積丹ブルーとは?
北海道の積丹半島は、札幌・小樽の西側の突き出た半島で、"積丹ブルー"という美しい青色の海の風景を見られることで有名な観光スポットです。
海が青く見える理由をネットで調べてみると、ウニが海草を食べることで、普通は緑色に見える海が青く見えるのだそうです。確かに、積丹半島にはウニが名物のようで、料理屋がいくつかあるのを私も見ました。
北海道旅行で積丹半島へ行ってみた
私は、妻と3歳の娘とともに北海道旅行で道央と富良野をまわったのですが、その中で2019年6月25日~26日の1泊2日で積丹半島を観光しました。
6月24日に洞爺湖のキャンプ場へ宿泊後、次の日一気に積丹半島へ向かってレンタカーを走らせました。結構な長距離なので、3歳の娘は非常に退屈そうでした・・。
そして神威岬を観光した後、浜辺のキャンプ場(道営野塚野営場)に宿泊し、6月26日は島武意海岸を観光して小樽へ向かいました。
我が家が訪れた6月下旬は、海が青々として、まさに積丹ブルーといえる素晴らしい景色を楽しむことができました。この時期に行って正解でした!
実際に行って撮った積丹ブルーを写真で紹介
積丹ブルーの見られるエリアはどこにある?
積丹半島では、海沿いに国道229号が走っており、基本的にどこからでも積丹ブルーを見ることができます。特に美しいと感じたルート区間を、青色で以下の地図に示したいと思います。
我が家は洞爺湖方面から向かったので、A→Bの方へ向いて車を走らせました。
上の地図の中で、積丹ブルーが見られるおすすめスポットを、4つに分けて解説したいと思います。
1.神威岬手前のいくつかのパーキング
一つ目の積丹ブルー風景スポットは、神威岬手前にあるいくつかの駐車場です。
上の地図で青色ラインのAと書かれたところから北東へ続く道を進んでいると、迫力のある奇岩がぽつぽつと現れはじめ、それをじっくり見るための駐車場が道沿いにいくつかあるのです。
奇岩と青い海の組み合わせは、なんとも珍しく美しい景観です。
このあたりは車通りが少なく(積丹半島の中でも、小樽・札幌と離れた位置となるためだと思われます)、ゆっくりと景色を楽しむことができたのが良かったです。
下の写真のように、積丹半島全体を見渡せる、素晴らしい眺望ポイントとなる駐車場もあります。この場所を、以下の地図に示しておきます。
2.神威岬(かむいみさき)
上で紹介したエリアを過ぎると、観光地として有名な神威岬に到着します。神威岬は下の地図で印をつけた場所にあります。
神威岬は、下の写真の駐車場から約800m歩くと灯台のある先端へたどり着くことができます。約20分くらい歩きますが、途中は絶景の連続なので、気持ち良く歩けるでしょう。
下の写真は、岬の先端までの遊歩道です。私が行ったときは、風が非常に強く、娘を連れて歩くのはなかなか大変でした。。ただこの日は非常に天気が良く、まさに積丹ブルーな海となっており、それが新緑の岬と相まって絶景の連続でした。
下の写真は、岬の先端にある灯台です。真っ白な灯台、真っ青な空と青い海、そして新緑がマッチ非常に美しい景観です。
6月下旬の積丹は、どうやら風景を見るには最適な時期のようです。
岬の先端からは、独特な形状のローソク岩が見えます。
神威岬は本当に絶景でした。特に天気と時期が重要で、新緑が見られる6月の晴れた日は、下の写真のように、青い空と海に、岩と草原が生えるため、素晴らしい風景を見せてくれます。是非この時期に訪れることをおすすめします。
3.道営野塚野営場
神威岬と島武意海岸の間には、我が家が宿泊した道営野塚野営場というキャンプ場があります。このキャンプ場、なんと無料なのです!積丹ブルーの海を見ながらの絶景キャンプを無料で楽しめるのです。
道営野塚野営場は、以下の地図で印をつけた場所にあります。
無料とはいえキャンプ場なので、トイレと炊事場の設備がちゃんとあります。トイレは綺麗とは言えませんが、使うには特に問題ありませんでした。
このキャンプ場のウリは、なんといっても綺麗な海を見ながらキャンプできることです。下の写真のように、芝生が生えた砂の上にテントを張り、のんびりと海を見ながら過ごすことができます。この日は平日ですが、数組のキャンパーとキャンピングカーも数台見かけました。
下の写真は、我が家が張ったテントです。天気も良くて素晴らしい眺めで本当に良いロケーションでした。平日なのでそれほど混んでおらず、隣接キャンパーとは十分距離が保たれており、気兼ねなく過ごせました。
ただ難点としては、風が非常に強かったことです。神威岬も強風だったのですが、ここもすごくて、テントを張るのに一苦労でした。。海沿いは風が強くなりやすいのでしょう。
4.島武意海岸(しまむいかいがん)
翌日、キャンプ場を出発した後、小樽方面へ車を走らすと、5分くらいで島武意海岸に到着しました。島武意海岸は、渚(波打ち際)まで下りて断崖絶壁が続く風景を見ることができるスポットです。"日本の渚百選"にも選定されています。
島武意海岸へ行くための駐車場は、以下の地図で印をつけた場所にあります。
駐車場からは、下の写真のようなトンネルをくぐって海岸へ向かいます。トンネルの中は特に明かりはなく、入り口から差し込む光だけを頼りに進むので、ちょっとした冒険気分です。
トンネルを出ると、下の写真のような素晴らしい海と岩の絶景を見下ろす展望台があります。展望台からは、下りの長い階段が続いており、渚(波打ち際)へ下りられるようになっています。引き返す方もいましたが、我が家は下りてみました。
下の写真は、渚(波打ち際)へ下りたところから見える、いろんな形の岩です。岩は美しいし、海の水も透明度が高くて綺麗です。
ここから振り返ると、ジグザグに階段が連なっている様子が分かります。展望台から波打ち際まで、降りるときはよかったですが、戻るときは娘をだっこして上ったので、結構大変でした。。
駐車場からは、さらに高いところから海を見下ろせる展望台があるようでしたが、渚だけで満足してしまい、行きませんでした。ただ調べてみると、たどり着くまで結構歩く必要があるようです。。
まとめ
6月下旬に行った北海道の積丹半島の風景が素晴らしかったので、その見どころとなるスポットの場所や、私が行ったときに撮った写真を紹介しました。
積丹ブルーのように青々とした海と奇岩の風景は非常に珍しいし、誰が見ても美しいと感じられる風景だと思います。是非6月下旬の晴れた日を狙って、積丹半島へ行ってみることをおすすめします。