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【中国世界遺産】黄山を個人旅行で登山した様子や風景、登山ノウハウを紹介

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中国にある世界遺産の黄山とは?

中国安徽省にある黄山は、山水画のような絶景が見られる山として、世界中から多くの観光客が訪れます。1990年に世界文化遺産および自然遺産に登録されています。

山頂付近にはいくつものが岩峰があり、それぞれ蓮花峰、光明頂、天都峰など名前がつけられ、観光客が登れるよう整備されています(時期によっては登山不可)。標高は蓮花峰が最高峰の1,864mで、そこまで高くはありません。

天高く突きあがった岩峰と、ところどころに生えた大きな松の木や、雲海によって作り出す風景は、まさに山水画といえます。中国では、「黄山を見ずして山を見たというなかれ」と言われるくらい美しい山とされています。

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中国旅行で黄山を観光・登山した

黄山の風景が本当にそんなに美しいものなのか、私も確かめたくなって、2019年の年末年始の旅行で黄山を訪れて、登山しました。

旅行の行程は、羽田から武漢へ行き、そこから景徳鎮を経由して、黄山へ行き、それから杭州へ行き、日本へ帰るというものでした。

黄山では、登山拠点となるふもとの黄山風景区(湯口)に3泊(2019年12月29日~2020年1月1日)しました。3泊もいらなかったのですが、もし天気が悪かったときのために、余分に宿泊予約しておいたのです。

この記事では、私が黄山を登山したときの様子を、できるだけ詳しく紹介したいと思います。私の登山で特徴的なのは、他の大多数が利用するロープウェイを一切使っていないことです。料金の高いロープウェイ利用料を払いたくないからです。

登山口から山頂まで行き、下山するまで徒歩で、日帰りで行きました。大抵の人がロープウェイを使うので、もしかしたらあまり参考にならないかもしれませんが、登山道がどんな感じだったか、山頂付近で見られた美しい山水画の風景を写真を交えて紹介したいと思います。

冬(年末年始)の登山は問題なし

私が黄山を登山したのは2019年12月30日なので、完全に冬の時期でした。現地に行くまで雪の様子が分からず心配だったのですが、私が登った日は全く問題ありませんでした。雨が少し降りそうな感じはありましたが、雪が降るまで気温は下がっていませんでした。

現地で中国語のWebサイトで天気予報をずっとチェックしていましたが、この時期はほとんど雪が降らなそうな感じでした。たまに寒波が来たときだけ降るというイメージかもしれません。

山頂付近では、じっとしていると寒いですが、歩いていたら汗ばむくらいで、登山には悪くない季節だと思います。入山料がぐっと安くなる(3~11月は230元→12月~2月は150元)のもメリットです。

黄山のアクセス方法

黄山には、上海、杭州など他の大都市から向かうことになると思います。黄山登山口までのアクセス方法については、以下の記事にまとめたのでご参照ください。

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ロープウェイを使わず黄山登山した様子を紹介

私が黄山登山したときの様子を以下に紹介します。

登山ルート

黄山の主要な登山口は、慈光閣か雲谷寺のどちらかになります。いずれの場所も、ロープウェイ乗り口および徒歩の登山口があり、ふもとの村からバスでアクセス可能です。

私は下記のように、雲谷寺から出発して、慈光閣へ下山するというルートをとりました。登って下りるまでの所要時間は、約7時間でした。

雲谷寺(AM7:40)~白鹅岭~光明顶~白云溪~蓮花峰(途中まで)~慈光閣(PM14:50)

以下に、現地で買った黄山の地図(わかりづらい地図でしたが・・)を示します。赤線が私が歩いた、だいたいのルートです。

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スマホ(Android)に百度地図のアプリをインストールしておき、登山中はそれを使って常に現在地を確認しました。電波は常に届いており、全く問題ありませんでした。

登山口の様子

雲谷寺のバス停に到着し、そこから登山口へ向かいました。

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5分くらい歩くと、ロープウェイ乗り場および徒歩の登山口に分かれるので、私は"歩行上山"という標識の徒歩登山口へ向かいました。バスの乗客約30人(おそらく私以外全員中国人)のうち、徒歩で上がる人は私含めてたった3人でした。。ロープウェイは料金が高い(冬期でも片道65元します)のですが、中国人は皆金持ちですね。

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歩いて登る場合にも入山料が150元(冬期料金)かかってしまいます(夏期だと230元もかかります!)。

チケットは、下の写真のように、当日限り有効です。山頂付近で泊まる場合、翌日の下山時にお金はとられませんが、ふもとの湯口で泊まって2日連続で登山口を通過しようとすると、2日分お金をとられそうです。

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チケット売り場には、下の写真のように、"ロープウェイだと10分、歩いて登ると3時間かかるよ"、みたいな注意書きがありますが、無視です。

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登山口から山頂付近までの様子

黄山の登山道は、下の写真のように、綺麗な石畳と階段で完全に整備されており、あえて登山靴など全く必要ありませんでした。登山中、土の上を歩く場面は一切ありませんでした。

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私も事前に登山靴は必要ないという情報を入手していたので、下の写真のように、スニーカー(中国旅行中に買った、ANTAという中国のスポーツメーカーの靴)で登山しました。石の上を歩くには、やはり登山靴よりスニーカーの方が楽でした。

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山頂へ向かう途中、他の登山客はほとんどいませんでした。私の歩くペースは速い方で、何人か抜かしたのですが、10人程度だったと思います。

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登山道の整備状況は素晴らしく、下の写真のように、適度な間隔でベンチが設置され、さらにはゴミ箱まで置かれています。登山道にゴミ箱って、日本ではありえません。。これだけ整備するのなら、高い入山料を取られるのもうなずけます。。

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登山口から約1時間半歩くと、下の写真のように、黄山らしい水墨画の風景が目に入ってくるようになり、宿泊施設が点在する山頂エリアに到着しました。

気温は5~10℃くらいですが、足早に登ってきたので、服装はフリースを脱いでロンT1枚でも、大汗をかいていました。

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山頂エリアに到着、そして大勢の観光客!

