Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

【冬の北八ヶ岳】高見石小屋で雪上テント泊して、北八ヶ岳の絶景を堪能

北八ヶ岳の高見石小屋に雪上テント泊した

高見石小屋は、北八ヶ岳の麦草峠や白駒池の近くに位置する山小屋で、眼下に白駒池を見下ろせる高見石展望台がすぐ近くにあるのが魅力的です。

小屋からすぐ歩いて行ける距離に赤岳のような有名な山頂はないですが、高見石展望台からの眺め、周囲の北八ヶ岳らしい景観の美しさ、アクセスの良さ、毎晩開かれる星空観察会、名物の揚げパンなどが人気の山小屋です。

高見石小屋では、最大10張程度のスペースですが、小屋の前でテント泊もできます。テント泊をして高見石展望台からの夕日と朝日の景色を眺め、夜は山小屋宿泊者向けの星空観察会の説明に耳を傾けて楽しむことができます。

私は2023年3月19日から1泊で、高見石小屋のテント場で雪上テント泊をしました。3月なので雪は少ないかと思いきや、前日に冷え込み雪がたくさん積もった翌日の登山となりました。テント泊装備を担いで新雪の道を歩き、雪上テント泊となりました。

本記事では、高見石小屋のテント場情報と、私が雪上テント泊した様子をまとめたいと思います。

高見石小屋はどこにある?アクセス方法

高見石小屋へ行くには、夏の登山ルートは長野県佐久穂町の国道299号にある白駒池駐車場から短時間でアクセスできますが、冬の時期は国道299号(下の写真)が通行止めとなるため、別の登山ルートを利用する必要があります。

冬に一番短時間でアクセスできるのが、長野県茅野市の渋の湯温泉駐車場からの登山ルートで、積雪期はここからアクセスする登山者が最も多いでしょう。

私の場合、少し遠いですが北八ヶ岳ロープウェイ駐車場から出発し、坪庭や縞枯山、麦草峠を経由して高見石小屋まで行きました。

以下にそれぞれの登山ルート図とコースタイムを示します。

夏の登山ルート

夏の登山ルートは白駒池駐車場を出発して白駒池を経由し、そこから高見石小屋や登るのが最短です。標準コースタイムは、1時間15分と近いです。このルートは、綺麗な景色の白駒池に立ち寄れるのがいいですね。

下の写真は、私が以前行った時の白駒池です。有料でボードに乗ることもできます。

冬の登山ルート

冬は渋の湯温泉の駐車場から出発し、標準コースタイム2時間30分で高見石小屋に到着します。冬でも営業している高見石小屋へ行く登山者は多く、安心で安全な登山ルートと言えるでしょう。

私が歩いた登山ルート

私の場合は、北八ヶ岳ロープウェイ駐車場からロープウェイを使わず山頂駅まで行き、そこから縞枯山、茶臼山、麦草峠を経由し、高見石小屋まで歩きました。

このルートだと、標準コースタイムは5時間20分となり、少し長いです。冬のテント泊の荷物はかなり重く、しかも雪道なので結構疲れました。ただ、途中に多くの綺麗な雪景色を見ながら歩けるので、体力に問題ないならおすすめしたいコースです。

下の写真は、縞枯山からの眺めです。赤岳など南八ヶ岳の山々が綺麗に見えました。

高見石小屋のテントサイト、設備

高見石小屋のテントサイトの情報を以下にまとめます。

テント泊料金が今時600円とは安いです。どこのテント場も1,500円~2,000円ですが、いずれは値上げされるのですかね・・?

  • 料金:1泊1人600円(2024年10月現在)
  • 開設期間:通年
  • 張数:10張
  • 予約の要否:不要
  • docomo電波:覚えていないですが、今ネットで調べてみると小屋内でなんとかアンテナ1本だそうで、テント場では厳しかったのかもしれません。。

テントサイト

テントサイトは下の写真のように、小屋の目の前です。少し斜めに見えますが、雪で整地することで、平らにすることができました。

私が張ったテントは下の写真の緑色の方です。

トイレ

トイレは下の写真の建物で、テント場のすぐ横にあったので便利でした。地面は完全に雪に覆われていたので、ダウン製のテントシューズを使って行き来できました。

水場はない

高見石小屋は夏場でも水場がなく、持って行くか、小屋にて500mlにつき100円〜200円で買うことになります。

私が行ったときは、新雪が積もっていたので、ありがたくそれをバーナーで融かしてお湯をたくさん作ったので、特に問題ありませんでした。

私がテント泊した様子、高見石からの絶景

私が高見石小屋へ行ったのは2023年3月19日で、3月ですが前日に雪が降り、翌日は快晴という絶好の登山日和でした。北八ヶ岳ロープウェイ駐車場を朝10時に出発し、高見石小屋テント場に着いたのは15時頃でした。

この日は私以外にテント1張りだけでした。やはり冬のテント泊登山者は少ないです。

小屋の前のテント場はしっかり積雪があり、整地してテントを張りました。下の写真が私のテントです。

テントを張ったら、歩いて5分の高見石の展望台へ行きました。ここからの眺めは素晴らしかったです!高見石小屋から気軽に行ける有名な山頂はないですが、この高見石からの景色だけで、来て良かったと十分感じられるものでした。

遠くに見える雪山は浅間山かもしれません。

下の写真の樹林帯の中に真っ白な円がありますが、これが白駒池です。線がついていますが、これは人が歩いた跡ですね。

下の写真のように、北側に見える丸山の景色もきれいでした。

テントに戻り、雪を融かしてお湯を沸かし、夕食はパスタ、朝食は棒ラーメンを食べました。

夜は小屋泊の人達に向けた星空観察会をやっており、テント場にいても説明を聞くことができたのが良かったです。

翌朝も高見石展望台へ行きましたが、太陽の照らす光の加減で、景色が昨日と違って見え、改めて絶景を堪能することができました。

テントを撤収後、白駒池へ向けて下山しました。

下の写真が白駒池で、奥に見える建物が白駒荘です。白駒池は完全に雪の下にあり、湖の上に雪が積もっており、歩くことができました。たくさんのトレースがあり、多くの方が訪れるようです。

ふかふかの雪の上を歩くのは気持ちよく、私もズボズボ足を沈めながら歩きました。

白駒池を後にし、麦草峠~縞枯山を経由して、北八ヶ岳ロープウェイ駐車場へ下山しました。

下の写真は縞枯山からの眺めですが、北アルプス方面と思われる山々まで見えました。やはり冬は空気が澄んでいて、遠くまで景色が見えるのが良いです。

下の写真は縞枯山荘です。

そして北八ヶ岳ロープウェイ駐車場へ下山しました。

まとめ

冬の高見石小屋でテント泊を楽しんだので、テント場情報やアクセス方法、私が泊まった様子を紹介しました。

近くに手軽に登れるピークはないですが、歩いて5分の高見石展望台からの風景は絶景で、是非とも行く価値があります。宿泊するなら、夕方と朝の両方で高見石からの景色を見ることができ、より楽しめます。

テント場は小屋の目の前で安心で、快適にテント泊できます。冬なら雪を融かして水を作ることできます。また、小屋泊の方向けの星空観察会の話をテント場から聞けるのも良いです。北八ヶ岳へ行く際は、高見石小屋のテント泊はおすすめです。