洞爺水辺の里財田キャンプ場とは?
洞爺水辺の里財田キャンプ場は、洞爺湖の湖畔にある風光明媚なキャンプ場です。
洞爺湖といえば、2008年に洞爺湖サミットが開かれ、主要国の首脳が集まったことで有名です。有珠山ロープウェイ、洞爺湖温泉、クルーズ船など、多くの観光スポットがあるため、大勢の観光客が訪れており、特に最近は、外国人観光客が激増しています。私が2019年6月に北海道旅行したときは、外国人観光客の多さにびっくりしました。日本人1割、外国人9割くらいのイメージで、圧倒的に外国人の方が多かったです。
そんな洞爺湖にありながら、洞爺水辺の里財田キャンプ場は静かにキャンプを楽しめ(日によるかもしれませんが・・)、洞爺湖の魅力を存分に味わうことができるとキャンプ場といえるでしょう。
キャンプ場から、下の写真のように美しい洞爺湖を見渡せます。
そして湖の反対側は、下の写真のようにのどかな農村風景が広がっており、なんとも癒されます。
このように、風光明媚なロケーションにある洞爺水辺の里財田キャンプ場について、風景以外に、設備・サービス面における魅力も含めて、この記事でお伝えしたいと思います。
北海道旅行の宿泊先としてフリーサイトを利用
私は2019年6月24日(月)~25日(火)の1泊2日で、妻、3歳の娘と行った北海道旅行の2日目に、 このキャンプ場のフリーサイトを利用しました。
関東から飛行機で新千歳まで行き、レンタカーを借りてこのキャンプ場へ行きました。キャンプ道具は、重いですが、自前で全て持って行きました。
下の写真は、フリーサイトの駐車場と我が家のテントです。平日のためか、フリーサイトは他に2組しかおらず、広々と快適に過ごすことができました。
洞爺水辺の里財田キャンプ場はどこにある?
洞爺水辺の里財田キャンプ場は北海道・洞爺湖北側の湖畔にあります。地図上では以下の印をつけた場所に位置します。
観光客の多い洞爺湖温泉や有珠山は湖の南側に位置していますが、北側は主だった観光スポットがあまりないため、静かにキャンプを楽しめるでしょう。
なお、キャンプ場は洞爺湖の湖畔に位置しますが、洞爺湖ほとりには木々が立ち並んでいるため、テントを張った場所から湖を見渡せるわけではありません。数10mくらいほとりまで歩いていくと、湖の全景を見渡すことができます。
洞爺水辺の里財田キャンプ場の施設紹介
キャンプ場の施設・設備を以下にまとめたいと思います。
下の写真はキャンプ場全体の案内図です。敷地はかなり広く、宿泊施設として、コテージ、オートサイト、フリーサイトがあります。
このキャンプ場は広いだけなく、ひとつひとつの施設と設備がしっかりしており、手入れも行き届いています。シャワー、コインランドリー、売店、レストランなど、かゆいところに手の届く設備が揃っているのです。高規格キャンプ場といえるでしょう。
驚いたのはキャンプ場入り口のゲートです。上の写真はキャンプ場の入り口で、そこのゲートはチェーンで閉じられていますが、下の写真のリモコンを押すと開けることができます。このリモコンは宿泊者にそれぞれ貸し出してくれます。これだけ厳重に管理されているとは、安心です。
以下に、それぞれの施設・設備の情報を、写真付きで紹介します。
フリーサイト
まずは、我が家も利用させてもらった、フリーサイトです。
広大な芝生のサイトで、ところどころ木が立っており、非常に美しい風景の中でキャンプできます。地面がどこも平坦なので、テントを張る場所選びが楽でした。
車は、サイトの周囲にある駐車場へ置きます。サイトと駐車場は隣接しているので、空いている日だと、下の写真のように、オートキャンプと同じ感覚で利用できます。
フリーサイトの料金は?
フリーサイトの1泊の料金は以下のようになっています。設備・サービスの質が高い分、他の北海道のキャンプ場より料金高めとなっています。
- 入場料大人(中学生以上):800円
- 入場料小人(小学生):400円
- 駐車料金:700円
我が家の場合、3歳の娘は無料だったので、3人で2,300円でした。
オートサイト/キャンピングカーサイト
フリーサイト以外は、オートサイトとキャンピングカーサイトがあります。キャンピングカーサイトは関東では見たことないですが、やはり北海道ではキャンピングカーの利用者が多いということなのでしょう。
オートサイトは、50㎡のサイト、100㎡のサイト、芝生を区画分けしたオープンサイトの3種類があり、目的に応じて選べるのが良いです。
オートサイト/キャンピングカーサイトの料金は?
