- 麗江とは?
- 麗江へのアクセス方法
- 麗江の観光スポットはこんなにある
- 麗江はまち歩き(散策)だけで十分楽しめる
- 麗江のまち歩き(散策)、おすすめルート紹介
- 麗江は安宿がたくさんあるので便利
- 麗江で食べたもの
- まとめ
麗江とは?
麗江は中国雲南省にある町で、少数民族であるナシ族の、独自の文化と建築様式による美しい町並みが観光の見どころとなっています。上に示す写真のような、美しい麗江古城の町並みは、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
それから麗江は、標高2400mのところに位置するので、近くに5,000m級の山があったり、綺麗な湖があったりと、古城以外にも、自然景観の見どころであふれています。
2009年6月に麗江を観光した
そのような多くの魅力がある麗江を、私は一人旅で訪れ、2009年6月19日から21日までの2泊3日滞在して観光しました。
麗江に滞在し、雲南省の素晴らしさを大いに感じることができたので、その魅力とおすすすめだと感じた観光ルートを記事にまとめておこうと思います。
麗江へのアクセス方法
麗江はどこにあるかというと、下の地図で印をつけた、中国南西部の内陸にあります。
どうやって日本からこんな奥地に行くかというと、まずは上海、成都や昆明などの大きな都市へ行き、そこから飛行機、鉄道またはバスで移動します。私の場合は、飛行機で日本→広州→昆明、そこからバスで麗江へ行きました。
飛行機の場合、麗江の空港は国内線のみなので、必ず中国のどこかの都市で中国国内線へ乗り換える必要があります。
麗江へ行くためのアクセス方法について、飛行機、鉄道、バスの場合について、以下にまとめておきます。下記情報は、"地球の歩き方2018~19 成都 九寨溝 麗江"を参考にしています。
飛行機
北京(Beijing)、上海(Shanghai)、昆明(Kunming)、成都(Chendu)、重慶(Chongqing)、貴陽(Guiyang)から行くことができます。日本から行く場合は、上海や成都で乗り継ぐのが良いでしょう。
便数や時刻表は分かりませんが、以下のサイトで検索して確認できます。英語のサイトなので、都市名は英語で選択します。麗江は、"Lijiang"です。
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このサイトは、私が中国国内線のチケットを買うときによく使ったサイトです。予約してクレジットカード決済すると、e-ticketがメールで送られます。私は何度か利用しましたが、e-ticketを印刷して持って行くと、問題なく飛行機に乗ることができました。
鉄道
昆明と大理から鉄道で麗江へ行けます。
昆明→麗江:7時間10分
大理→麗江:1時間45分
時刻表は、以下のCtripというサイトを使って検索すれば確認できます。
中国列車予約 | 高速鉄道切符購入・配送 | シートリップ - Ctrip
麗江の鉄道駅から、16路のバスで麗江古城へ行くことができます。
バス
バスで昆明、大理、香格里拉から麗江へ行くことができます。
昆明→麗江:8時間、1日5便(時刻は分かりません・・)
大理→麗江:4時間、7:40~18:10分の間17便
香格里拉→麗江:4時間、7:2~16:00の間30分~50分に1便
私は夜行バスで昆明を出発し、麗江に朝6時前に到着しました。バスターミナルは、麗江古城の近くにあるため便利でした。
下の写真は、昆明から到着したときの、麗江のバス(大水車近くの駐車場)です。
私が行ったときは、バスは麗江古城のシンボルである大水車(上の写真)の近くに到着したのですが、今は麗江高速バスターミナルに到着するのではないかと思います。
その場合、以下の地図のように、大水車(赤色の印)までは約1.8kmあります。歩くか、路線バスまたはタクシーを利用するとよいでしょう。
