- 北海道の道央を家族3人でキャンプ旅行
- 道央おすすめのキャンプ場6選を紹介
- 1.白老ふるさと2000年の森「ポロトの森キャンプ場」
- 2.洞爺水辺の里財田キャンプ場
- 3.道営野塚野営場
- 4.おたる自然の村野営場
- 5.上富良野町日の出公園オートキャンプ場
- 6.国設白金野営場
- キャンプ場満足度ランキング
- 関東より北海道のキャンプ場の方が魅力的!
- まとめ
北海道の道央を家族3人でキャンプ旅行
私は2019年6月23日~29日の6泊7日で、3歳の娘、妻ともに関東から北海道へ行き、道央・富良野・美瑛をレンタカーで旅行しました。
この旅行で特徴的なのは、6泊全てをキャンプ場にテントを張って宿泊したことです。ホテルや旅館、バンガローでさえも使っていません。
普段関東に在住しており、キャンプは夏の時期に月1回程度行くのでキャンプ道具は持っているものの、いろんな心配ではありましたが、なんとかなりました。荷物も全て持って行けたし、3歳の娘もどのキャンプ場でも大はしゃぎで、毎日楽しそうにしていました。
6泊したキャンプ場は、それぞれ特徴があって、娘だけでなく大人も楽しめる要素を持っており、いずれも他の人におすすめしたいと感じられるキャンプ場でした。
この記事では、我が家が北海道の道央で利用したキャンプ場を、おすすめキャンプ場6選として紹介したいと思います。
道央でまわった観光エリア
我が家が道央の旅行でまわった主な観光エリアは、以下の通りです。富良野と美瑛はもしかしたら道央でないかもしれませんが、北海道の真ん中の方にあるので、道央とします。
- 登別温泉
- 洞爺湖
- 積丹半島
- 小樽市
- 富良野
- 美瑛
飛行機で新千歳空港に着いた後レンタカーを借り、そこから上記のエリアの順番に観光し、旭川空港から羽田空港へ戻りました。
それぞれの観光エリアをグーグルマップに印をつけると、以下のようになります。A~Hのマークは、それぞれ以下の観光エリアに対応しています。
- A:新千歳空港
- B:登別温泉
- C:洞爺湖
- D:積丹半島
- E:小樽市
- F:富良野
- G:美瑛
- H:旭川空港
我が家は、これらの各エリアに近いところのキャンプ場にテントを張って宿泊しながら、旅行しました。
キャンプ場の選び方
今回の旅行で泊まった道央のキャンプ場は、出発前にあらかじめ各観光エリアにあるいくつかのキャンプ場候補をピックアップしておきました。そして旅行の際、その日の旅程によって、候補の中から選んでキャンプ場へ向かいました。いずれのキャンプ場も予約せず、飛び入りで利用しました。
行きたいキャンプ場を決める際に重視した点は以下の4点です。
コインランドリーがあるか?
3歳の娘は服をすぐ汚すので、2~3日に1回は洗濯が必要となります。
そのため、6つのキャンプ場のうち2つは、コインランドリー設備があるキャンプ場を選ぶ必要がありました。探してみると、コインランドリー設置したキャンプ場は結構あり、助かりました。
温泉が近くにあるか?またはシャワーがあるか?
夜は風呂に入ってさっぱりしたいので、キャンプ場の近くに温泉があるか、またはシャワー設備があるかも重要視しました。
ゴミ捨てが可能か?
ゴミ捨て場があるかどうかは、北海道旅行では重要です。
北海道の各地をレンタカーでまわるため、ゴミを積んだまま移動したくありません。キャンプ場によってはゴミ捨て不可なところもあるため、事前によく確認しました。
料金が安いか?
キャンプ場利用料金の安さも重視しました。
北海道のキャンプ場は基本的に安いですが、設備・サービスによって料金は変わります。必要最低限の設備はあるが、安いキャンプ場を選ぶようにしました。
また、近くの温泉へ行く場合、入浴料が高いと1泊分の宿泊料金としては高くなってしまうので、サイト利用料と入浴料の合計金額が安いかどうかも確認して選びました。
バンガローがあるか?
