復で30分程度かかる、なかなかアクセスが大変な滝です。
ただ、下の写真のように両サイドから水が流れ落ちており、なんとも神秘的な滝なので、見る価値あると思います。滝と周囲の岩肌と木々の風景がマッチしていて美しいです。訪れる方はそこまで多くないかもしれませんが、時間と体力があるなら、行ってみるのをおすすめします。

3. 白糸滝(落差30m)
白糸滝は、登山道から10mほど沢側へ歩いたところから見ることができ、アクセスしやすいです。ただ木々に隠れて、全容を見ることはできません。。
チラ見えする滝はなんともじれったいですが、滝の音と周囲の木々の風景とのコラボで雰囲気は非常に良かったです。登山道からすぐ見ることができるので、行ってみるとよいでしょう。

4. 五色滝(落差70m)
五色滝は、登山道から約10分ほど沢側へ下ったところにあります。4つの滝の中で一番最後にあり、落差も最大で、最も近くまで寄って鑑賞できるので、この滝は是非とも訪れた方が良いと思います。
水しぶきを浴びるくらい滝つぼに近づくことができます。こんな大きな滝を間近でみることができるスポットはあまりないと思われ、貴重な滝なのでおすすめです。

ドンドコ沢の登山道の様子
私が2025年11月2日に歩いた時のドンドコ沢登山道の様子を紹介しようと思います。
※鳳凰小屋から下山するときにドンドコ沢登山道を歩いたのですが、青木鉱泉から登ったときの表現となるよう、写真の順番を逆の時系列に入れ替えました。
青木鉱泉~南精進ヶ滝
出発点は青木鉱泉の駐車場です。約100台収容可能とのことです。

青木鉱泉を出発したらドンドコ沢にある堰堤を見ながら、舗装道から登山道へ入っていきます。

登山道は下の写真のような感じになっています。木々の間を縫うように歩くので道が分かりづらいのですが、赤ペンキやピンクテープの目印を細かい間隔でつけてくれているので、よく見ながら歩けば問題ありません。

急な斜面を歩きますが、傾斜がきつい場所はロープを張ってくれています。

小さな支流を渡りながら進みます。下の写真のようにピンクテープがたくさんつけられており、安心です。

南精進ヶ滝に到着します。

南精進ヶ滝は、登山道から覗き込むように見ることができますが、遠くから見るだけで、滝つぼ近くまでは行けないようです。

鳳凰の滝
南精進ヶ滝から少し進むと、鳳凰の滝の案内板に到着します。ですが、下の写真の案内板に書いてあるように、往復30分程度かかる道のりで、体力と時間に余裕ある方のみ行ってみてくださいとのことです。。
個人的には、鳳凰の滝は素晴らしかったので行った方が良いと思いました。

案内板から先の登山道は以下のようになっており、通常の登山道に比べて歩きにくく、少し道が分かりにくいと思います。ピンクテープを見失わないよう、注意深く進む必要があります。


鳳凰の滝は下の写真のように、沢の上部の奥まったところで、2方向から流れ落ちるようになっています。なんとも神秘的な光景で、往復30分かけて行く価値があると思いました。

鳳凰の滝~白糸滝
鳳凰の滝から通常の登山道へ戻り、さらに歩を進めます。
ところどころ、下の写真のような小さな沢に出くわすので、気にしなければ飲み水として利用できます。

しばらく急な登りが続きます。


そして白糸滝へ到着します。

白糸滝は登山道から10mくらい入ったところから見えますが、遠景でしかも木々が邪魔で全容をつかむことはできませんでした。近くまで行きたいですが、そのような道は見当たりませんでした。
ちらっと見えた様子から、白糸滝が美しい滝であることは分かりました。あと、紅葉した周囲の木々と滝がマッチして綺麗な景観であったのが良かったです。

白糸滝~五色滝
白糸滝からさらに登ると、五色滝に到着します。

五色滝は登山道から少し下ったところにありました。ラスボスって感じの非常に見事な滝です。落差70mもあるそうで、大迫力で見とれてしまいます。

滝つぼ近くまで行けるので、下から見上げるように滝を見ることができます。

4つの滝の中で、近くで見れて迫力あって美しさもあり、やはり五色滝が一番良かったかなと思います。
4つの滝はここまでで、滝だけ見るのであればここで引き返すことになります。登山道はかなり急なので、慎重に下山する必要あります。
五色滝~鳳凰小屋~地蔵岳
五色滝から先の登山道も少し紹介しておきます。
五色滝から樹林帯を歩き、その後ドンドコ沢上部の涸れ沢を歩くと、鳳凰小屋に到着します。


下の写真が鳳凰小屋とテント場です。

鳳凰小屋からさらに登って行くと、絶景の地蔵岳を見ることができます。

まとめ
南アルプス鳳凰三山へ登る登山道にあるドンドコ沢で見られる4つの滝について、アクセス方法、滝と登山道の様子を写真で紹介しました。
鳳凰三山が素晴らしい絶景なのはもちろんですが、そこへ行くために登山道で4つも綺麗な滝が見られるとは、鳳凰三山登山はかなり贅沢に楽しめる登山ルートと言えます。
ドンドコ沢の4つの滝を見に行くだけでも十分行く価値あると思うので、登山装備は必要となりますが、紅葉の時期を狙って訪れてみることをおすすめします。