麗江の観光スポットはこんなにある
麗江の観光スポットは以下のように、民族文化を楽しめるスポットと、自然景観を楽しめるスポットがあります。
民族文化を楽しめるスポット
- 麗江古城
- 束河古鎮
- 白沙
- 玉峰寺
- 麗江市博物館
自然景観を楽しめるスポット
- 玉龍雪山風景名勝区
- 黒龍譚景区
- 虎跳峡
- 瀘沽湖国家風景名勝区
- 石鼓
- 宝山石頭城
こうして挙げてみると、麗江には多くの観光スポットがあることが分かります。
私は上記の中で、麗江古城、束河古鎮、白沙だけ行きました。
麗江はまち歩き(散策)だけで十分楽しめる
麗江はたくさんの観光スポットがありますが、町自体が美しい麗江は、まち歩き(散策)をするだけで多くの綺麗な景色を目にすることができ、観光として十分満足いくものになるでしょう。
玉龍雪山も見たかったが、入場料が・・
麗江郊外でイチオシの観光スポットとされる、玉龍雪山風景名勝区にも行こうとしたのですが、入場料が130元(≒2,210円)かかり、さらにロープウェイに乗ると180元(≒3,060円)かかることが分かり、それは高すぎるので、私は入りませんでした。
下の写真のように、入場口まで行ったのですが、入りませんでした・・。
とはいえ、まち歩きをするだけでも、以下の写真のように、見事な玉龍雪山を遠望することができる場所に巡り合うことができました。
私はこの風景が見れただけで十分でした。
麗江以外に大理や香格里拉もまち歩きが楽しい
雲南省には麗江以外に、大理や香格里拉なども有名ですが、これらのエリアでもまち歩きが本当に楽しいのです。雲南省は、お金を払わず、ただ歩くだけで観光を楽しめるという意味で、本当素晴らしいエリアだと思います。
麗江のまち歩き(散策)、おすすめルート紹介
私が麗江まち歩きして、おすすめしたいと思ったルートを紹介したいと思います。というか、単純に私が歩いたルートそのものなのですが・・。
麗江の観光おすすめルートは以下の通りです。
麗江古城→束河古鎮→白沙→麗江古城
地図で示すと、以下のようになります。Aは麗江古城、Bは束河古鎮、Cは白沙です。AからBは約8km、BからCは約5kmです。
それぞれの町で、異なった趣の少数民族文化や建築様式を楽しめることができるし、とこどころ、5,000m級の玉龍雪山の絶景を望むことができます。
町から町への移動
それぞれの町から町へ移動するには、路線バスを使うとよいでしょう。
降りる際は、バス停を間違えないよう、事前に運転手に伝えておくか、乗車中にバス停の標識をよく確認する、または、ネット環境を用意しておき、GPSで現在地を確認できるようにしておく、などするとよいでしょう。
麗江から束河古鎮へ行くには、6路バスに乗り、"束河路口"で降ります。
束河古鎮(または麗江)から白沙へ行くには、6路バスに乗り、"白沙镇人民政府"で下ります。
ちなみに、私はまだ若かったので、町から町への移動は、全て徒歩で、車道を歩いて移動しました。今じゃそんなことしないでしょうが・・。
それぞの町がどんな様子だったか以下に紹介します。
1.麗江古城
麗江古城は、石畳の道沿いに古い趣のある木造建築(そう見えるように作られているものもあります)が建ち並ぶエリアで、ここには土産物屋、レストラン、カフェ、ゲストハウスなどがずらっと軒を連ねています。
路地は道に迷うほど入り組んでおり、この先は何があるんだろうかと興味がわき、歩くのが楽しいところです。
以下の写真は、早朝バスで麗江に着いたときに撮った写真なので、店が閉まっていますが、昼間は観光客だらけになります。
下の写真のように、"客桟"と書かれているところは、ゲストハウスであることを意味しています。客桟は古城内の至る所にあり、宿探しには困らないでしょう。値段も100元以下の安いものばかりだと思います。
