Trip by myself

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【中国】景徳鎮の陶磁器市場の行き方と観光情報を解説、行った感想も紹介

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中国の景徳鎮とは?

景徳鎮(市)は、陶磁器の生産地として、世界的に知られたところで、中国の南東部に位置する江西省にあります。良質な土と窯の燃料になる松が豊富なため、古くから多くの陶磁器が作られ、現在も生産されています。

陶磁器に関して長い歴史があり、街中には関連する観光スポットがいくつか点在しており、観光として訪れることもできます。

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2019年の年末、景徳鎮を観光

私も景徳鎮については、中学生のときに修学旅行で行った記憶があり、陶磁器作りが盛んなところとして知ってはいました。ただ、記憶がほとんどなく、どんな街並みで、陶磁器がどのように街へ溶け込んでいるのだろうかと気になり、今回旅行で再び訪れてみることにしました。

景徳鎮には、2019年12月27日から1泊滞在しました。12月26日に日本から武漢へ行き、1月3日に杭州から日本へ戻るという旅行の中で訪れました。

この記事では、景徳鎮の行き方や、景徳鎮の中でもどこで陶磁器が見られるか、実際に行ってみた感想を紹介したいと思います。

事前に調べたが旅行情報が少ない・・

景徳鎮は世界的に有名な陶磁器の町のはずですが、旅行出発前にネットで街の様子を調べたところ、ほとんど情報が得られませんでした・・。4travelとかに旅行記はありますが、あまり詳しくなく、イメージが湧きません。。

景徳鎮の陶磁器のネット販売は楽天市場やヤフーショッピングなど盛んですが、なぜか旅行情報はほとんどないのです。地球の歩き方"中国"2019~20年版にさえ、掲載されていません。日本人は陶磁器が好きなので、行く人多いかと思ったのですが、意外に行かないんですね・・。ツアーで立ち寄る程度なのかも。

実は景徳鎮には陶磁器が売っていないとか、そもそも生産をしていないのかも、とか考えました。そして少し不安に感じながらも、行ってみました。

中国・景徳鎮の行き方

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中国南東部にある景徳鎮は、小さな地方都市ですが、高速鉄道(日本でいう新幹線)が走っています。そのため、快適に最寄の大都市から景徳鎮へアクセス可能です。

最寄の大都市は、上海、杭州、景徳鎮などです。高速鉄道を使うと、上海からは4時間、杭州および武漢からは3時間の行程です。

景徳鎮にはバスでも行くことは可能ですが、それぞれ上記の約2倍時間がかかり、あまりおすすめできないでしょう。

私もこれまで中国旅行で、いつも移動手段としてバスを愛用していました。しかし、今回2019年の年末年始旅行で、武漢から景徳鎮へバスで行くために長距離バスターミナルへ行ってみると、バスは運行していないから高速鉄道で行けと窓口で言われました・・。今の時代、中国では高速鉄道が当たり前になってきているのでしょう。。

高速鉄道を使って景徳鎮へ行くには、上海だと"上海虹橋駅"、杭州だと"杭州東駅"、武漢だと"武漢駅"から列車に乗ってアクセスします。

高速鉄道の乗り方は以下の記事にまとめたのでご参照ください。

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高速鉄道で景徳鎮中心部まで行く方法

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景徳鎮の高速鉄道駅(景徳鎮北駅)に着いてから、市内中心部まで行く方法を解説しておきたいと思います。駅の改札を出たところに路線バス乗り場があります。そこで"901路"のバスに乗ると(料金2元)、市内中心部で一番栄えている通りを通過します。

以下に、百度地図で表示された"901路"バスの経路と、景徳鎮北駅で撮ったバス路線マップの写真を示します。

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ちなみに私は、上の地図で、"邮电大楼"というバス停で降り、すぐ近くにある錦江之星ホテル(錦江之星景徳鎮珠山大橋酒店)に泊まりました。邮电大楼から東側のエリアが最も街として栄えており、いろんなショップやデパートがずらっと並んでいました。

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陶器市場はどこにある?行ってみた感想

では、景徳鎮で肝心の陶器市場はどこにあるでしょうか?事前に日本でネット情報を調べたのですが、分からなかったので、現地で歩いて探してみました。

ネットのわずかな情報で人民広場周辺に店があったとのこで、ホテルから歩いて行ってみました(ホテル"錦江之星景徳鎮珠山大橋酒店"からだと1.5kmくらいの距離)。広場周辺をぐるぐる歩き回ると、ありました!ものすごい数の陶器屋さんが並んでいました。