土砂降りの雨の中テントを張るのは嫌なので、いざ雨が降ったときに、バンガロー泊に変更できるよう、バンガローの宿泊施設があるかどうかも確認しました。
道央おすすめのキャンプ場6選を紹介
我が家が泊まった、おすすめの道央キャンプ場6選を紹介します。
各観光エリアの付近にあるキャンプ場で、実際に宿泊したキャンプ場を以下の地図に示します。地図の印の色は、それぞれ以下のキャンプ場に対応しています。
- 青色:白老ふるさと2000年の森「ポロトの森キャンプ場」
- 紫色:洞爺水辺の里財田キャンプ場
- オレンジ色:道営野塚野営場
- 黄色:おたる自然の村野営場
- 緑色:上富良野町日の出公園オートキャンプ場
- 茶色:国設白金野営場
1.白老ふるさと2000年の森「ポロトの森キャンプ場」
白老ふるさと2000年の森キャンプ場は、登別温泉から割りと近い(30km程度)キャンプ場で、白老町にあります。新千歳空港からもそれほど遠くないので、我が家は初日にこのキャンプ場を利用しました。
白老町の市街地から数km進んだところにあるキャンプ場で、アクセス良好で、買出しも楽です。それでいて、このキャンプ場は深い森で覆われており、大自然の中に身を置くことができるのが特徴です。
下の写真のように、深い森を散策することもできます。
駐車場からテントサイトまで150mもあるのが難点ですが、荷物の搬入・搬出時は車の乗り入れ可なので問題ないでしょう。
下の写真の管理棟では、このエリアのポロトの森について資料が展示されており、動植物について知ることができます。また、200円でシャワーが利用できます。この辺は近くに温泉がないので助かりました。
基本情報(フリーサイト)
利用期間:4月1日~11月30日
料金:大人(高校生以上)400円、小人(小中学生)300円
入浴:シャワー有り
ゴミ捨て:可
バンガロー:有り
コインランドリー:なし
ホームページはこちら
おすすめポイント
市街地に近いが、深い森の中でキャンプ
周辺観光地
登別温泉、登別地獄谷、登別マリンパークニクス、登別伊達時代村
2.洞爺水辺の里財田キャンプ場
洞爺水辺の里財田キャンプ場は、洞爺湖のほとりにあるキャンプ場です。
広大な敷地にオートサイト、キャンピングカーサイト、フリーサイト、コテージ、立派な管理棟を持つ高規格なキャンプ場です。
フリーサイトはまっ平らな広大な芝生サイトとなっており、車をサイトに隣接して駐車できるようになっているため、オートサイト感覚でキャンプできます。
広大な芝生に娘は大喜びでした。
サイトから約20mくらい歩くと、洞爺湖の絶景を見ることができます。洞爺湖を間近に見られるこのキャンプ場の立地は最高です。
管理棟では、売店、レストラン、シャワー、コインランドリー、自販機など充実した設備が充実しており、初心者の方も安心してキャンプできると思います。
基本情報
期間:4月上旬~10月上旬
料金:入場料大人(中学生以上)800円/小人(小学生)400円と駐車料金700円
入浴:シャワー有り、または、洞爺いこいの家(洞爺温泉、大人440円/小人140円)
ゴミ捨て:可
バンガロー:有り(ケビン)
コインランドリー:あり
ホームページはこちら
おすすめポイント
美しい洞爺湖の湖畔というロケーション
高規格な設備
周辺観光地
洞爺湖、洞爺温泉、サイロ展望台、有珠山ロープウェイ
3.道営野塚野営場
積丹半島の海沿いにある無料のキャンプ場です。
目の前に広がる真っ青な積丹ブルーの絶景を見ながら、キャンプできます!
ただ、いつもかどうか分かりませんが、時間帯によっては風が非常に強いです。テントを張るのに一苦労するかもしれません。。
海に沈む夕日もばっちり見えます。
無料ですが、ちゃんとトイレ・炊事場があります(あまり綺麗でありませんが・・)。
基本情報
期間:5月上旬~10月上旬
料金:無料
入浴:岬の湯しゃこたん(温泉、大人610円/小人210円)
ゴミ捨て:不可
バンガロー:無し
コインランドリー:なし
ホームページはこちら
おすすめポイント
無料で利用可能!
積丹ブルーの海が目の前
周辺観光地
神威岬展望台、島武意海岸
4.おたる自然の村野営場
小樽市街地から15分くらいでアクセスできる、好立地のキャンプ場です。
それでいて、高い木々に囲まれた林間サイトで、自然を大いに感じることができます。小樽運河の観光客の多さにびっくりしましたが、このキャンプ場では静かに過ごすことができます。
ただ、駐車場からサイトまでの200mくらいの距離を、リヤカーで荷物運ぶ必要あります。。
駐車場の近くに、宿泊も可能なおこばち山荘があります。キャンプ場の受付はここでします。
おこばち山荘では風呂の入浴が可能ですが、利用可能なのはAM11:00~PM3:00までとのことです。中途半端な時間です。。周囲に温泉はなさそうなので、1泊だけなら利用するのは難しいでしょう・・。
基本情報
期間:5月1日~10月31日
料金:入場料大人(中学生以上)200円と持ち込みテント料500円
入浴:併設のおこばち山荘(ただしAM11:00~PM3:00まで、大人200円/小人100円)
ゴミ捨て:可
バンガロー:有り
コインランドリー:なし
ホームページはこちら
おすすめポイント
市街地に近いが、奥深い林間サイト
周辺観光地
小樽運河、おたる水族館
5.上富良野町日の出公園オートキャンプ場
