Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

【ブログ】鳳凰小屋でテント泊して鳳凰三山を縦走した様子と感想

鳳凰小屋テント泊で人気の南アルプス鳳凰三山を縦走

南アルプスにある鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳の総称)は、南アルプスの数ある縦走ルートの中でも、最もアクセスが良くてルートが短くて歩きやすく、多くの登山者に人気のコースとなっています。

縦走路から見える景色は、周囲の南アルプスの多くの高峰を見渡せる最高の眺望です。素晴らしい山なので日本百名山にも指定されています。

鳳凰三山エリアには南御室小屋、鳳凰小屋、薬師岳小屋もあり、いずれも食事ありの宿泊が可能で、南御室小屋と鳳凰小屋はテント場もあります。

11月の紅葉時期に鳳凰小屋でテント泊

私は2025年11月1日から1泊で、鳳凰小屋でテント泊をして鳳凰三山を縦走しました。ちょうど中腹から山頂付近の紅葉が綺麗な時で、天気も良くて素晴らしい景色をたくさん見ることができました。

鳳凰小屋は鳳凰三山を縦走するのにちょうど良いロケーションに位置しており、本館は建替工事をしてリニューアルオープンしたばかりで、多くの登山客が訪れていました。寒いにも関わらず、テント場は超満員の状態でした。

本記事では、鳳凰小屋のテント場に泊まった様子と、紅葉の鳳凰三山を縦走した様子を紹介したいと思います。

鳳凰小屋のテント場解説と私が泊まった様子

鳳凰三山エリアには3つの山小屋がありますが、登山口からのアクセスと鳳凰三山へのアクセスを考えると、鳳凰小屋が一番ちょうど良い場所に位置していると思います。

ふもとにある青木鉱泉と御座石温泉のいずれの温泉からも登山道で鳳凰小屋へ行くことができ、特に、青木鉱泉から4つの綺麗な滝を見られるドンドコ沢登山道を経由してアクセスするのがおすすめです。私はこれまで2度ドンドコ沢を歩いたことがありますが、ここで見られる4つの滝は本当美しいと思います(写真は五色滝)。

また、小屋から出発して地蔵岳、観音岳、薬師岳の3つを標準コースタイム約5時間で縦走して戻ってくることができます。ちょうど良い距離感で、登山初心者にもすすめられる縦走ルートです。

今回私は、御座石温泉の駐車場から出発して鳳凰小屋にテントを張って鳳凰三山を縦走し、ドンドコ沢経由で青木鉱泉へ下山後に御座石温泉へ戻るというルートをたどりました。鳳凰小屋でテント泊した様子を以下に紹介したいと思います。

鳳凰小屋のテント場基本情報

鳳凰小屋のテント場基本情報は以下の通りです。

  • 料金:1泊1人2,000円
  • 開設期間:4月末~11月上旬、年末年始
  • 水場:あり
  • トイレ:あり
  • 張数:30張
  • 予約の要否:指定日のみ予約制(電話)
  • docomo電波:docomoでアンテナ1本だけでした。Xの文字情報くらいなら読み込める程度の弱さでした。。

指定日のみ予約が必要となっていますが、HPで確認すると5月~10月の週末はほぼ予約が必要となっていますね。下で説明しますが、人気がある割にテントサイトはそこまで広くないので仕方ないですね。。

私が行った11月1日は紅葉が終わって寒くなった時期とのことで、予約不要でした(実際は紅葉最盛期に思えましたが。。)

テントサイトは少し狭い。。

テントサイトは下の写真のように、山小屋そばの平らな敷地にあります。この広場はあまり広くなく、10張くらいで、すでに隣のテントとの間隔が近いと感じてしまうくらいになってしまうと思います。利用者の多さに対して狭めなので、プライベート感はあまりないでしょう・・。

ただし広場の奥の方に一段あがった場所にもスペースがあり、そこにテントを張ることもできます。私は鳳凰小屋テント場の到着が一番乗りだったので、ありがたくこの一等地に張らせてもらいました。オレンジ色のテントが私のテントです。

なお、さらにもう1段上がった場所にもスペースがあり、2~3張はいけます。写真では黄緑色のテントが張ってある場所です。

テント場からの眺望ですが、樹林帯に囲まれているため、残念ながら周囲の山々はあまり見えませんでした。

午後にはテント場は超満員

下の写真は私がテント場に到着した時(朝10時過ぎ)のものです。誰も張っている人がおらず、今日は貸切かなと思っていました。

しかし私が地蔵岳へ登ってテント場へ戻ってきたときには、多くのテントが張られていました。この後にもまだ人が来て、結局張るスペースがないくらいまでの超満員となりました。。この日はテント泊が予約不要の日であり、3連休の初日で紅葉の時期でもあり、テント泊する人が殺到したのでしょう。。

夜はいびきや足音が頻繁に聞こえ、残念ながら深く眠ることはできませんでした。

食事は毎度お決まりのメニューで、夜ごはんはレトルトパスタ、朝ごはんは棒ラーメンを食べました。朝は周りの足音や物音がうるさく、2時半には目が覚めて3時くらいの早い朝食となりました。

トイレ

下の写真がトイレで、洋式便座タイプで4か所ほどありました。清潔に保たれていますが、さすがに少し臭いはしました。。

水場

下の写真は水場です。ここは冷たい水がじゃんじゃん出っぱなしとなっており、最高でした。南アルプスの水はおいしいイメージですが、ここの水もうまかったです。

紅葉時期の鳳凰三山を縦走した様子

今回の登山では鳳凰三山を2日かけてめぐりました。初日は地蔵岳、2日目に観音岳と薬師岳を歩きました。初日は地蔵岳から甲斐駒ヶ岳へ向かって伸びる早川尾根を少し歩いて、高嶺という見晴らしが良いピークまで足を延ばしてみました。

