- スキー帰りに緑渓の湯宿 とくさに泊まった
- 緑渓の湯宿 とくさのアクセス方法
- とくさの館内と部屋の様子
- 料理が素晴らしい
- 温泉は家族風呂で楽しめる
- 家族3人の宿泊料金
- 車で10分のところに川場 道の駅に寄って帰宅
- まとめ
スキー帰りに緑渓の湯宿 とくさに泊まった
"緑渓の湯宿 とくさ"は、群馬県川場村の山あいにポツンとある温泉宿です。周囲は民家がポツポツと建っているだけで、歩いて行ける範囲には特に見どころがないのですが、
この宿の口コミは非常に良く、人気が高いです。その理由は、客室に猫が入ってきて接待をしてくれる、という最大の特徴があるからです。客室のドアを少し開けておくと、かわいい猫が部屋に入ってきてくつろぎ始め、オーナーが貸してくれた猫じゃらしで一緒に遊んでくれるのです。まるで猫カフェ状態です。
そしてさらにとくさの良いところは、女将が手作り料理が絶品なこと、1日2組限定なので静かに過ごすことができ、温泉も貸切状態で楽しめることです。
家族で2回目のリピート宿泊
私は妻と娘の家族3人で、2025年2月の土日にとくさへ泊まりました。朝早く家を出て、尾瀬岩鞍スキー場でスキー、スノボを楽しんだ後、とくさへ向かいました。
私がとくさへ泊まるのは今回2回目で、以前泊まったのは13年前の2012年です。以前行った時に妻が気に入って、ずっと再訪したいと言われており、今度は娘も連れてようやく再訪が実現しました。
本記事では、緑渓の湯宿 とくさの館内、泊まった様子を紹介したいと思います。
緑渓の湯宿 とくさのアクセス方法
とくさは群馬県川場村の山あいにあります。そばに川が流れて周辺は山ばかりで何もないエリアです。民家もちらほらあるだけです。そのため、路線バスも通っておらず、アクセスするには自家用車かタクシーを利用する必要あります。
地図上では以下の場所に位置します。最寄りの関越道沼田ICからだと、車で20分程度で行くことができます。
周辺観光施設としては、車で10分ほど南へ行くと、人気の道の駅「川場田園プラザ」があります。
車を使わず歩いて行ける範囲については本当に何もなく、以前訪れた際、周辺散策してみましたが、北へ約1.5km歩いたところに下の写真のような仙の滝というこぢんまりとした滝があっただけでした。。
とくさの館内と部屋の様子
とくさの館内は特に派手さや豪華さはなく、質素な雰囲気です。下の写真はフロント前の玄関です。陶器がたくさん飾ってあり、オーナー自作のものかもしれません。
建物は1階建てで、下の写真の廊下に客室や食事のための大部屋が並んでいます。客室は10部屋程度ありますが、今は1日2組限定の宿泊となっているようです。
写真だと分かりにくいですが、奥の方にちょこんと猫が座っており、お客さんのお出迎えをしてくれています。
トイレは、下の写真のように共同トイレとなっていますが、綺麗に清掃されており、気持ちよく使用できました。
あと、写真の奥の方にある本棚は借りて部屋へ持ち込んで読むことができます。
下の写真は地下の温泉へ続く階段で、お風呂は岩風呂と桧風呂の2種類ありました。私が泊まった時は、我が家で岩風呂の方を貸切で利用させてもらうことができました。貸切で時間制限もなく(ただし、夜は10時まで、朝は7時から)、非常に快適でした。
1日2組なので、それぞれどちらかを貸切状態とできるのでしょう。
ここからは、我が家が泊まった部屋を紹介します。
広さは10畳+4畳の構造となっており、広々としていました。3人なので4畳の方の空間は特に使いませんでした。季節は真冬でしたが、石油ストーブがあるため寒くありませんでした。
写真のように、部屋の扉を開けておくと、猫が入ってきて一緒に遊んでくれます。私は猫が好きというわけではないですが、妻と娘は大喜びでした。この猫と遊ぶために泊まったようなものなので、目的を果たせて良かったです。
なお、テレビはありませんが、スマホの電波はつながっているし、猫と遊んで、温泉入って食事をとったりするだけで時間が過ぎて行くので、特に問題ありませんでした。
チェックインすると女将さんがコーヒーとお菓子を持ってきてくれました。お茶セットも常備しています。
アメニティは下の写真の通りで、浴衣、タオル、歯ブラシです。バスタオルを付いていないので、持参しておくと良いでしょう。ドライヤーはお風呂の脱衣所に置いてありました。