上富良野町の町外れにあり、富良野・美瑛のどちらの観光地へもアクセスしやすいキャンプ場です。市街地から近いので買出しも楽です。
また、オートサイト、キャンピングカーサイト、フリーサイト、コテージ、バンガロー、立派な管理棟を持つ高規格キャンプ場です。しかも、料金が安いです。我が家はフリーサイトに泊まりましたが、立派な管理棟を使わせてもらったにも関わらず、家族3人で1泊1,000円で済みました。
管理棟は立派で、受付、売店、自販機、シャワー、コインランドリー、洗面所(温水あり)、談話室、テレビなど、ホテル・旅館並みの設備を持っています。
フリーサイトは、場所取りがうまくいけば、車のそばにテントを張れます。
キャンプ場は日の出ラベンダー園と隣接しており、花とラベンダーと山々の絶景を眺望することができます。
基本情報
期間:4月上旬~10月上旬
料金:大人(中学生以上)500円(小学生以下無料)
入浴:シャワー有り、または、フロンティア フラヌイ温泉(大人600円/小人300円)
ゴミ捨て:可
バンガロー:有り
コインランドリー:あり
ホームページはこちら
おすすめポイント
隣接の日の出ラベンダー園から絶景が眺望できる
高規格な設備
富良野・美瑛の観光スポットへのアクセス良好
周辺観光地
日の出ラベンダー園、ファーム富田、パノラマロード江花、ジェットコースターの路
6.国設白金野営場
美瑛町の十勝岳山麓にあり、奥深い原生林を切り開いて作られたと思われるキャンプ場です。その森の奥深さに圧倒されます。
背の高い木々が立ち並ぶ中に広大な芝生のサイトがあり、自分で好きなところにテントを張れます。場所によって森の景観が異なるので、張る場所を選ぶのも楽しいです。トイレ・炊事場も各所に点在しています。
バンガローもあります。
我が家は、トイレの近くに張りました。
オートサイトではありませんが、荷物の搬入・搬出時のみ車の乗り入れ可です。
受付時に、白金温泉の日帰り入浴施設である美瑛国民保養センターの割引チケットをもらえるので、ここの利用を是非おすすめします。内風呂しかなくて湯も熱いですが、本当に気持ちよく、入浴後、かなりリフレッシュできました。
基本情報
期間:6月上旬~9月30日
料金:大人400円/小人200円
入浴:美瑛国民保養センター(白金温泉、大人300円/小人100円)
ゴミ捨て:可
バンガロー:有り
コインランドリー:なし
ホームページはこちら
おすすめポイント
奥深い原生林の雰囲気が素晴らしい
十勝岳山麓の観光スポットへアクセス良好
白金温泉が気持ち良い
周辺観光地
青い池、しらひげの滝、道の駅 びえい、白金温泉、十勝岳望岳台、吹上温泉白銀荘
キャンプ場満足度ランキング
上に紹介した6つのキャンプ場はどれも良かったのですが、あえて私の満足度順に並べてみようと思います。景観、設備/サービス充実度、ロケーション、価格の妥当性の4つの要素から判断しました。
- 国設白金野営場
- 洞爺水辺の里財田キャンプ場
- 日の出公園オートキャンプ場
- 道営野塚野営場
- 白老ふるさと2000年の森「ポロトの森キャンプ場」
- おたる自然の村
国設白金野営場の深い森の雰囲気がなんとも魅力的で、本当に自然の中でキャンプをしているという感覚を味わえました。
洞爺水辺の里財田キャンプ場と日の出公園オートキャンプ場は、抜群に設備/サービスが充実していました。
道営野塚野営場は無料ながら、積丹ブルーの海の絶景を見ながらキャンプできるのが良かったですが、風が強いし、設備にあまり清潔感なく、キャンプしづらかったです。
白老ふるさと2000年の森「ポロトの森キャンプ場」とおたる自然の村は、それぞれ市街地に近くても深い森の中でキャンプできる点が良かったですが、インパクトは強くありませんでした。
関東より北海道のキャンプ場の方が魅力的!
今回で北海道キャンプ旅行は2回目ですが、改めて北海道のキャンプ場の良さを再認識しました。
北海道のキャンプ場は以下の3つの魅力があり、普段関東で利用しているキャンプ場より格段に利用価値が高いです。今後とも北海道旅行の際はキャンプ場をフル活用したいと思います。
1.料金が安い
同じ設備・サービスに対して料金が安いです。
関東のキャンプ場だとフリーサイトで3,000円くらいかかりますが、北海道では同等の設備で1,000円~2000円で済みます。半額程度のイメージです。
2.自然が豊か
北海道のキャンプ場は、関東よりも豊かな自然景観を楽しめます。
北海道のキャンプ場はいずれにおいても、湖、海、森、林などの自然景観を生かしてキャンプ場が整備されており、それぞれの個性を楽しめます。そして、その景観は基本的に関東のキャンプ場よりも綺麗だと思います。
3.キャンプ場数が多い
北海道のキャンプ場は数が多いです。
同じエリアでも複数のキャンプ場があるため、選択肢が多いです。そのため、観光エリア間を移動しながらキャンプ場でテント泊をすることが可能なのです。
まとめ
北海道の道央を、家族3人でキャンプ場でテント泊しながら6泊7日の旅行をし、どのキャンプ場もおすすめだと感じたので、おすすめキャンプ場を6選として紹介しました。
この記事で紹介したキャンプ場は、観光エリアに位置し、料金が安く、快適な設備で、自然景観が美しいキャンプ場として、どれもおすすめだと思います。道央をキャンプ旅行する際の参考にして頂けたら幸いです。