Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

【地獄谷野猿公苑】5月に行った様子、アクセス方法や無料駐車場情報を紹介

地獄谷野猿公苑とは?

地獄谷野猿公苑は、長野県北部にある、野生の猿を間近に見ることができる観光スポットです。このエリアは湯田中温泉があり、公苑内にも温泉があり、冬の時期になると猿が温泉に入る光景を見られることで有名です。

地獄谷野猿公苑で見られる猿で特徴的なのは、野生の猿であることです。動物園の猿はずっと檻の中で人間に飼育されていますが、地獄谷では、普段山の中で暮らしている猿が餌を食べるときだけ公苑にやってくるのです。

飼いならされた猿とは異なる、野生の生態を垣間見ることができます。

普段は公苑近くの山の中で暮らしている猿を、毎日スタッフが探しに行って、開場時間に合わせて公苑内へ誘導しています。場合によっては山の中で猿を見つけることができず、猿がいない日もあります。特に秋の時期(9月から11月)は、冬に備えて猿は山の中で食べ物を探し回るため、公苑に来ない日が多いとのことです。

5月の地獄谷野猿公苑へ行った

私は家族と一緒に、2024年5月に地獄谷野猿公苑を観光してきました。

5月はすでに暖かい時期なので、温泉に入る猿は見られなそうですが、事前に調べたところ、猿の出産時期で赤ちゃんを抱いた猿が見られそうとのことで、行ってみることにしました。

地獄谷野猿公苑のアクセス方法

地獄谷野猿公苑は、長野県下高井郡の山の中(志賀高原のふもと)にあり、車で行く場合は最寄りの高速道路ICは、信州中野ICです。地獄谷野猿公苑の無料駐車場までは約15km、20分程度で到着します。

ICを出てすぐにある志賀中野有料道路(料金100円、2025年3月から無料開放)を通れば、ずっとまっすぐな広い道を走るだけで駐車場まで行けます。

野猿公苑により近い有料駐車場もある

なお、上の地図は無料駐車場へのアクセスを示していますが、公苑により近い有料駐車場(4月から11月のみ、料金500円)もあり、そこからだと約15分で公苑へ行けます。ただ、利用可能なのが4月から11月までなので、猿が温泉に入る冬の時期は利用できないですね。。

電車とバスで行くこともできる

山の中なので、車で行くのが一番便利ですが、外国人に大人気のこの観光地で、彼らはどうやって訪れるのだろうと思って調べると、電車とバスを乗り継いで行けるようですね。

長野駅または長野電鉄終点の湯田中駅からバスで、スノーモンキーパークというバス停へ行きます。このバス停は下の地図の場所にあり、車で行く際の無料駐車場から約500m公苑から遠い位置にあります。

バス停が"スノーモンキーパーク"というのが、いかにも外国人を意識した名称となっているのが分かりますね。。私が行ったときも多くの外国人が訪れており、どうやってここにたどり着いたのか疑問に感じていました。まず東京に飛行機で到着したとし、長野まで新幹線、そこからバスに乗ってきて、大変だなあと想像してしまいました。。

地獄谷野猿公苑の無料駐車場から森の小道を約30分歩く

野猿公苑は山の中にあるので、駐車場から遠い場所に位置し、結構歩く必要あります。

下の地図のように無料駐車場からは約30分、2kmの道のりで、森の小道を歩きます。

道は下の写真のような感じで、森の新鮮な空気を吸いながら、気持ちよく歩くことができます。整備されているので、そんなにアップダウンや段差もなくて歩きやすいですが、アスファルトではないので、サンダルではなく運動靴が良いでしょう。

公苑の手前には、下の写真のように、秘境的な地獄谷温泉後楽館もあり、宿泊もできます。この旅館の温泉も、冬になると猿がやってくるとのことです。

なお、私が行ったときは5月で雪はなかったですが、猿が温泉に入る12月から3月の冬の時期は雪道となり、チェーンスパイクやアイゼンが必要になるとのことです。冬だと場合によっては圧雪状態となり、つるんと滑って歩けないでしょう。。なお、駐車場近くにはスノーブーツなどをレンタルできるお店もありました。

猿がいない!猿が到着したか確認する方法

地獄谷野猿公苑は猿が来ない日もあります。せっかく行ったのに猿がいないというのは、なんとも残念なので、事前に確認する方法を紹介しようと思います。事前確認といっても当日の状況なので、前日までにやっぱり別の機会にしよう、という判断はできないのが難点ではあります。。当日に時間帯をずらすという使い方をすることになると思います。