オートサイト/キャンピングカーサイトの入場料は以下のようになっています。
- 入場料大人(中学生以上):800円
- 入場料小人(小学生):400円
以下は、それぞれ利用するサイトの種類に応じて、上記料金に加えて必要な料金です。
- オープンサイトの場合:1,000円
- 50㎡サイトの場合:1,000円
- 100㎡サイトの場合:2,000円
- キャンピングカーサイトの場合:3,000円
コテージ
バス・トイレ・キッチン付の4~6人用のコテージもあります。
近くで見たらかなり大きくてしっかりした作りで、別荘のような感覚で宿泊できそうです。
コテージの料金は?
コテージの場合、1泊18,000円で、入場料はかかりません。
センターハウス
センターハウスは、キャンプ場の受付所、売店・レストランがある建物です。チェックインする際は、ここでお金を払い、ゲート開閉用のリモコンを受け取ります。
私が行ったときは、職員2人いて、対応は丁寧でした。
シャワー
センターハウス内にはシャワーがあり、1回200円で利用できます。
汗をかいたので、私もシャワーを利用しました。受付でお金を払ってシャワー室の鍵を借りました。特に制限時間とか言われなかったので、思う存分浴びさせてもらいました。
シャワーは水圧が弱い場合があるのですが、ここのシャワーは非常に強かったので良かったです。
コインランドリー
今回の北海道旅行は1週間で、しかも娘は頻繁に服を着替えるので、こまめな洗濯が必要となりました。
このキャンプ場では、下の写真のように、洗濯機と乾燥機が常備されており、非常に助かりました。料金はいずれも1回200円です。
ただ、乾燥機は1回30分ですが、洗濯量が多くてなかなか乾かず、3回も乾燥機を使う必要あり面倒でした。。
トイレ
このキャンプ場のトイレは、綺麗、清潔で本当に立派でした。キャンプ場でこんなに綺麗なトイレである必要あるのか、と感じるくらいでした。
下の写真のように、どこかのホテルのような内装でした。自動でライト点灯します。
炊事場
炊事場も清潔感があり、良かったです。
ゴミ捨て場
ゴミ捨て場も、丁寧に大きな文字でゴミの分別の内容が書かれており、利用しやすかったです。
キャンプ場のアクティビティ
洞爺水辺の里財田キャンプ場で楽しめるアクティビティを紹介したいと思います。キャンプ場周辺は特に目立った観光スポットはないので、敷地内で楽しめるアクティビティだけ紹介します。
遊具(ひとつだけ)
子供向けにターザンロープがあります。ただ、遊具はこれ一つしか見当たりませんでした。もっとたくさんあれば良かったのですが。。
洞爺湖周囲の遊歩道
洞爺湖のそばには遊歩道が整備されています。このキャンプ場に泊まるなら、洞爺湖を見ながらの遊歩道散策は外せないでしょう。
遊歩道は木々の中を歩くので、本当に気持ち良かったです。
洞爺財田自然体験ハウス
フリーサイトの奥に、洞爺財田自然体験ハウスという、環境省が運営するビジターセンターがあります。
この中では、洞爺湖周辺の自然や生き物について展示があり、体験コーナーもあります。職員が常駐しており、丁寧に説明してくれます。私と娘が訪れたときは、ここで飼育している亀を見せてくれました。
建物内の写真を撮り忘れたのですが、丁寧に分かりやすく展示されており、洞爺湖の自然を知るには最適な施設だと思います。キャンプ場に泊まる際は、是非とも併せて訪れたいスポットです。
我が家がフリーサイトを利用したときの様子
我が家がフリーサイトに泊まったときの様子を紹介したいと思います。
フリーサイトは、下の写真のように、車を横付けできるようになっており、平日のため空いていたので、ほぼオートキャンプと同じ感覚で利用できました。
サイトの芝生がまっ平らで、ペグも容易にささり、テントは張りやすかったです。
炊事は芝生にシートを敷いて行いました。
下の写真のように、フリーサイトは広々しており、娘は大はしゃぎでした。
青い空に、濃い緑の木々と芝生の風景が、なんとも気持ちよかったです。
我が家のサイトから約50m歩くと、下の写真のように美しい洞爺湖が見れました。水の透明度が高く、美しかったです。雲がなければもっと遠くの景色まで見えるかもしれませんが、この薄曇りな感じがまた雰囲気あって良かったです。
まとめ
洞爺湖のほとりにある洞爺水辺の里財田キャンプ場について、施設の様子とフリーサイトを利用した感想をまとめました。
北海道のキャンプ場の中では少し料金高めですが、ロケーション的にも設備・サービス的にも素晴らしいキャンプ場だと思います。洞爺湖の絶景も間近に見え、洞爺財田自然体験ハウスでは洞爺湖周辺の自然について理解を深めることができるのも魅力です。
洞爺湖を観光する際は、是非ともおすすめしたいキャンプ場です。