Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

【沖縄】ツアーを使わず個人(子連れ)でター滝をトレッキングする方法と行った感想

ター滝とは?

ター滝は、沖縄県の大宜味村平南川上流にある、落差15mの滝です。

以前から夏に水遊びするスポットとして人気でしたが、訪れる人が増加し、2016年に駐車場ができ、2018年から駐車場が有料化され、地元の方だけでなく、観光客も多く訪れる人気観光スポットとなっています。

下の写真のように、滝つぼへ入って泳いだり、ターザンロープで遊べるようになっており、これが楽しくて人気なのでしょう。

また、滝へつくまでの道中も、水の中をばしゃばしゃ歩いたり、岩を飛び越えたりするスリルもあり、なかなか楽しいです。出発から滝に着くまで、普通の速さで30分ですが、その短い時間にぎゅっと楽しさが詰まっています。

2022年7月に6歳の子連れでター滝トレッキング

私は何度か沖縄旅行しており、10年くらい前にター滝へ行こうかと思って調べていましたが、当時は地元の人達にとって夏の憩いとなる、沖縄のローカルスポットのイメージで、なんとなく行っていませんでした。それがいまや、駐車場が有料化され、観光ガイドブックにまで載るようになっており、ようやく行こうと思い立ちました。今回子連れの旅行でしたが、それでも行けるのではと思い、計画に入れました。

他の人が行った口コミをチェックし、ツアーを使わず個人で行けそうだし、6歳の娘でも行けそうであることを確認し、2022年7月27日に行ってきました。

ター滝はどこにある?

ター滝は、沖縄県北部の大宜味村にあります。ター滝へアクセスするための駐車場は、国道58号から約2km細い道を進んだところにあります。奥まった場所にあり、路線バスは走っておらず、個人で行くには、自家用車かレンタカーでアクセスする必要あります。

ター滝駐車場は、地図上では以下の印をつけた位置になります。

ター滝の駐車場

ター滝の駐車場は、8:00~17:30まで開場しています。

入るときに下の写真のようなカードをもらい、入場時間が記録されます。料金は2時間以内500円、それ以降は30分ごとに50円追加されていくようになっています。駐車場から滝までの往復は休憩入れても約1時間30分くらいでしょうから、駐車料金は500円~600円で済むでしょう。

カードにはター滝トレッキングの際の注意事項が記載されており、事故の多さがうかがえます。駐車場を有料にしたのも、ちゃんと管理して事故を未然に防ぎたいということでしょう。儲けの意図もあるのかもしれませんが・・。

レンタルできる

駐車場の管理棟では、以下のような、ター滝トレッキングのための道具がレンタルできます。もし滝トレッキングに必要な装備を持っていなくても、ここでレンタルすれば安心してトレッキングを楽しむことができます。

シューズ:500円

ライフジャケット:500円

防水ケース:250円

滝へカメラを持って行くと、防水カメラでないと濡れて壊れるリスク大です。防水ケースがあると安心でしょう。私は濡れても良いカメラ(オリンパス、TG-2)を持っていったので、ケース不要でした。

トイレだけでなくシャワーもある

駐車場は有料なだけあって、綺麗なトイレが併設されています。また、なんと便利なことに、滝つぼで遊んだ汚れを落とすためのコインシャワーまでありました。

下の写真はコインシャワーです。100円で何分使えるかはよくわかりませんが。。

個人で行く場合の注意点

ター滝へ個人で行くには、事故を防ぐためにいくつか注意が必要です。

先日もニュースで見たのですが、雨で増水したター滝へ向かう川で、女性が流されて死亡する事故がおこったとのことです。川幅は狭いので、たくさん雨が降ったら、川の水位が一気に上昇してしまい、危険でしょう。

また、濡れた岩場を歩く場面があるので、滑ってこけて怪我をして動けなくなるなどの事故も起こりえるでしょう。

そのような事故を未然に防ぐため、以下のようなことに注意しましょう。

濡れてもよい服で行くこと

ター滝へ行くには、川の中を歩くので、濡れてもすぐ乾く服で行く必要あります。水着でもよいかもしれませんが、こけた時にすりむいたりしないよう、できれば足首あたり覆うスパッツなどあった方がいいかもしれません。私は、登山で使う速乾性のズボンを履いて行きました。

ライフジャケットを着ること

川の中を歩く際、途中かなり深い場所もあるし、急な増水時に溺れないようにするため、ライフジャケットがあった方がよいでしょう。

特に、小さな子は必要で、私の6歳の娘も、沖縄旅行のために買ったライフジャケットを身に着けて、トレッキングに臨みました。

私はできだけ濡れないところを歩くつもりで、ライフジャケットを着けずに行きましたが、やはりあった方が安心でしょう。。

マリンシューズを使うこと

ター滝へ行くには、どうしても川の中を歩く必要あるので、スニーカーではだめで、水中でも歩けるマリンシューズが望ましいでしょう。

マリンシューズがなければ、かかとを固定できるサンダルでもよいでしょう。かかとを固定できないと、水の中で脱げてしまう恐れがありますね。。

前日と当日に雨が降っていないこと

トレッキングへ行くには、必ず天気予報を確認してから行くようにしましょう。当日の数時間単位の予報を確認し、行く時間帯に雨マークがないことを確認するとよいでしょう。また、前日に大雨が降っていないことの確認も重要です。大雨が降っていれば、川が増水し、とても歩くことができない危険な状態である可能性もあります。