下の写真は、忠義坊という門で、観光スポットになっています。
少し高いところから古城を見ると、以下の写真のように、麗江を象徴する古城風景となります。
古城内の広場では、以下の写真のように、少数民族のナシ族が観光客向けに踊りを踊ってくれます。
麗江古城は、雰囲気のある建物群の中を歩き、土産物や食べ物を物色したり、ナシ族の暮らしを見たり、ただ歩くだけで本当楽しいところです。
とはいえ、人が多すぎるので、静かにまち歩きしたい方は、麗江古城はそこそこにして、束河古鎮または白沙へ行くとよいでしょう。
2.束河古鎮
次に束河古鎮へ行きました。
私は麗江古城から束河古鎮へ歩いて行ったのですが、道中、玉龍雪山を望む綺麗な景色を見ることができました。
束河古鎮まであと1kmとの標識です。
そして、束河古鎮に到着しました。麗江古鎮より静かで、さらにおしゃれ感がアップした、大人な雰囲気があります。
束河古鎮でも、色とりどりの土産物屋が軒を連ね、見るだけで楽しくなります。
この束河古鎮は、色使いが本当綺麗で、上手に町作りしていなあと感心してしまいます。以下の並べられた果物も、なぜか華やかでおしゃれに見えます。
この日は天気がよく、標高が高いせいか、空の雲が妙にリアル(近く見える)で、古鎮の風景と絶妙にマッチしています。私はこういう風景が大好きで、大興奮でした。
下の写真は、四方聴音広場で、夜になるとナシ族が賑やかに踊っているのを見れて、楽しかったです!
束河古鎮は、麗江ほど騒がしくなく、静かに土産物や食べ物を物色でき、しかも景観が素晴らしかったので、麗江古城と白沙を含めて、一番のお気に入りの町でした。
3.白沙へ歩いて行く
次に、白沙の方へ歩いて行きました。
白沙では、麗江古城や束河古鎮よりさらに観光客が少なく、静かにまち歩きをすることができます。また、ナシ族の暮らしや、複数の少数民族が描いた白沙壁画を見ることができます。
白沙へ向かう途中、以下の写真のような、絵みたいな風景を見ることができました。なんとも美しい景観です。
車道をひたすら歩いて、白沙へ向かいます。
田舎の風景になってきました。
白沙に到着です。何年も前にタイムスリップしたかのような風景です。
麗江古城は、古い建物を無理やり作ったような感じがありましたが、白沙では、本当昔ながらの古い建物を見ることができます。
下の写真のように、お土産用の布を染めている家もありました。
白沙は、なんとも古く趣のある村でした。
麗江は安宿がたくさんあるので便利
私は麗江に2泊したのですが、束河古鎮と麗江古城にそれぞれ1泊しました。
客桟という、古い建物を改修して作った、おしゃれなゲストハウスがたくさんあり、楽しく宿泊することができました。しかも料金が安く、トイレ・シャワー付の部屋で100元以下のものがたくさんありました。
以下は、束河古鎮で宿泊したゲストハウスの部屋です。
麗江で食べたもの
上に紹介した3つの町には、たくさんのおいしそうな食べ物を売る屋台があり、私は何度も買い食いしてしまいました。歩きながら食べるので、麗江では、あまり食堂やレストランで食事しませんでした。
以下の写真は、中国の定番屋台料理であるシャーピンです。雲南省のシャーピンは、なぜか、でかかったです。
下の写真のように、食欲そそる屋台料理がたくさんありました。
食堂では、焼きそばのような麺料理を食べました。麗江古城内のレストランは値段が高いですが、古城の外にある食堂では安く食べることができました。
まとめ
中国雲南省にある麗江への行き方や、楽しく散策できる、おすすめな町を紹介しました。
ただ歩くだけで楽しい気分にさせてくれる麗江は、本当素晴らしいところだと思います。3日間歩きましたが、全く飽きることなく、今でも、もう一度行って歩きたいくらいです。
麗江の古い町並みは、日本で見られるものと異なり、初めて行くと興奮と感動を味わえると思います、是非おすすめです!