おたる自然の村はどんなキャンプ場?
おたる自然の村は、北海道小樽市の天狗山にあるキャンプ場です。
天狗山は、小樽市の市街地を見下ろすように市の南西部に位置しており、市街地からわずか10数分でアクセスできます。展望台やスキー場があるため、市民や観光客のリゾート地として親しまれています。
そんな天狗山にある"おたる自然の村"は、小樽市の市街地から手軽にアクセス可能でありながら、自然をたくさん感じられる、おすすめキャンプ場です。
家族で北海道旅行中にキャンプ場を利用
私は、3歳の娘、妻とともに北海道旅行をした際に、おたる自然の村のキャンプ場を利用しました。利用したのは、2019年6月25日(火)~26日(水)です。
平日だったので他にキャンパーは2組だけでしたが、他に、林間学校で小学5年生の団体が敷地内にある施設の"おこばち山荘"に宿泊していました。
この記事では、おたる自然の村でキャンプしたときの様子や感想、施設・サービス概要を紹介したいと思います。
おたる自然の村はどこにある?
おたる自然の村は、北海道小樽市の南西部にある天狗山の中腹に位置しています。地図上では以下の印をつけた場所にあります。
キャンプ場は、小樽市の市街地から近いところに位置しています。例えば、小樽駅とこのキャンプ場の距離と車での所要時間をグーグルマップで調べると、7.4kmで18分となっており、車があれば容易にアクセス可能です。
おたる自然の村の設備・サービス
おたる自然の村の設備・サービスを以下にまとめます。
以下のような、少しわかりにくい敷地内マップがあったので参考にしてください。
チェックインからテント設営までの流れ
キャンプ場の受付は、おこばち山荘という管理棟兼宿泊施設で行います。チェックイン完了後、駐車場近くにあるリヤカーを使って、テントサイトまで(200mくらい?)荷物を運び、好きな場所にテントを張るという流れです。
おこばち山荘
おこばち山荘は、キャンプ場受付だけでなく、宿泊設備、食堂、風呂、研修室も兼ね備えた施設です。私が行ったときは、小樽市の小学5年生の団体が林間学校のような行事で泊まっており、わいわい楽しそうにしていました。
22時まで受付可能
ここの受付は夜の22時までやっているようで、その時間まで当日のチェックインが可能です。
もしフェリーでキャンプ道具を積んで関東から小樽へ行き、夜遅く小樽港に到着した場合に、このキャンプ場を利用すると良さそうです。ネットの口コミを見ると、実際フェリーで小樽到着後に利用する人は結構いるようです。
日帰り入浴はAM11:00~PM3:00まで・・
おこばち山荘では、ありがたいことに日帰り入浴(大人200円、小人100円)できます。しかしこれが使い勝手悪いことに、朝11時から昼3時までだけなのです。夜は宿泊者専用のためと、職員が説明していました。もし1泊しかしないのなら、チェックアウト後に11時まで待つ必要ありそうです・・。
私も当初使おうと考えていたのですが、こんな中途半端な時間に、ここに留まるわけにいかないため、断念しました。。
自然あふれる林間のテントサイト
このキャンプ場のテントサイトは、下の写真のように、常設テント、バンガローが点在する林間のどこにでもテントを張れます。空いたスペースがあればどこでも張れるので、好きな場所を選べます。エリアは広大なので、満員になることはなかなかないのではないかと思われます。
緑豊かで、市街地から少し離れるだけでこんなに深い森を味わえる、なかなか良いキャンプ場です。
テントサイトは林間のため、ガや蚊などの虫がかなり多かったです。蚊取り線香を持っていたのである程度防ぐことはできましたが。。
リヤカーを借りて荷物を運ぶ必要あり
テントサイトの難点として、車の乗り入れ不可なうえ、駐車場からテントサイトまでの200mくらいを、リヤカーで荷物を運ぶ必要あることです。しかも運んだ後は元の場所にリヤカーを戻す必要あります。
撤収の際も、リヤカーを取りに行って、再び駐車場へ向かいました。