山頂エリアに到着すると、宿泊施設が至るところに点在し、大勢の観光客がいました。ほとんどの人が街中と同じ格好で、軽装でした。ロープウェイがあるし、商店、レストランや宿泊施設もあるため、気軽に来て黄山の絶景が見られるので、そりゃ大勢くるでしょう。

下の写真は、白鵝山荘です。

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下の写真は、蓮花峰近くにあるピークです。真っ白で何も見えず・・。

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下の写真は、玉屏楼です。

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下の写真は、光明頂です。

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ただ、山頂エリアは当然料金がバカ高いです。下の写真は光明頂という山頂にあるレストランですが、昼飯(ファーストフード的な料理)で78元(≒1,170円)、夕飯(バイキング)で140元(≒2,100円)もします。f:id:tripmyself:20200412104622j:plain

貧乏旅行にはきついので、山頂エリア(玉屏楼)では、私はコーラ1本(15元≒225円)買っただけでした。。

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下の写真のように、売店もありました。黄山山頂エリアは、想像していたよりなんでも揃っており、お金さえあれば快適に過ごせそうです。

China UnicomのプリペイドSIMカードをスマホにさして、ネットにつないでいましたが、山頂エリアは、ばっちり電波が届いていました。常に百度地図を確認しながら歩いていたので、これは助かりました。

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この日は雲が多くて山々が見えにくかったですが、一方でそれが幻想的な雰囲気ともいえ、曇りでも景色を楽しめることができました。

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山頂エリアは、下の写真のように、道案内の標識が至る所に立てられています。ただ、どれがどこにあるかよく分からないので、結局私は、ずっとスマホで百度地図を確認しながら歩いていました。

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まさに水墨画のような風景!

今回私が歩いた中で最も綺麗だったスポットを紹介したいと思います。

場所は以下の地図に示す、西海大峡谷へ向かう途中の白雲渓というスポットです。

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下の写真が、白雲渓から見た風景です。いかにも山水画のイメージにぴったりな風景です!これぞ黄山といえるでしょう。雲海と鋭い岩峰群の組み合わせが素晴らしいです。

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ここから先に西海大峡谷という、美しい景色が見えるスポットがあるはずなのですが、残念ながら、12月24日以降に冬季閉鎖となっていました。

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他に綺麗だったのが、天都峰というピークです。下の写真のように、大迫力の岩峰です。ものすごい急そうな階段が見え、登山できるはずなのですが、どうやら4年ごとに開放されるらしく、私が行ったときは登れませんでした。

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下山の様子

下山するときは、上りとは別の慈光閣という登山口へ下りました。こちらの登山道もしっかり整備されており、非常に歩きやすかったです。とはいえ、すでに何時間も歩いていたので、太ももあたりの激痛に耐えながらですが・・。

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雲谷寺が登ったときはなかったですが、慈光閣側の場合は、途中に売店もありました。こっちの方が登山者が多いのかもしれません。

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下りはひたすら急ぎ足で階段を下りて、約1時間で慈光閣まで下りてきました。ここからは、湯口へ向かうバスが停まっているので、チケットを買って乗り込みました。

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無事、湯口に到着し、ホテルへ戻りました。日帰りで戻ってこれるか不安ではありましたが、むしろ少し早めの15時半くらいには、ホテルへの部屋に着いていました。

足が疲れて、それから3日くらいは筋肉痛に苦しみました。

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登って下りるまでの合計所要時間

登り始めて、降りてくるまでの所要時間は、約7時間でした。登り1時間20分、下り1時間でした(私は普段登山するとき、通常のコースタイムを約2/3の時間で歩きます)。

山頂エリアは広く、見どころがたくさんあり、ポイントを絞って見てまわりました。どのくらい時間かかるか分からなかったので、いざとなったら山頂で宿泊するつもりの心構えでいましたが、日帰り登山で問題ありませんでした。

まとめ

2019年の年末に黄山を登山したので、その様子や見た風景をまとめました。

私は貧乏性なのでロープウェイを使わないし、山頂エリアで宿泊もしませんでしたが、お金を払えば、かなり楽をして黄山の絶景を見ることができると思います。

以下に、黄山を個人旅行する際のポイントをまとめておこうと思います。

  • 山頂エリアは、売店、レストラン、宿泊施設が揃っている。ただし料金高い。
  • 山頂でも携帯の電波が届く。
  • 登山道は石で綺麗に整備されている、ゴミ箱もある。
  • 登山ルート、現在地の確認は、スマホで百度地図を使うと便利。
  • 曇りでも雰囲気のある絶景が楽しめる。
  • 徒歩で上り下りしても、日帰りは可能。
  • 冬期は入山料が安い。
  • 12月は雪はほとんど降らないし、寒すぎず、快適に登山できる。

鋭い岩峰が連なり、それを雲海がとりまく黄山の絶景は、日本では見ることができない、特別な風景です。是非とも一度は訪れてみることをおすすめします。