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熊野本宮から高野山まで、八木新宮特急バス"やまかぜ"(奈良交通)を利用して移動した様子を紹介

熊野本宮から高野山までの道のりは長い

私は2025年4月末から2泊3日で、熊野古道の小辺路をトレッキングしました。その際、高野山へ車を置いて出発したので、目的地の熊野本宮へ到着した後、公共交通機関で高野山へ戻る必要がありました。

熊野本宮から高野山までは、自分の車があれば約80kmを約2時間で行くことができるのですが、公共交通機関による移動となると途端に難しくなり、大きく遠回りして最低でも5時間以上はかかることが分かりました。

結局、熊野本宮から高野山へ公共交通機関で行くには、現状(2025年5月現在)以下の2通りしかなさそうです。

  1. 聖地巡礼バス(2回乗り換え必要)を使う
  2. 熊野本宮から五条駅まで八木新宮特急バス(奈良交通)、五条駅から高野山まで電車+ケーブルカー+バス

1の方法はバスのみなので良さそうですが、web予約する必要があり、1日1便なので使い勝手が悪く感じました。

2の方法は、長距離の八木新宮特急バスに乗った後、さらに電車+ケーブルカー+バスを乗り継ぐ必要があり、こちらも途方もなく面倒です。。

調べた結果、いずれの方法も便数は少なく、料金が高い(5,000円以上はかかる)というデメリットが際立っていることが分かりました。

八木新宮特急バス+電車の移動手段をチョイス

そこで、便数の多さ(1の方法は1日1本、2の方法は1日3本)から、結局私は熊野本宮から高野山への移動手段は、上記2の方法をとりました。

ただし、五条駅から高野山へ行く際、南海電鉄の極楽橋駅でケーブルカーとバスへ乗り継ぐところを、極楽橋駅からは徒歩で高野山まで行き、960円分の節約をしています。

長時間の移動だが楽しめる部分もあった

長時間の移動となりましたが、結果的には、日本一長い路線バスに乗りつつ谷瀬の吊り橋を観光でき、五条駅から極楽橋駅までの快適な特急電車による移動、極楽橋駅から高野山までの山歩きなど、楽しめる部分もあったので、その様子を本記事で紹介したいと思います。

日本一距離が長い路線バスの八木新宮特急バス(奈良交通)を利用

私が利用した八木新宮特急バスですが、日本一距離が長い路線バスとのことで、大和八木駅~十津川温泉~JR新宮駅の約170km、168の停留所を6時間半くらいかけて運行しているようです。

毎日たった3便とはいえ、6時間半も運行するのはすごいです。長時間運転となるので、私も乗ってみて分かったのですが、路線バスなのに区間ごとに休憩時間が設けられていました。私が乗った区間では2回休憩があり、全区間だと計3回とのことです。

そしてさらに特徴的なのは、休憩時間のうち1回は上野地というバス停で約20分の長い休憩で、観光スポットの"谷瀬の吊り橋"を観光できることです。谷瀬の吊り橋へ車で行く場合は、駐車料金がかかるので、このバスを利用すると実質無料で訪れることできるため、大きなメリットと言えます。

土日祝の3便目の観光特急バス"やまかぜ"に乗った

私が八木新宮特急バスに乗ったのは2025年4月27日の日曜日でした。

土日祝はこのバスの3便目は特急バス"やまかぜ"(上の写真)という名称で、いくつかの停留所をスルーして時短で運行しています。ただし時短できるのは全区間合わせてたったの30分でたいしたことはないです。。

私が乗ったのは以下の時刻表の本宮大社前(熊野本宮)11:39発の便で、五条駅まで行って料金は3,750円でした。支払いは交通系ICが利用可能(PASMOも可能だった)でしたが、私は残高が足りずに差額を現金で支払いました。

引用元:奈良交通

熊野本宮大社を出発したバスは、以下の地図のように国道168号をずっと北上し、途中に2回の休憩を挟んで五条駅へ向かいました。

私が乗った日はGW序盤の日曜日ですが、大混雑ということはなく、普通に座れました。私は小辺路トレッキングするための大きなリュックを持っていましたが、2人掛けの席の1人分に荷物を置かせてもらいました。

このバスは予約制ではないので、混雑する場合はどうするのかなあと、思いました。長時間ずっと立ちっぱなしになることもあるのですかね・・。

バスは、両サイドが山に挟まれた谷間の川沿いを、主に十津川村(日本一大きな村として有名)を経由して走りました。車窓からは下の写真のような美しい山村風景が続き、飽きることなく過ごせました。

観光特急バスとのことで、嬉しいことに運転手による観光案内があり、通過する村やダム、観光スポットなどについてマイクを使って説明してくれていました。ただ、ぼそぼそしゃべっていたので、あまり聞き取れなかったのが残念です。。