布団敷きの作業はセルフでした。腰が痛くなるか心配で、敷布団を3枚使わせてもらいました。
障子を開けると、外の雪景色を見ることができました。夏は周辺の農村や森の風景が見えるでしょう。
とくさに猫は3匹おり、うち2匹が入って一緒に遊んでくれます。
下の写真の猫はチャチャです。ストーブの上に座ってポーズをとってくれました。
こっちはロイという名前で、この子はよく一緒に遊んでくれました。
女将さんが猫じゃらしを貸してくれて、娘はずっとそれで猫と遊んでいました。かなり食いつきが良く、楽しそうにじゃれていました。
あと、撫でようとすると結構嫌がられていましたが、何度かトライすると撫でさせてくれていました。
料理が素晴らしい
とくさの料理は全て女将さんの手作り料理で、非常に手が込んで、味付けにこだわりが感じられる、素晴らしいものばかりでした。食材は近くの畑で採れたものを使っているとのことで、様々な種類の小鉢で旬の味を楽しむことができました。土鍋で炊いた川場村のお米「雪ほたか」はツヤツヤで絶品のため、何杯もお代わりしてお腹ぱんぱんになりました。。
小学生の娘のメニューは基本的に同じですが、品数が少なめとなっていました。それでも残していたので、ありがたく私が頂きました。
朝食も夕食と同様に女将の手作り料理で、野菜をたくさん使った健康的な料理を楽しむことができました。朝のお米も土鍋の雪ほたかで、朝からたくさん食べてしまいました。
温泉は家族風呂で楽しめる
とくさは1日2組限定のため、上で説明したように、温泉は家族貸切で楽しむことができました。
利用した温泉は下の写真の岩風呂です。洗い場にはシャワー設備があり、シャンプーとリンスが常備してありました。露天風呂はなく内風呂のみで、大きな窓がありますが、虫が入るため開けるのは禁止とのことでした。
露天風呂はなくても、お湯がぬるま湯であったため、外で涼む必要がなく、ゆっくりできました。
特に追加料金なく、家族3人貸切できたのはラッキーで、贅沢な気分で温泉を存分に楽しめした。初日の夕方に入り、翌朝もまたここに家族で入りました。
温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、少しぬるっとする感じでした。いつまでも浸かっていられる湯温が良かったです。
下の写真は脱衣所です。
洗面所にはドライヤーが常備していました。真冬で寒かったので、石油ストーブを使わせてもらいました。
ただ鍵付きロッカーなどなかったので、鍵など盗まれないか少し心配でした。まあ2組しか泊まっていないので、盗まれるこはないでしょうけど。
家族3人の宿泊料金
今回の宿泊料金は、合計27,450円で、内訳は以下です。上記の内容で今時1泊1万円以下なのは、非常に安いと思います。トイレが別だったり、設備が古かったりするかもしれませんが、それ以上に猫と遊び、おいしい食事と、気持ち良い温泉の優位性が勝っているため、お得感が半端ないと思います。
- 大人1泊(2名):19,200円
- 小学生1泊1名:6,800円
- 暖房費用:1,000円
- 入湯税(3名):450円
車で10分のところに川場 道の駅に寄って帰宅
妻と娘が猫に別れを惜しみながら、チェックアウトした後は、川場の道の駅"川場田園プラザ"の直売所に寄って、野菜を買って帰りました。
川場田園プラザは道の駅グランプリで全国1位を取ったことあるとのことで、多くの魅力的な施設があります。特に、子供が遊べるアスレチックがあって、娘を遊ばせたかったですが、雪が降り続いていたので、直売所に寄るだけにしました。
とくさから道の駅は、以下のように車で約10分です。
まとめ
群馬県川場村にある緑渓の湯宿 とくさに泊まって、最高に良かったので、その様子を紹介しました。
とくさの良かったところは、猫と遊べる、食事がおいしい、温泉が気持ち良い(場合によっては貸切できる)、静かに過ごせる、宿泊費が安いなどです。設備の簡素さやロケーションの悪さよりも、これらの良い点の方が明らかに勝っており、是非ともおすすめしたい温泉宿といえます。
スキー/スノボや、尾瀬や武尊山登山で群馬の沼田エリアを訪れる際は、是非ともとくさに宿泊することをおすすめします。