地獄谷野猿公苑のHPには以下の4つの方法が案内されています。

  • Twitter(X)
  • Facebook
  • HPのライブカメラ
  • サイネージ(駐車場の遊歩道入口右手のモニター)

私はTwitter(X)を利用しました。Twitter(X)では以下のように、開場の朝8時30分の状況について第一報があり、その後サルが到着したり、山の中でサルが見つかったなどの状況の変化があれば、更新されます。

私が行った5月は、一日の中でサルが公苑に到着する時間はまちまちですが、ほぼ毎日来ているようでした。

我が家は地獄谷野猿公苑へ行くために、わざわざ近くのキャンプ場に滞在していたので、朝8時30分の時点でサルは到着していませんでした。当日野猿公苑行く前に何度もTwitter(X)を確認し、猿がいつ到着するのかやきもきさせられました。。

まだサルが到着していないことは分かっていましたが、我が家は昼12時ごろに駐車場へ到着し、公苑へ向かいました。駐車場から公苑へ向かう遊歩道入り口右側のサイネージに、下の写真のように、"猿不在"の文字が・・。どうしようかと迷ったのですが、歩いている間に来るかもしれないと思い、進みました。

入場して約20分で猿が公苑に到着!かわいい猿たち

駐車場から約30分歩いて、野猿公苑の入場口に到着しました。受付で確認しても、やはり猿は来ていないとのことでした。入場料は普通にかかるとのことでしたが、妻も娘もそれでも入りたいとのことで、公苑に入って待つことにしました。

なお、入場料金は、大人800円、子供400円でした。

下の写真のように、他の客も皆さん猿はまだかと待っていました。公苑内は綺麗な川の両岸に広場が設けられており、サル用の小さい温泉もあります。サルがいればこの苑内を走り回るのでしょうが、この時点ではいません。。

公苑内で待つこと約20分、なにかざわざわしてきて、サルが到着したとのことです!続々とやってきて、公苑内はあっという間にサルだらけになりました。100匹以上は来ていたように思います。

8時30分開場で、サルの到着が12時30分頃でした。公苑へくるまで、何人も駐車場へ戻っていく観光客を見かけましたが、その方たちはサルを見ることができなかったことになります。昼過ぎくらいに行った方が、サルを見られる確率が高くなるといえるかもしれません。

猿がいない時はお土産をもらえる

なお、せっかく入苑しても、サルが来なかったときは退苑する際にスタッフへ言えば、お土産をもらえるそうです。

赤ちゃんを抱きかかえる猿が大勢いた

公苑内のサルは、人がいることを気にせず、好きなように走ったり歩いたり休んだりしています。かなり近くまできてくれるので、写真はたくさん撮れます。なお、観光客はサルに触るのはNGです。

サルは一匹一匹表情が違い、なんとも愛着のある顔をしています。動きもかわらしいです。

5月はサルの出産時期らしく、子ザルを抱きかかえたサルの様子が見られたのが良かったです。子ザルはかわいい顔をしており、母ザルのおっぱいを飲みながらつかまっている様子が、見ていて和みました。

温泉に入る猿はいない。。

5月は暑いというわけではありませんが、残念ながら温泉に入るサルはいませんでした。下の写真が温泉で、淵のところに座り、たまに手を入れたりしますが、中に入るサルは一匹もいませんでした。。少し期待したのですが、残念です。

観光客は7割が外国人

地獄谷野猿公苑は、事前に口コミとか見ていてわかっていましたが、本当に外国人観光客が多かったです。日本人観光客より圧倒的に多く、7割くらい外国人だったと思います。外国人は、欧米系だけでなく、アジア系もたくさんいました。日本の自然景観や動植物の観光スポットが好きなのですかね。

まとめ

地獄谷野猿公苑のアクセス方法や無料駐車場から公苑までの行き方、5月に行った様子を紹介しました。

春から秋の時期は、温泉に入るサルは見られないですが、野生のサルのしぐさや表情、動き回る様子を間近に見ることができ、動物園で見るときよりもかわいく感じられると思います。特に私が行った5月の時期は、赤ちゃんを抱いたサルを見ることができるのが特徴的で、おすすめ時期です。

貴重な野生サルを間近に観察できる地獄谷野猿公苑は、長野県へ行った際は訪れたい、おすすめ観光スポットです。