1日目に地蔵岳と高嶺を登った様子

御座石温泉を出発して鳳凰小屋に到着してテントを張って一息をついた後は、地蔵岳と高嶺へ行きました。

鳳凰小屋から地蔵岳は、標準コースタイム1時間20分で行くことができ、ほどよい距離感ですが、山頂直前には少しきつい登りがあります。

下の写真のように、右上にオベリスクという奇妙な形を岩の塊を見ながら上がっていきます。岩の形は奇妙ですが美しく、開放的な雰囲気で気持ちの良い登りでした。

振り返ると、韮崎市あたりの街が見え、鳳凰三山の稜線の奥には富士山がちらっと見えました。

オベリスクの直下に到着しました。地蔵岳というだけあって、お地蔵さんがたくさん祀ってありました。紅葉の木とベストマッチした風景でした。

下の写真がオベリスクですが、一番てっぺんまで行くのは難しいですが、途中までは行くことができそうなので登ってみました。

登ってみると、奥に甲斐駒ヶ岳が綺麗に見えました。甲斐駒ヶ岳はやはり山容が格好良いです。

反対側には鳳凰三山の稜線と北岳が見えて、素晴らしい景観でした。

オベリスクから降りてきて、地蔵岳山頂の標識がある、賽の河原というところに到着しました。

ここにはさらにたくさんのお地蔵さんが祀っており、圧巻の光景でした。

賽の河原から少し登ると、赤抜き沢ノ頭という、これまた眺めが良いスポットに到着しました。ここから、甲斐駒ヶ岳へ続く早川尾根という稜線を歩いて高嶺へ向かいます。

早川尾根からはどこを見ても絶景ばかりでした!こんな綺麗な景色が見られるのは、なんて贅沢だと思いながら、歩を進めました。

下の写真は左が甲斐駒ヶ岳、右の方に雲がかかった八ヶ岳が見えました。

下の写真は、鳳凰三山の稜線と富士山です。

下の写真は、地蔵岳を含んだ鳳凰三山の稜線です。

そして高嶺に到着しました。ここは目の前に日本第2の高峰、北岳を目の前にどーんと見ることができました。

この先もずっと稜線が続いていますが、戻ってくるのが大変になるので鳳凰小屋のテント場へ向けて引き返しました。

縦走路の黄葉が素晴らしかった

私が行ったのは11月1日で、鳳凰三山の紅葉はすでに終わっていると思いましたが、むしろ真っ盛りだと思いました。特に縦走路にある木々は紅葉というより黄色く色づいた黄葉となっており、それが奇岩とよく合っており、素晴らしい景観を見せてくれました。

また、稜線から見下ろした山の斜面に広がる紅葉も素晴らしかったです。

2日目に鳳凰小屋から観音岳と薬師岳まで往復

2日目は早朝5時半くらいに鳳凰小屋を出発して、観音岳を経由して薬師岳まで縦走した後、鳳凰小屋へ戻りました。

明るくなったころ、地蔵岳が赤くなっていて綺麗でした。

縦走路からは、富士山を背景にして韮崎の街並みが朝日で光る素晴らしい景観を見ることができました。

観音岳にあっという間に到着しました。鳳凰小屋から標準コースタイム1時間20分と、地蔵岳と同様にほどよい距離です。鳳凰三山は短い距離で縦走できる割に、景色が素晴らしいので、北アルプスや南アルプスの他の山域と比べて、お得感があります。

観音岳まで歩いてきた稜線を振り返ると、甲斐駒ヶ岳が遠くに見えました。

早朝で雲多めなので写真映りはあんまり良くないですが、南方面を見ると、ずっと奥まで続く南アルプスの連なる山々が本当に綺麗でした。

観音岳から少し歩くと薬師岳に到着しました。目の前に北岳が見える素晴らしいロケーションです。

薬師岳からは来た道を歩き、鳳凰小屋へ戻りました。だんだん空が明るくなっていく中で、景色の見え方が変わっていく様子を楽しめました。

遠くの八ヶ岳を背景にした鳳凰三山の稜線の風景は素晴らしかったです。

鳳凰小屋のテント場に戻ってテントをたたみ、ドンドコ沢経由で下山しました。

ドンドコ沢を下山

行きは御座石温泉から登ったのですが、帰りは違う道を歩きたくて、ドンドコ沢経由で青木鉱泉へ下山しました。

このルートでは4つの滝を見られるのが特徴ですが、紅葉と相まって素晴らしい景観を見せてくれました。

下の写真は、4つの滝のうちの1つの白糸滝です。紅葉の木々の合間から見える豪快な滝でした。

まとめ

鳳凰小屋のテント場に泊まって、南アルプスの鳳凰三山を縦走したので、テント場の設備や様子を解説し、鳳凰三山を縦走した様子も紹介しました。

鳳凰三山はコンパクトにまとまっている割に縦走路から見える景色が本当に素晴らしく、体力にあまり自信がなくても、縦走に取り組みやすいと思います。特に紅葉の時期はさらに素晴らしく、心に残る風景の連続で是非おすすめです。

また、鳳凰三山を縦走する際は、鳳凰小屋を拠点とすることで、鳳凰三山のどの山もほどよい距離で登りやすいと思います。御座石温泉、青木鉱泉いずれの登山口から登っても歩きやすい道と距離感で鳳凰小屋へ行くことができ、テント泊もおすすめです。