Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

【ブログ】サンタヒルズキャンプ場の"サンタクロースの家"に泊まった感想と内部の解説

サンタクロースがテーマのキャンプ場"サンタヒルズ"

サンタヒルズは、サンタクロースをテーマにした特色のあるキャンプ場で、栃木県の北東部に位置する那珂川町にあります。

サンタクロースグッズのショップが併設しており、コテージは北欧風で、サンタクロースを意識した作りのキャンプ場です。

コテージは手作りで個性的

サンタヒルズは、外観や収容人数の異なる13種類ものコテージが点在しており、いずれもオーナーやスタッフによる手作りとのことで、それぞれ個性的な作りとなっています。外観や内装、設備にそれぞれ特徴があり、楽しみながら宿泊できます。

なかでも一番特徴的で目玉といえるコテージが、"サンタクロースの家"です。サンタクロースが住んでいそうな家を再現したもので、サンタヒルズのテーマにぴったりなコテージです。

憧れのコテージ"サンタクロースの家"に家族で泊まった

私はいつかサンタクロースの家に泊まろうと思って憧れていましたが、いつも予約でいっぱいであるし、料金も高めなので後回しにしていました。

昨年12月に思い立ってサンタヒルズのHPを確認してみると、当然クリスマスの時期なので、土日は完全に埋まっていました。しかし3月はオフシーズンで土日でも料金が安く、予約が空いていたので、宿泊の2か月半前に予約しました。3月であれば多少寒さが和らいでいることも期待できました。

そして2025年3月上旬に妻、娘の3人で、憧れのサンタクロースの家に泊まり、最高の思い出を作ることができました。

本記事では、サンタクロースの家の内部や設備を解説し、どのようなところが良かったか、不便だったところなど感想をまとめようと思います。

サンタヒルズのアクセス方法

サンタヒルズは栃木県那須郡那珂川町にあります。那珂川町は里山の中にあって、のどかな農村風景が広がっており、行ってみると何もないなあと感じさせられる場所です。

以下の地図のように、高速道路の東北道矢板ICから約20kmとICから結構距離があります。しかし、田舎道なので交通量は少なく、信号もあまりないので、距離の割にそこまで時間はかかりませんでした。

この地図の経路で行けば、途中、フードマーケットオータニというスーパーがあり、そこで買い出しをすればよいでしょう。

サンタクロースの家の外観と内部を解説

サンタクロースの家は下の写真の外観で、北欧風の家で確かにサンタクロースが住んでいそうです。この建物の目の前に車が最大3台分停められるようになっています。

夜は下の写真のように自動でライトアップされて、綺麗でした。

サンタクロースの家の基本情報は以下です。

  • 収容人数:最大17人 (ベッドは計8人分)
  • 料金:23,000円~33,000円(我が家3人だと23,000円で暖房費込み。5名以上の場合は追加料金必要)
  • その他料金:ゴミ袋200円
  • 広さ:1階 40畳、2階 30畳
  • チェックイン:14:00
  • チェックアウト:10:30

最大17人に泊まれる建物に3人で宿泊したのですが、やはり広すぎでしたね。逆に17人も入ったら、それはそれで狭いだろうなと思いました。。ベッドで寝られる人数は計8人分であったので、あぶれた人は床に布団を敷いて寝ることになると思います。

サンタクロースの家の内部を解説

憧れていたサンタクロースの家の内部をじっくり観察したので、たくさん撮った写真とともに解説します。

玄関にジオラマ

まず玄関を入ると、サンタクロースの町をイメージしたジオラマが飾ってあり、楽しませてくれました。

大きなツリーと暖炉があるリビング

玄関から部屋に入ると、大きなツリーがあるリビングがありました。ちゃんと飾りつけもしてあり、良い雰囲気です。そして椅子と机のセット、大きな暖炉がありました。

暖炉は当初飾りかと思っていたのですが、出発前に調べてみると、どうも実際に薪を燃やすことができることが分かりました。そこで我が家で用意した薪を持参し、焚火を楽しみました。なお、薪は管理棟でも購入できます。

リビングが吹き抜け構造で空間が広いため、暖炉の近くしか暖まりませんが、やはり燃やした方が暖かったです。暖炉で実際に火を燃やす体験は普段できないもので、非常に貴重な体験でした。

サンタクロースのそり

さらに、下の写真のようなサンタクロースが乗る大きなそりがありました。これはすごいです、こんなものまで設置しているとは。メリーゴーランドで使われていたものでしょうか。。娘はこれに何度も乗って、楽しそうにしていました。

ダイニング

そりの前には広いダイニングがあります。ここにキッチンがあり、水道(お湯あり)、ガスコンロ、お皿、炊飯器、電子レンジ、オーブントースター、調理器具など一式そろっており、ちゃんと料理が作れるようになっていました。

内装、ライトや飾りの小物類がおしゃれで、こだわりが感じられました。

ベランダ

ダイニングと直結して下の写真のようなベランダがあり、ここに椅子とテーブルもあって食事がとれるようになっていました。大きなテーブルなので大人数にも対応できます。

ここでバーベキューもできるようですが、ウッドデッキの損傷防止のため、脚が高いコンロを使う必要があるとのことです。また、ここでの焚火は禁止とのことでした。

ベランダからは那珂川町の農村風景が見えました。

トイレ・シャワー室

トイレとシャワー室は隣り合っている構造となっていました。設備の古さは感じますが、清潔に保たれていました。水道はお湯も使えました。

シャワー室の方には浴槽がありますが、蛇口が水しかなくて、シャワーの先でお湯をためることになります。ためるのに時間かかるため、私はシャワーを浴びるだけにしました。少し設備が古いタイプなので、ここは更新してくれた方がいいかなと思いました。

