- ANA国際線の手ぶらサービスとは?
- 手ぶらサービスのメリット・デメリット
- 手ぶらサービスを利用するための条件
- 料金はいくらかかる?
- ANA国際線の手ぶらサービスの流れ
- 手ぶらサービスを利用した感想
- まとめ
ANA国際線の手ぶらサービスとは?
ANA国際線にて使える"手ぶらサービス"は、海外出発前の自宅にて、ヤマト運輸に荷物を集荷してもらい、到着空港で引き取ることができる、非常に便利なサービスです。
通常は、空港へ荷物を持っていき、手荷物を預ける手続きが必要ですが、それが不要となります。つまり、出発空港で手荷物を預けるための大行列に並ぶ必要がないのです!素晴らしいサービスだと思います。
下の写真は、私が2019年の年末年始に中国旅行への出発時に撮った写真です。この行列に並ぶとなると気が滅入ります。。その必要がなくなるのが手ぶらサービスなのです。
ちなみに手ぶらサービス以外に、ANAでは"空港宅配サービス"というのもありますが、こちらは自宅で荷物を集荷した後、空港にて一旦荷物を引き取って、それから手荷物を預ける手続きをするものです。この場合、手荷物を預けるための大行列に並ぶ必要あり、メリットは少なくなると思います。
海外旅行出発時に楽をしたくて手ぶらサービスを利用してみた
私は、毎年のように中国へ1週間以上の旅行へ行きますが、期間が長めなのでどうしても荷物が多くなり、空港から遠い自宅からの持ち運びの面倒さと、空港での手荷物預けの待ち時間の長さに、毎度悩まされていました。
2019年の年末年始も、中国を9日間旅行したのですが、今回は奮発して手ぶらサービスを利用してみることにしました。それが非常に快適だったので、サービスの具体的な解説と、利用した感想を記事にまとめたいと思います。
手ぶらサービスのメリット・デメリット
冒頭にも述べましたが、ANA国際線手ぶらサービスのメリットは以下の2つです。
- 自宅から空港までの荷物持ち運びが不要
- 空港で手荷物を預ける手続き不要
- ANA100マイルがもらえる
一方で、デメリットもあります。デメリットは以下の3つが考えられます。
- お金がかかる(当然ですが・・)
- 出発の数日前までに荷物をまとめる必要ある
- 集荷のために在宅する必要ある
デメリットについては、お金がかかるのは当然ですが、荷物を集荷してもらうため、集荷日までに荷物をまとめておく必要があるのは少し面倒かも。。出発ぎりぎりまで使いたい衣類があるかもしれないし、当日持っていくサブバッグとの仕分けも考えなくてはなりません。
また、集荷の手配をしたら、指定日時に在宅しておく必要あるので、仕事が忙しく、夜中しか在宅しない方は、このサービス利用するのが難しいかもしれません。ちなみに、運送会社となるヤマトの営業所への持ち込みはダメそうでした・・(手続き画面で集荷先住所を営業所の住所にすれば可能かも→未確認)。
手ぶらサービスを利用するための条件
手ぶらサービスが利用できる人は限定されており、国際線で成田・羽田・関西発のANA便の利用者となっています。また、アメリカ便は対象外となっているようです。
あと、私の場合、マイルを使った特典航空券でしたが、それでも問題なく利用できました。
ちなみに、JAL便を利用する場合は、"JAL手ぶら宅配サービス"という同様のサービスがあるのでそちらを利用するとよいでしょう。
荷物の条件
荷物の条件として、1個25kg以内、縦・横・高さの3辺計160cm以内でなくてはなりません。
料金はいくらかかる?
手ぶらサービスにかかる料金は、空港宅急便料金に手ぶらサービス料金330円(2020/1現在)を足した料金となっています。
空港宅急便料金は、発送元地域とサイズ・重量によって変わります。下記のURLで料金を調べることができます。
私の場合ですが、北関東に在住で羽田空港から出発したのですが、料金は2,840円でした。金持ちでないので2,840円は高いと感じましたが、1度は体験してみたいと思い、利用することにしました。
下の画面が、料金確認結果です。
ANA国際線の手ぶらサービスの流れ
1.Webで申し込み
申し込みは、発送元地域によりますが、前日~3日前までに申し込んで集荷してもらう必要があります。私の住む北関東では2日前に申し込む必要ありました。
手ぶらサービスのページの"今すぐ申し込む"ボタンを押すと、ANAのHPにログインし、予約確認画面へ自動的に飛んでくれます。そして、下の画像のように、予約確認画面のサービスメニューから申し込みが可能です。
その後、ヤマト運輸のサイトへ移行し、必要事項を記入します。必要事項は、集荷先情報(名前、電話番号、住所、メールアドレス)、集荷希望日時、受取場所(手ぶらサービスの場合、到着空港)、荷姿と品名です。
2.集荷
申し込み時に指定した場所、時間に、ヤマト運輸が集荷にくるので、荷物を渡します。そのとき、下の画像のような、依頼主控えを受け取ります。
本当に荷物が空港へ向かっているか心配な場合
手元にある依頼主控えに記載の番号で、ヤマト運輸のHPにて荷物問い合わせをすることで、今どこに荷物があるか把握できます。ちゃんと荷物が運ばれるか心配だったのですが、集荷後に確認して安心することができました。
3.オンラインチェックインをする
出発の24時間前から出発便のオンラインチェックインが可能となるので、ANAのHPにログインして予約確認画面からオンラインチェックを実施します。完了すると、モバイル搭乗券または、プリントアウトした搭乗券が入手できます。
これをやっていないと、当日空港で搭乗券発行のために、自動チェックイン機または手荷物カウンターへ並ぶ必要性が生じてしまいます。
4.出発空港の搭乗口で手荷物控えを受け取り
当日出発空港に向かい、手荷物カウンターはスルーし、保安検査場へ向かい、出国手続きを済ませます。そして、搭乗口へ向かい、ANAのスタッフに、集荷時にヤマト運輸担当者から受け取った依頼主控えを見せます。
すると、以下の写真のように手荷物控えをもらえます。
5.到着空港で荷物引き取り
そして、到着空港の手荷物引き取り所にて、対象の荷物を受け取ります。
注意点として、私の場合、羽田空港を出発して広州経由で武漢空港へ向かう旅程だったのですが、一度広州で手荷物を受け取る必要があるルールだったようで、結局手ぶらサービスの対象区間は羽田から広州の間となってしまいました。残念。。
その説明は羽田の搭乗口でスタッフにしてもらいましたが、乗り継ぎ先の空港によっては、ルール上、最終目的地まで行かない場合があることに注意が必要です。
手ぶらサービスを利用した感想
ANA国際線の手ぶらサービスを初めて利用してみましたが、本当に楽でした。
旅行の出発時、いつも重い荷物を持って、乗り換え含めて2時間半くらい電車に乗り、さらに空港に着いたら手荷物カウンターで長い待ち時間に耐える必要があり、それだけでひどく疲れていました。手ぶらサービスを使うことでその苦痛がなくなり、快適そのものでした。特に私のように、空港へ行くまで2時間以上かかる人にはメリット大きいと思います。
今後もANA国際線を利用する機会あったら、手ぶらサービスを活用したいです。
まとめ
ANA国際線の手ぶらサービスについて、メリットデメリット、利用方法や利用した感想をまとめました。
手ぶらサービスは、これまで重い荷物を持って海外へ行く際の、面倒で不快な点を大きく改善してくれる、素晴らしいサービスだと思います。より快適に、スムーズへ海外渡航したい方は是非とも活用をおすすめします。