Trip by myself

ツアーを使わず、すべて自分でアレンジ!普通のサラリーマンが行った、"格安旅行"(主にアジア圏)で見た景色や、旅行ノウハウを紹介!最近ハマりだしたキャンプ、久々に再開した登山の情報も紹介!

埼玉北部や群馬から松本市へ車で安くアクセスするルートを紹介!いくら安くなるか計算した

北関東(埼玉北部、群馬、栃木)から松本市のアクセスは大変

私は北関東在住ですが、趣味の登山のために、北アルプスがある松本市や安曇野市へ車でよく行きます。

例えば、私の自宅から松本市の上高地へ向かうためのバス乗り場となる、さわんど駐車場へ行くとなると、グーグルマップの検索で250kmでかなりの長距離となり、非常に大変です。

松本市内へ行くにしても、北関東の埼玉北部、群馬、栃木からの距離は少なくとも150km以上もあります。

下の写真は上高地から見た穂高連峰です。

高速道路は遠回りで料金割高

そこで高速道路を使って松本市へアクセスすることになりますが、グーグルでルート検索すると、以下の通り、上田市からいったん北上して千曲市を経由し、南下して松本市へ向かうので、ずいぶん遠回りをしていることになります。上田市から松本市を最短でつなぐ高速道路ルートがあればよいのですがね。。

なお、群馬県の高崎駅および埼玉北部の熊谷駅のいずれからでも、高速道路のルートは同様に遠回りとなっています。

以下は、高崎駅から松本駅へのルート検索結果です。

以下は、熊谷駅から松本駅へのルート検索結果です。

距離も増えてガソリン代もup

上記のようなルートであれば、高額な高速道路料金だけでなく、走行距離が増えることでガソリン代もかさんでしまいます。

上田菅平ICから松本駅まで高速道路を使う場合と使わない場合の金額差を計算すると、高速道路料金は、ETC割引で往復2,960円、往復で4,220円かかり、さらに、燃費15km/Lでガソリン170円/Lだとすると、高速道路を使う方が約500円(往復の距離差44km)ガソリン代が高くなります。

遠回りするうえに、これだけ高速料金とガソリン代がかさむのはもったいないので、ここは是非とも、快適な下道があれば使いたいところです。

上記の計算からすると、下道を使うことで平日で往復約4,720円、休日で往復約3,460円の節約ができることになるので、これは大きいと思います。

本記事では、このようなもったいなさを解消するべく、群馬や埼玉から松本市へ車でアクセスする際に、最も安く快適なルートを提案したいと思います。

北関東(埼玉北部、群馬、栃木)から松本市へ車で安く行く方法

北関東から松本市へ車で行く際の格安な最適ルートとして、例えば熊谷駅から松本駅へアクセスするには、私は以下のルートを提案したいです。

 通常ルート:松本ICまで高速道路利用

 提案ルート:下仁田IC(群馬)まで高速道路、以降は下道

松本市までの高速道路ルートの中で、群馬の下仁田ICあたりまでは車通りが多い印象です。そこで、下仁田までは高速道路を使い、下仁田ICから先は、松本市まで下道を使うのです。

下仁田ICを降りたら、国道254号の山道を上って内山峠を越えて長野県佐久市に入ります。

そして、国道254号から国道142号をしばらく走って佐久市を抜けた後、再び国道254号に入って三才山トンネルと松本トンネルを経由して松本市に到着します。

各主要区間の道路状況は以下に説明しておきます。

国道254号の内山峠は空いていて快適

下仁田ICから国道254号の内山峠越えは、山道でカーブがいくつもありますが、国道なので道幅が広く、車通りも少ないため、非常に快適に走ることができます。恐らくですが、最近はみんな高速道路を使うため、この国道254号はあまり利用されなくなっているのでしょう。

内山峠付近は、荒船山など西上州の奇岩を持つ山々の景観を眺めながら走ることができ、飽きずに走行できるでしょう。内山峠を越えると、ほぼ直線の下りで、佐久市の市街地まで非常に快適に走行できます。

佐久市の国道142号も道幅広く走りやすい

佐久市の市街地に入ると、国道142号をしばらく走って佐久市を抜けますが、そこまで都会ではないので、車は多くありません。市街地付近は2車線あるし混雑なしで、その後は1車線となっても道幅広くほどよい車通りと信号の少なさで、ストレスなく走行できます。

三才山トンネルと松本トンネルが無料!

それから上田市に入り、再び国道254号が登場します。この道中に、歴史と風情のある鹿教湯温泉や霊泉寺温泉があり、余裕があれば立ち寄ってもよいでしょう。

これらを抜けると、三才山トンネルのある三才山峠までの上り坂、そのあとの下り坂を経て、松本トンネルを通過して松本市に到着となります。

三才山トンネルと松本トンネルはいずれも元々有料でしたが、2020年9月から無料開放となっており、これらを利用しない手はないでしょう。有料道路であっただけに、ここの国道254号はカーブがあまりなく、非常に走りやすい道路となっています。

熊谷駅から松本駅まで下仁田ICから下道を使うと結局いくら安くなる?

私は北アルプスへ登山へいく度に、これまで何度も上記の下道を通ってきましたが、いずれの区間もおおむね道路は空いていることが多く、渋滞に巻き込まれることはなかったです。また、長野の自然が多い地域なので、景色が良くて運転していても飽きないのが、また良いです。

紹介した下道は、高速道路利用に対し、時間的なデメリットを最低限にしつつ、コスト的メリットが十分大きいため、是非とも利用おすすめしたいルートと言えます。

熊谷駅から松本駅へ行くために、このルートを使う場合と、普通に高速道路を使う場合の金額をそれぞれ計算してみると、以下となりました。

燃費を15km/Lとし、ガソリン170円/Lとしています。

■すべて高速道路を使う場合(片道)

  • 走行距離:209km
  • 所要時間:2時間45分
  • ガソリン代:2,369円
  • 高速料金:通常 4,730円、ETC割引 3,310円

■下仁田ICから下道を使う場合(片道)

  • 走行距離:172km
  • 所要時間:3時間16分
  • ガソリン代:1,950円
  • 高速料金: 通常 1,500円, ETC割引1050円

結果、以下の金額安くできることが分かりました。時間的にはたったの30分程度しか違わないのに、金額がずいぶん違うことが分かると思います。

  • 平日の往復で7,298円
  • ETC割引がある土日の往復で5,358円

まとめ

埼玉北部、群馬や栃木などの北関東から長野県松本市へ、自家用車を使って格安で快適に行くために、私が最適だと思うルートを提案しました。

下道を使うには、予想以上に時間がかかり、道を間違えたりなどが心配になりますが、ここで紹介したルートはそのようなリスクが低く、是非ともおすすめしたいです。

道間違えのリスクについては、事前に地図をよく確認して頭に入れるか、ナビにあらかじめ登録しておけば問題ないでしょう。私は2~3回通れば、今ではナビを使わずルートが頭に入った状態となっています。

北関東から松本市へ行く機会が多い方は、是非今回紹介したルートを使うことをおすすめします。