
徒歩でしか行けない温泉、三条の湯でテント泊
三条の湯は、山梨県丹波山村にある徒歩でしか行けない温泉です。日本百名山の雲取山ふもとの山中にあり、林道を歩いてアクセスします。

三条の湯では温泉に入るだけでなく、山小屋で宿泊もでき、テント泊もできます。
私は2025年12月12日から1泊で、三条の湯で温泉を楽しみつつテント泊をしました。そして、初日は飛龍山(山梨百名山)に登り、翌日は雲取山へ登りました。
三条の湯のアクセス方法
三条の湯へ行くには、奥多摩の国道411号から後山林道という小道を入って、約10kmくらい進んだところにあります。

車で行って後山林道からアクセスする場合
車でアクセスするには、後山林道の途中にあるゲート前の空きスペースまで行くことができます。ですがここまでの道のりは砂利道で走行しにくく、駐車スペースも6~10台程度しかありません。


ゲートから三条の湯までは、約7kmの林道歩きをします。
林道は下の写真のようなただ単調な車道で、景色もあまり変化ないので、無心で歩きました。。

後山林道ゲートに駐車しない場合
上記駐車スペースまでの林道の悪路とスペースの狭さを考えると、他の駐車スペースとして丹波山村村営駐車場を利用しても良いかもしれません。
ただし、丹波山村村営駐車場から後山林道入口までは約1kmの距離があり、三条の湯までさらに遠くはなってしまいます。。
バスで行く場合
バスで行く場合は、後山林道入口近くにあるお祭バス停までバス(奥多摩駅発)で行き、そこから約10kmの林道歩きをします。
登山道経由でアクセスも可能
上記で紹介したのは後山林道を経由して行くルートですが、雲取山や飛龍山の登山道を経由して向かうルートもあります。
その場合は山の景色を見ながら歩くので、林道歩きよりは良いですが、アップダウンと距離があってアクセスは大変です。
三条の湯に以下のルート図があって分かりやすかったです。
雲取山や飛龍山を登った後に三条の湯へたどり着くようなルート取りや、下山時にいずれかの山に立ち寄る、というルート取りが可能です。

三条の湯テント場のテントサイトと設備を解説
三条の湯テント場の基本情報や、テントサイトの様子や設備を解説します。
テント場基本情報
テント場の基本情報は以下です。2025年12月時点の情報です。
- 料金:1泊1人1,500円、温泉付きの場合1泊1人2,300円
- 開設期間:通年
- 水場:あり
- トイレ:あり
- 張数:20張
- 予約の要否:必要(インターネット:たばやま予約サイト)
- docomo電波:全く入りませんでした。。
通年営業であるのが素晴らしいです。真冬でもそこまで雪が積もらないのでしょう。
テント場料金は今年に500円値上げされてしまいましたが、それでも温泉に入れて2,300円で、リーズナブルであると思います。
予約が必要とのことで、たばやま予約サイトというところからweb予約できました。空き状況も確認可能なのですが、12月でも土日はほぼ満員の予約状態となっていました。私が泊まったのは平日なので問題なかったですが、人気の高さが窺えました。
残念だったのは、スマホの電波が全く入らなかったことです。山小屋周辺に少し歩いても入りそうな場所はなかったです。というか、奥秩父エリアは本当電波が入りにくく、雲取山や飛龍山の稜線の一部でしか入らないようでした。もっと整備してくれたらなと思います。

テントサイト
テントサイトは、三条の湯の山小屋から少し下ったところにあるので、トイレや水場へ行くのは、坂の上り下りが必要で一苦労します。。
下の写真は小屋から見下ろしたもので、その下の写真がテント場から小屋を見上げたものです。小屋まで、ジグザグの道を登る必要があり、5分くらいはかかります。。


テントサイトは下の写真のようにまっ平らに整地されており、快適にテント泊できます。隣に沢があって、多少水の音が気になりますが、私には問題ないレベルでした。
サイトには大きな石がたくさんが転がっているため、張り網の固定はペグを使う必要ありませんでした。

区画によっては、丸太で作られたイスとテーブルが利用可能で便利でした。

トイレと水場
トイレと水場は山小屋の奥に隣り合って位置しています。
テント場からここへ行くには、先述したように約5分ほど坂道を登る必要があるので、水は一度にたくさん汲むようにしておくとよいでしょう。