雨が降っていなくても、下の写真のように、深いところを歩く場合もあります(実際は、ここは左側に巻き道があって、水に入る必要もないのですが・・)。

ター滝トレッキングの様子を紹介

我が家がター滝トレッキングしたときの様子を紹介したいと思います。

下の写真はター滝までのルート図と注意書きです。駐車場にあるトイレの壁に貼ってありました。所要時間30分で、ところどころロープを使うとあります。

まずは下の写真のように、車道を10分くらい歩きます。ここは普通に工事車両が走っていました。

意外に歩くなあと感じだしたころ、ター滝入り口の看板が見えて、そこから川に入ります。

下の写真が川に入るところで、いきなり川を横切る必要があります。浅いところを選んで渡るようにするとよいでしょう。何も考えずまっすぐ行くと、腰のあたりまでの深さまである箇所もありました。

以降は、ずっと下の写真のような浅い川をずっとぴちゃぴちゃ歩いていきます。

植生が南国沖縄らしく、ジャングルの中を歩いている気分になり、盛り上がります。

滝へ向かう道中、3か所、要注意ポイントがあると感じました。下の写真は、要注意ポイント1つ目です。

川の深さがわからず、そのまま入りたくない感じがしますが、一方で、両サイドの岩は傾斜が歩き、進みにくいです。私は右の岩の傾斜にへばりつきながら進みましたが、妻は途中でドボンして結局に川の水に浸かってしました。。まあライフジャケットを着ているし、濡れても大丈夫な恰好だったので、問題ないのですが。

要注意ポイント2つ目は、下の写真の小滝があるところです。ここはそのまま滝を上がれないので、右の方から回り込んで岩を登って進みます。

少しわかりにくいですが、下の写真で、人が岩を登っているのが分かると思います。ロープを垂らしてあるのでそれを使えばいいのでしょう。

ただ私の娘はまだ小さいので、ロープをしっかり持って支えられず、私がすぐ下で支えながら、岩につかまりながら登りました。ずり落ちてきたらどうしようかと、少し冷や冷やする箇所でした。

要注意ポイント3つ目は、下の写真の箇所で、ここも川がそこそこ深いところです。大人でも腰以上までの深さがあり、娘はライフジャケットで浮かびながら、妻が引っ張って進みました。

とはいえ、ここは川に入らずとも、左にある岩の上を歩いて抜けることができます。私は濡れたくないので、そこを歩いて行きました。

そしてター滝に到着です。水量多くて迫力あります!

そしてたくさん人がいます。

みんな滝つぼで泳いだり、ターザンロープで遊んでいます。ここは子供を連れてくると大喜びでしょう。

娘はもじもじして、なかなか挑戦しなかったですが、妻がサポートしてジャンプはしないものの、ロープにつかまって、水に入るという動作だけはやりました。

この後は、駐車場へ戻りました。帰りはあまり途中で立ち止まることなく、すたすたと下っていきました。ロープのある岩場のところは、娘がころげ落ちないように、やはり注意が必要でした。

帰り道、緑色のトカゲをみつけました(下の写真で石の上にいる)。珍しいなと思っていましたが、あとで名護市の"ネオパークオキナワ"という動物園へ行った際、同じトカゲが展示してあり、そこで"キノボリトカゲ"という、沖縄あたりでしか生息しない生き物であることが分かりました。絶滅危惧種だそうで、ラッキーでした。

車道に出ると、出発時は曇りでしたが晴れ間が見えており、下の写真のように、沖縄らしいヤシの木の風景が綺麗でした。

所要時間は約2時間

我が家のター滝トレッキングの所要時間は、合計で約2時間でした。行き50分、ター滝の滞在時間40分、帰り30分でした。

子連れなのでかなりゆっくり行きましたが、大人だけであれば、早い人で1時間で行って戻ってこられるのではないでしょうか。

まとめ

ツアーを使わず、個人でター滝をトレッキングしたので、準備物や注意すべき点、我が家がトレッキングした様子を紹介しました。

道中は多少注意する箇所はありますが、親がサポートすれば、6歳の娘も一緒に行くことができます。あと天気が良いときに行くことも重要ですね。

川の中を歩くのも、滝つぼで遊ぶのも新鮮で、素晴らしい思い出になると思うので、沖縄旅行へ行く際は、是非ター滝へ行ってみるのをおすすめします。