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景徳鎮の陶器市場の場所詳細

景徳鎮で陶器市場がある場所の詳細を解説します。

陶器市場は、グーグルマップで以下の印をつけた場所周辺に広がっています。この周辺に数百軒以上の陶器店がひしめき合っており、さまざまな大きさ、柄、色の陶磁器が陳列されています。

上記の場所のより詳細な地図を、百度地図のスクリーンショットで以下に示します。

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陶器市場入り口には、下の写真のような、"景徳鎮国際商貿易広場"という看板があるので、それを目印とするとよいでしょう。

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陶器市場で撮った写真と歩いた感想を紹介

陶器市場エリア内の写真をいくつか示します。

このエリアでの陶磁器店の密集具合にはなんとも圧倒されました!世界的に有名な陶磁器の生産地として有名ですが、納得のいく品揃えだと感じました。

ただし、不思議なことに観光客はまばらです。。朝の時間帯だったせいか、冬の閑散期であるせいか、それとも陶磁器の人気がおちてしまったのか、分かりません。こんなに客の入りが少なくて、全ての店がやっていけるのだろうか、不思議に感じます。

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階段をあがって、2階部分から陶器店が並んだ様子を見下ろすことができます。圧巻の風景です。2階も陶磁器の店舗となっています。

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小さいのから大きいもの、さまざまな絵付けの陶磁器があり、見ていて飽きません。

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下の写真のように、巨大な器もありました。誰がこんなの使うのだろうか・・?

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私は特に陶磁器に興味あるわけでないですが、いろとりどりの陶磁器は見ているだけでも楽しめ、夢中で写真を撮りまくりました。景徳鎮は、本当に陶磁器が売られているか半信半疑でもあったため、この陶磁器市場を見つけたときの感動もひとしおでした。

撮った写真を妻に送ったら、買って欲しいのがあると言われましたが、まだ旅は長く持ち運びが大変なので断りました。。

景徳鎮中心部には陶磁器の観光スポットもある

景徳鎮の中心部には、景徳鎮御窯遺跡という、陶磁器に関する観光スポットもあります。下の地図の印をつけた場所にあり、景徳鎮の繁華街のメイン通り沿いにあるため、アクセスしやすいです。

景徳鎮御窯遺跡は、宮廷専用の焼き窯である、"御窯"があった場所です。ここでは、その遺跡や博物館を見学できるようです。

下の写真は入り口の写真です。入場料は30元くらいだと思います。

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私は入場料をケチって入りませんでしたが、敷地の周囲を歩いてみると、下の写真のようにでっかい煙突がありました。焼き窯のための煙突でしょうか。

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煙突の近くには、まだ火を入れてなさそうな器がずらっと並んでいました。景徳鎮では今でもちゃんと陶磁器を作られているのがこれで分かりました。

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景徳鎮御窯遺跡の門は、夜にはライトアップされ、綺麗でした。

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趣のある歩行街もあった

景徳鎮御窯遺跡から100mくらい西へ歩くと、趣のある建築様式の建物がずらっと並ぶ歩行街があります。

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なんとも中国らしい古い建築様式で、見るだけで旅情気分をかきたてられました。

ただ、各建物内はお店になっているのですが、観光客向けの店ではなく、地元民向けの洋服や雑貨店ばかりでした。しかも、陶磁器の店もあるかと思いきや、全く見当たりませんでした・・。通りを全て歩きましたが、結局観光客向けのスポットらしきものはありませんでした。ここは何のために、古い建築様式にしたのでしょうか・・?

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まとめ

陶磁器の産地として世界的に有名な景徳鎮へ行きました。事前に情報があまり得られませんでしたが、陶磁器が今でも作られ、街中で売られている様子をちゃんと見ることができて良かったと思います。

景徳鎮は、街としても都会過ぎず、観光客もほとんど見かけず(冬季のせいかも)静かに観光でき、物価も安くて(食堂が観光地価格でなかった)、居心地が良かったです。

日本人は陶磁器好きな人が多いと思うので、景徳鎮は是非とも訪れる価値のある観光地でおすすめです。

 

私が行った、武漢、景徳鎮、黄山、杭州の8泊9日旅行の概要を下記の記事にまとめてあるのでご参照ください。

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