2階には2つの寝室

2階は2つの寝室があり、ダブルベッドの部屋と、2段ベッド(6人分)の部屋があります。

下の写真がダブルベッドの部屋です。

この部屋に大量の敷布団、掛け布団、毛布、枕が置いてありました。

我が家は3人なので、ベッドを使えましたが、大人数で宿泊する際は、ここにある掛布団を床に敷いて寝ることになると思います。床が木の板なので、腰が痛くなりそうですが、子供が床に寝れば問題ないでしょう。

下の写真は2段ベッドの部屋です。ベッドは6人分はいけそうでした。

ベッドの向かいには本棚があり、美術の本や絵本が少しだけありました。この本棚の前にスペースがあるため、人数多い場合はここに布団を追加で敷くことができると思います。

この部屋には、なんと下の写真のようにすべり台があって、子供が遊べるようになっていました。さらにすべり台を降りた先に階段があり、1階へ降りられる構造となっていました。遊び心満点の作りで、楽しませてくれます。

石油ストーブ2台分を使わせてもらった

我が家が行った3月上旬はまだ寒い時期のため、夜と朝はストーブが必要で、石油ストーブ2台分用意してくれていました。

吹き抜け構造となっているため、部屋全体を暖めるのは難しかったですが、石油ストーブはパワーがあり、我が家3人がいる周辺は暖かいため問題ありませんでした。

ただし私が行ったのは3月でまだ気温高めですが、1月や2月の厳しい寒さの中泊まると、寒い思いをする可能性あるので、防寒具は多めに持参するとよいでしょう。

我が家のサンタクロースの家での過ごし方

我が家がサンタクロースの家に滞在する間、基本的にだらだらと過ごしたのですが、サンタヒルズ場内の散策をしたので、その様子を紹介します。また、食事の様子も紹介します。

場内のクリスマスショップ、テントサイトやコテージを散策

チェックインして一息ついた後、サンタヒルズ場内を散策してみました。

場内は以下の案内図のように、テントサイトの中にコテージが点在しています。右下にサンタクロースの家の見学について書いていますが、今はやっていないようです。

下の写真はツリーハウスのコテージ"エミル"です。すでに生えている木を支えにして家を建てており、よく作ったなあと思います。

こちらはツリーハウス風なコテージの"リッカ"です。ひとつの空間にこの建物が6棟分、円を描くように建てられており、壮観でした。

下の写真は、ホーリーとレインディアというコテージで、広々して居心地良さそうでした。

下の写真のコテージは、サンタヒルズ最大の24人泊まれるコテージ"グラン"です。24人はすごいですね、いつか泊まってみたいです。

下の写真は、広々テントサイトです。土日ですがオフシーズンのためか、利用客が少なめでした。これだけ空いているなら、私もここでキャンプしたいなあと思いました。

下の写真が管理棟/売店で、クリスマスグッズのショップも併設しています。

ショップでは、クリスマスグッズの販売だけでなく、いろんなサンタクロースの展示も楽しむことができました。大量のグッズと展示物に圧倒されました、よくここまで集めたなと。

管理棟の裏には、古い家を改装した子供の遊び場があり、すべり台やブランコなどの手作り遊具が楽しめます。手作り感が非常に良かったです。娘も楽しそうに遊んでいました。

下の写真のバスの中はシャワーと湯船があり、12月~3月を除く土曜日だけ利用できます。以前利用したことがあるのですが、中はちゃんとお風呂になっています。外観がすごいですが、外からは中が覗けないようにするための工夫でもあるのでしょう。

夕食と朝食はクリスマスと関係ないメニュー・・

夕食と朝食はクリスマスらしいものにしようと考えたのですが、特に関係のないメニューにしました。夕食は手巻き寿司で、朝食はパンとサラダでしたが、妻がうまく作ってくれ、お腹いっぱいになるまで食べました。

唯一クリスマスらしい気分を味わうため、近くのケーキ屋で買った、下の写真のジャンボシュークリームを夕食後にみんなで食べました。

これはキャンプ場から約10分のところにある、"わたや"(〒324-0501 栃木県那須郡那珂川町小川577)というケーキ屋さんで買ったもので、生クリームがすごくおいしかったので、是非おすすめです。

サンタヒルズ内のカフェでも予約するとケーキを買えますが、それよりも割安に買えたのが良かったです。

翌日は那珂川水遊園へ寄った

翌日サンタクロースの家をチェックアウトした後、サンタヒルズから車で15分くらいのところにある"なかがわ水遊園"へ行きました。

なかがわ水遊園は淡水魚の水族館で、主に栃木県の淡水魚が展示されており、なんとなく知っている川の魚の実物を近くで見ることができ、非常に興味深かったです。

口コミも非常に良くて、事前の期待通りに楽しめたので、サンタヒルズに宿泊するなら併せて訪れることをおすすめします。

淡水魚だけでなく、海の魚も展示していました。

魚以外にも、カピバラ、オウム、ナマケモノなどの動物もいて、飽きずに楽しめました。

なかがわ水遊園は近くに農産物直売所、蕎麦屋、遊具、釣り堀などもあって、子連れで行くとかなり楽しめるため、おすすめです。

まとめ

2025年3月にサンタヒルズキャンプ場のサンタクロースの家に泊まって、クリスマス気分を味わった様子を紹介しました。

サンタクロースの家は、建物は古いですが、内装や飾りに工夫が見られ、クリスマス気分を大いに味わうことができる、素晴らしい空間でした。1泊だけでしたが、チェックアウト前はまだここにいたいな、と思わせてくれました。

季節を変えてまた行きたいと思います。

ちなみに今確認したら、今年の12月はサンタクロースの家はすでに予約が埋まっていますね・・(他の時期はまだ空いているようです)。さすがです。