トイレはちゃんと洋式があり、清潔に保たれていました。
温泉
下の写真は温泉がある建物です。建物はもう1つ下の写真のものと合わせて2つあり、男女別で入れるようになっています。なお、露天風呂はなく内湯のみです。
時間帯によって男女のお風呂を入れ替える場合もあると思いますが、私が行った日は、14:00~20:00までずっと男女それぞれ固定となっていました。
ありがたいことに、14:00~20:00まで何度でも入浴可能です。ただ私は昼間は飛龍山へ登っていたので、結局一回しか入りませんでしたが。


下の写真は脱衣所です。

そして湯船(ふたつきの写真しかないですが・・)です。割と小さ目なので、4~5人でいっぱいになると思います。
最後に出る人はお湯が冷めないように、板を置いてくださいとのことでした。
また、お湯が熱かったりぬるかったりした場合に、お湯や水を足せるように蛇口がついています。

温泉分析書によると、単純硫黄冷鉱泉とのことです。

私は昼間に飛龍山へ登って体が疲れており、さらにテントにいて体が冷えていました。その状態で熱々のお湯に入ったら、もう最高でした。体が芯から温まる感じがして、テントに戻ってもポカポカの状態で、ぐっすり眠ることができました。
三条の湯は寒い冬に行った方がいいのかもしれません。
私がテント泊した様子
私がテント泊した様子を紹介します。
朝からテントを張った
私は朝7時ごろに後山林道のゲートに車を停めて出発し、9時過ぎに三条の湯へ到着してチェックインを行い、テントを張りました。
朝は一番乗りで、そのあとは2組の方がテントを張っていました。私が行ったのは平日の金曜日であったので、やはり利用客は少なかったです。翌日はテント場の予約がいっぱいだったので、静かに過ごしたいなら平日が狙い目です。

飛龍山に登った
テントを張った後は、サオラ峠経由で前飛竜と飛龍山に登りました。
サオラ峠までは、葉っぱがたくさん落ちており、地面の凹凸が見えづらくて歩きづらかったです。
長い時間樹林帯の中をひたすら歩くのですが、変わり映えしない道で飽きました。。

サオラ峠を過ぎると少し視界が開けて、気持ち良い稜線歩きとなります。

そして前飛竜に到着です。前飛竜からは奥多摩と山梨の山々が綺麗に見えました。


前飛竜を過ぎて樹林帯の中を歩いていき、飛龍山に到着しました。
飛龍山は山梨百名山です。割とよく名前を聞きますが、これまで行ったことがなく、ようやく行くことができました。
事前に分かっていたことですが、眺望は全くありません・・。ですが山深い感じがいかにも奥秩父らしく、雰囲気が良かったです。


飛龍山登山の疲れを温泉で癒して快眠
飛龍山の登山はサオラ峠経由でぐるっと回ったので、かなり疲れました。テントを戻って冷えた体で温泉に入りました。

この日は夕食にパスタ、翌朝は棒ラーメンを食べました。


翌朝は雲取山へ登った
翌朝は雲取山へ登りました。早く目が覚めたので、4時ごろに出発し、日が昇り始めるころに山頂へ到着することができました。

山頂から見える富士山が本当に綺麗でした。

雲取小屋の近くで日の出を見ました。

やはり雲取山の山頂から見える富士山は美しいです。

雲取山から三条の湯へ戻り、テントを撤収したら、再び後山林道をとぼとぼ歩いてゲートがあるところの駐車場へ戻りました。
この日は土曜日だったので、駐車スペースは満車かと思ったのですが、意外にも私以外1台しか停まっていませんでした。
ここまでくる林道が砂利道で走りにくいので、敬遠されているのかもしれません。。
三条の湯で出会った人の話では、お祭バス停からきたとのことでしが、ここにはバスでアクセスする方が大半なのかもしれません。

まとめ
雲取山と飛龍山に登って、三条の湯でテント泊しつつ、温泉も楽しんだ様子を紹介しました。
冬の寒い時期に、登山で疲れた体を癒すために入った温泉は最高でした。テント場を活用して、安く泊まることができたのも良かったです。
冬に泊まりで山を登るなら、三条の湯でのテント泊がおすすめです。