広州白雲国際空港は乗り継ぎが多く、時間も長い
広州白雲国際空港は、中国3大空港のうちの1つで国際的なハブ空港として、各国からの就航便があります。そのため、日本から中国南西部や東南アジア方面へ向かう場合、広州で乗り継ぎすることも多いと思います。その乗り継ぎ時間もやたら長いこともあるでしょう。
広州での乗り継ぎ時間はラウンジを活用しよう
広州国際空港での乗り継ぎ時間を過ごすにはラウンジを活用するのがおすすめです。
空港の周辺は辺鄙な場所なので、観光スポットはありません。広州市内へ観光へ行くこともできますが、市内へ出るまでに時間かかるし、たいして見どころもありません。
そこで、乗り継ぎ時間は空港内で過ごすことになりますが、ターミナル内の飲食店は料金高いです。しかも現地通貨(人民元)を持っていないと、飲食店も利用できません。両替所で現地通貨を入手すればよいですが、バカ高い手数料を払う必要があります。
このときおすすめの過ごし方がラウンジです。ラウンジであれば、必要なカードを所有していれば、無料で利用でき、そこで飲食もできます。シャワーも利用可能です。
ラウンジが利用できれば乗り継ぎ時間も楽しい
私はこれまで中国旅行を10回以上していますが、以前から広州で乗り継ぎをすることが多く、乗り継ぎ時間をどう過ごすか悩むことが多かったのです。しかし、昨年から楽天プレミアムカード付帯のプライオリティパスを使うようになってから、劇的に広州での乗り継ぎ時間が、楽しいイベントとなったのです。
この記事では、広州白雲国際空港の乗り継ぎ時間を快適に楽しく過ごすため、ラウンジの活用おすすめし、ラウンジを利用するための手順を解説します。また、私が実際に利用したときの様子も紹介したいと思います。
ラウンジを利用するまでの手順
ラウンジを利用するためには、ANAやJALの上級会員になっていればよいのですが、年に何度も飛行機に乗る必要があり、それは私のような庶民には敷居が高いです。
ここで紹介するのは、最も低コストでラウンジを利用する方法です。
ラウンジを利用するには、プライオリティパスというカードを作ります。プライオリティパスは、世界中の1,200ヶ所以上の空港にあるラウンジが利用可能となるカードです。このカードを作るには、通常、年会費3万円以上必要となりますが、いくつかのクレジットカードには付帯サービスとして付いており、その場合はより安い料金でプライオリティパスの入手が可能となります。
一番年会費が安い、プライオリティパスのサービス付帯のクレジットカードは、楽天プレミアムカードです。
1.楽天プレミアムカードを作る
まずは楽天プレミアムカードを作ります。以下のバナーのリンク先から作成可能です。
年会費は11,000円と高額ですが、楽天ポイントが余分にたまるのと、充実した海外旅行保険、手荷物宅配無料2回分の特典によってカバーできると思います。
私の場合、楽天証券も開設しているので、そこで楽天プレミアムカード決済によって投資信託を積み立てることで毎月500ポイントもらえるので、年間で6,000ポイント得ています。これにより、実質年会費5,000円で済んでいることになります。5,000円で世界中のラウンジが利用でき、充実した旅行保険がつくのは、安いのではないかと思います。
2.プライオリティパスを準備
楽天プレミアムカードが届いたら、プライオリティパスの申し込みを別途行います。そして約2週間後にカードが到着します(私の場合2週間より早かった気がします)。
旅行出発前にプライオリティパスを入手する場合、楽天プレミアムカードおよびプライオリティパスカードの両方入手する必要あるため、余裕を持って、1ヶ月前には、楽天プレミアムカードを申し込んだ方が良いでしょう。
3.プライオリティパスと航空券を持ってラウンジへ行く
海外旅行へ行くときは、忘れずにプライオリティパスカードを持って出発しましょう。
ラウンジでは、プライオリティパスカードと当日の搭乗券をスタッフに見せて、サインするとラウンジへ入場できます。
なお、ラウンジは保安検査場通過後のエリアにあるので、出発直前までくつろげます。
また、ラウンジは出発時しか利用できないことが多く、旅行出発前に、どの空港で乗り継ぎ時間がどれくらいあるか、場所を確認しておくと良いでしょう。