リヤカーは大きめの作りなので1往復で済みましたが、坂道もあって結構大変でした。。
下の写真は、駐車場隣にあるリヤカー置き場です。私が行ったときは平日だったので、リヤカーは常に使える状態でした。
リヤカー置き場の隣に駐車場があります。
トイレ
下の写真は、テントサイトにあるトイレです。立派な建物で、中も清潔に保たれています。洋式の便座もあって快適です。
このトイレのそばにはテントを張るスペースがあり、我が家はそこにテントを建てました。このトイレには、トイレだけでなく炊事場として使える水道もあったので、非常に便利でした。
炊事場
下の写真は炊事場です。我が家はトイレにある炊事場を使ったので、これは利用していないですが、机もあって立派な作りです。
小学生が林間学校の炊事場として使っていたのですが、確かに団体でも対応できるしっかりした設備だと感じました。
バンガロー/常設サイト
テントサイトには、バンガローと常設テントがあって宿泊できるようになっています。それぞれの1泊料金は、バンガローが3,000円+入場料、常設テントが1,000円+入場料で、格安です。
ゴミ捨て場
このキャンプ場は旅行者にありがたいことに、おこばち山荘にゴミ捨て可能です。下の写真のように、ゴミ袋が1袋50円でおこばち山荘に売られており、生ごみ、プラスチックなど細かい分別が必要です。
当初ネットで調べた時、このキャンプ場でゴミ捨て可能か、なかなか情報がなかったのですが、ちゃんと捨てれて良かったです。レンタカーに匂いを充満させなくて済みました。
自販機もある
下の写真のように、テントサイト入り口付近に、自販機もありました。
アスレチック広場
テントサイトには、子供向けのアスレチック広場があります。ただし、破損中のものがかなりあり、利用可能な遊具は限られていました。。それから、3歳の娘にとっては難易度高そうだったので、小学生向けでしょう。
パークゴルフ場
おたる自然の村では、パークゴルフも楽しめます。おこばち山荘の前に、下の写真のように、広大なミニゴルフ場があります。私はゴルフやらないので利用しませんでした。
料金は、下に記載した"テントサイトの料金は安い!その他料金も紹介"の項を参照してください。
遊歩道
テントサイトの奥の方には遊歩道があり、10分くらい歩くと、小樽市街地を眺めるスポットへ行けます。
下の写真が展望スポットから見える海と小樽市街地の風景です。もっと晴れていたらより綺麗だと思いまいした。また、夜に遊歩道歩くの大変ですが、夜景も美しいかもしれません。
テントサイトの料金は安い!その他料金も紹介
宿泊料は安く、我が家の場合は1泊900円でした。内訳は、大人入場料200円 x 2と、持ち込みテント料500円です。3歳の娘は無料でした。
荷物の持ち運びは大変ですが、設備・サービス、景観は十分満足のいくので、900円は安いと思います。
テントサイト、その他宿泊、パークゴルフ場利用料などの詳細について記載した看板があったので、下記写真を参照してください(2019年6月現在)。
我が家がキャンプしたときの様子
我が家はトイレのすぐ隣のスペースにテントを張りました。この場所を選んだのは受付時に職員にすすめられたからです。3歳の娘をトイレを連れて行くのは大変なので、近いのは助かりました。
妻に夕食を作ってもらったのですが、虫が多くて炊事をするのが大変だったようで、簡単に野菜炒めで済ませました。
静かな環境なので夜は快適に寝れました。
撤収時は、一度リヤカーに荷物を詰めて、上で紹介した遊歩道へ行って小樽市街の展望スポットへ行ってきました。
林間の自然いっぱいの環境で、快適にキャンプを楽しめました。
まとめ
おたる自然の村のキャンプ場を利用したので、その感想と施設概要をまとめました。
小樽市街地から近いところにあるにも関わらず、深い森の中で静かにキャンプを楽しめるので、是非ともおすすめです。また、本州からフェリーで小樽港に着いた際に、最初に利用するキャンプ場としてもいいかもしれません。