1回目の休憩所

1回目の休憩所は十津川温泉バス停です。十津川バスセンターがあってトイレと足湯が併設されていますが、足湯は利用していません。休憩は10分なので、ちょっと浸かることはできるかもしれません。

あと、隣にちょっとしたコンビニ的なお店があって食べ物や飲み物を購入できます。これも時間があまりなくて、さっさと購入を済ませる必要があります。

2回目の休憩所で"谷瀬の吊り橋"を観光した

2回目の休憩所は上野地というバス停で20分間と少し長めの休憩時間です。

ここでは、大きくゆれて怖い体験ができる"谷瀬の吊り橋"(長さ297m)という観光スポットまで歩いて行くことができます。普通に車で行った場合は、800円の駐車料金(2025年5月現在)を払うことになるので、八木新宮バスで行く場合800円分が無料となるのでお得です。なお、橋を歩くの自体は無料でした。

バス停から谷瀬の吊り橋までは、下の写真のように歩いて2分くらいで行けました。

私が行った日は日曜日のためか休みでしたが、橋のそばには"山の駅 吊り橋の郷"という土産物屋があるので、そこで買い出しもできます。

実際に吊り橋を渡ってみたのですが、本当に揺れて超怖かったです。。この橋は向こう岸へ渡るための生活道だったらしいですが、こんなの怖すぎですね。歩くところは板敷きになっていますが、隙間から下が見えるのがまた怖いのです。まあ落ちることはないとは思いますが。。

橋からの眺めは最高でしたが、揺れるので写真を撮る余裕はあまりありませんでした。

路線バスに乗りながら、こんな面白い観光スポットに寄れるとは、八木新宮特急バスはおすすめです。

その後は休憩なしでJR五条駅まで向かいました。五條市に入ると急に道路が混みだして、到着予定の14:57を少し過ぎましたが、五条駅15:03発の電車にぎりぎり滑り込みセーフでした。

この乗り継ぎがうまくいくか心配でしたが、間に合って良かったです。もしかしたら、電車は八木新宮特急バスの到着を意識的に待ってくれていたのかもしれません。

JR五条駅からJRと南海高野線で極楽橋駅へ向かった

そして、JR五条駅から橋本駅へ到着した後、南海高野線で極楽橋駅へ向かいました。

ここでアクシデントがあり、PASMOの残高なし、さらに、手持ちのお札が古い紙幣で両替できず、切符を購入するのに手間取り、本来乗ろうとしていた普通列車に乗り遅れてしまいした。そしてその後到着した電車に飛び乗ったところ、何か高級仕様だなあと思いながら座ってくつろいでいたら、どうも有料の"特急こうや"であることが分かりました。それで、通りかかった車掌さんにしっかりと520円の特急料金を払いました。。

下の写真が特急こうやの車内です。新幹線のような内装です。

トイレと洗面所も配備されていました。

約50分で極楽橋駅へ到着しました。余分な料金を払うことになったものの、特急こうやは快適な乗り心地でした。

極楽橋駅からは節約のため徒歩

極楽橋駅から高野山へ行くには、通常ケーブルカーで高野山駅まで行き、そこからバスで高野山中心部へ向かいます。その場合960円かかりますが、私は節約のためと山歩きを楽しむため、極楽橋駅から高野山の中心部まで山道を歩いて行きました。

下の写真で、右へ行けばケーブルカー乗り場ですが、私は改札口を出ました。

その後、以下の地図のように不動坂という山道を歩いて女人堂まで行き、女人堂からは高野山の宿坊や寺院が並ぶエリアへたどり着くことができました。

不動坂旧ルートを歩きましたが、下の写真のように急な山道となっていますが、登山道としてしっかり整備されていました。道に迷うこともなく、安心して歩けました。

高野山の宿坊や寺院のエリアを抜けて、最終目的地の自分の車があるお助け地蔵尊前駐車場に到着しました。3日前ここに停めておいた自分の車があることを確認し、安心しました。盗まれたり、荒らされたりしていたらどうしようかと不安でしたが、無事でした!

まとめ

奈良交通の八木新宮特急バス"やまかぜ"を利用して、熊野本宮から高野山まで移動した様子を紹介しました。

八木新宮特急バスは日本一長い路線バスで、車窓から見える美しい山村風景や、休憩時の谷瀬の吊り橋観光を特徴とした、貴重なバス旅が体験できるので、是非ともおすすめです。

私のように、熊野古道を歩いて熊野本宮へ到着した後に利用し、熊野古道歩きの後にバス旅も楽しみながら移動もこなすことができて二重に楽しめるので、熊野古道トレッキング計画時には、八木新宮特急バスの利用も組み込むことをおすすめします。