私の場合、ラウンジを利用するために、空港には3時間前とか早めに到着するようにしています。乗り継ぎ時にラウンジ利用する場合は、意図的に乗り継ぎ時間が長くなるように、旅程を組むこともあります。。
広州白雲国際空港には国内線・国際線ともにラウンジがたくさんある
広州白雲国際空港はハブ空港だけあって、ラウンジは国際線・国内線ともに多くあります。プライオリティパスのHP情報をもとに、列挙してみます。
第1ターミナル
国内線
- Air China Premium Lounge
- China Eastern First Class Lounge
- King Lounge
国際線
- Baiyun Airport Lounge
- Premium Lounge
第2ターミナル
国内線
- Easy-boarding Lounge
国際線
- Library Lounge
- Premium Lounge
第1ターミナルと第2ターミナルにおいて、国内線/国際線ともにラウンジがあるため、どの便に乗る場合にも利用可能です。
私が利用したことあるのは以下の3つです。混雑しているラウンジもありましたが、中は広く大人数が入れるので、入場を断られることはありませんでした。
- Air China Premium Lounge(第1、国内線)
- Easy-boarding Lounge(第2、国内線)
- Premium Lounge(第2、国際線)
第1ターミナル(国内線)のラウンジ(エアチャイナ)を利用した感想
最も直近で利用したエアチャイナのラウンジ(Air China Premium Lounge)について、利用した様子と感想を紹介したいと思います。
羽田から広州白雲国際空港に到着し、武漢へ向かう国内線への乗り継ぎ手続きを行い、搭乗口へ向かっている途中、下の写真のエアチャイナのラウンジをみつけました。これがプライオリティパスに対応しているか、一応ネットで確認し、受付へ向かいました。受付では、武漢への搭乗券とプライオリティパスカードを見せ、タブレット端末にサインをして入場可能となりました。
ラウンジの場所は以下のマップで赤い星印のあたりです。
ラウンジ内の様子は、以下の写真のように、テーブル席が点在し、左の方に、飲み物や食べ物コーナーがありました。
他にマッサージチェアの部屋もありました。ラウンジ内は高級な雰囲気で、この記事の一番上の画像のように、品のある飾りもありました。
私が行った時間は昼過ぎだったので、料理の提供は麺のみで、あとはお菓子、クッキー、つまみ類でした。
麺はいくつか種類があって、私は3種類食べました。上の写真が提供口で、リクエストも受けつているようでしたが、私は中国語がしゃべれないので、置いてあるのを持っていくだけでした。
味はかなりうまかったです!日本で普通にラーメン屋で食べる並にしっかりした味で、満足いくものでした。
下の写真の赤い冷蔵庫にある飲み物は、どれでも飲んで構いません。水、コーラ、スプライトなどがありました。あとは別のコーナーにホットコーヒーもありました。
昼過ぎで食べ物の種類は少なかったですが、無料で食べ放題、飲み放題というのは、やはりラウンジは素晴らしい空間だと感じました。
座席もソファー、テーブル、マッサージチェアなど豊富にあり、ゆっくり過ごせます。あと私は利用していないですが、シャワーも利用可能です。
このラウンジで、約2時間くらい、乗り継ぎ時間を過ごしました。本来苦痛な乗り継ぎ時間を、非常に幸せな時間へ変えることができました。そして、プライオリティパスのありがたさを実感できました。
まとめ
広州白雲空港の乗り継ぎ時間を快適に過ごすため、ラウンジの活用をおすすめするべく、ラウンジを利用するための手順と利用した様子、感想を紹介しました。
プライオリティパスカードを作るために楽天プレミアムカードの年会費がかかりますが、それをもってしても、十分元をとれる価値があると思います。私は年に1回しか海外旅行へ行きませんが、その旅行で2回くらいラウンジを利用します。たった2回ではありますが、思い出に残る幸せな時間です。
海外旅行に年1回は行き、かつ、ラウンジを利用したことのない方は、是非とも楽天プレミアムカードを作ってプライオリティパスを活用することをおすすめします。
私が行った、武漢、景徳鎮、黄山、杭州の8泊9日旅行の概要を下記の記事にまとめてあるのでご参照ください。