- 雲南省の省都、大都会の昆明
- 昆明は暖かい
- 昆明の空は真っ青、上海と比較すると明らか!
- 昆明は地下鉄やバスがしっかり整備されている
- 昆明の観光見どころ
- 昆明から少し足を延ばすと絶景の観光地がたくさんあっておすすめ!
- まとめ
雲南省の省都、大都会の昆明
昆明は、中国の南西の方に広がる雲南省の省都です。日本ではあまり聞かない都市かもしれませんが、実はかなりの大都市です。
下の写真のように、高層ビルが立ち並び、2階建てのバスも走っており、近代的です。中国の都会は北京と上海くらいかと思っていたのですが、中国の奥の方にある雲南省に、こんな都会があるとは意外です。
下の写真は昆明の鉄道駅で、このあたりは人と車だらけです。2014年に、ウイグル族のテロ事件があったせいか、大勢の警官で厳戒態勢をとっていました。
私は、このような大都会の昆明に、2018年1月5日から7日まで、元陽という小さな町にある世界遺産の棚田を観光するために立ち寄りました。そのとき昆明を街歩き観光をして非常に楽しめたので、良かったところをまとめたいと思います。
昆明は暖かい
標高が高く、冬にも関わらず暖かい
私が昆明へ行ったのは1月ですが、中国では日本と同じく冬にあたります。しかも昆明は標高1,900mに位置します。
それにも関わらず、非常に暖かったのです。特に晴れた日は気温がぐんと上がって、15度以上はあったと思います。歩くと汗ばむくらいです。昆明は中国といっても南国のベトナム近くなので、それで暖かいのでしょう。
冬なのに、以下の写真のように花が咲いており、暖かさを感じさせてくれます。暖かいため、快適に街歩きをすることができました。
冬の昆明の服装
冬でも暖かい昆明の人たちの服装は以下の写真のような感じです。秋の装いの人もいれば、ダウンジャケットを着ている人もいるので、日本の初冬くらいの服装でしょう。
私は長袖のロンTの上にフリースを着て観光したのですが、歩いているとじんわりと汗ばんできました。
昆明の空は真っ青、上海と比較すると明らか!
昆明は暖かいうえに、標高が高いためか、空の色が真っ青なのが非常に良かったです。空が青いので、写真をより綺麗に撮ることができました。また、なんとなく空気も清々しく感じました。
昆明へ来る前に、上海で飛行機乗り継ぎのために滞在したのですが、そこで見た空と全く違います!
下の写真は昆明の空です。
下の写真は上海の空です。空が白みがかっており、PM2.5に汚染されていると思われます。
昆明は地下鉄やバスがしっかり整備されている
昆明は都会だけあって、地下鉄やバスの交通機関がしっかり整備されています。そのため、観光のためのアクセスを、快適に行うことができました。
しかも、地下鉄やバスは料金が格安で、地下鉄は2~8元(34円~136円)、バス1~2元(17~34円)となっており、これらの料金で市内のたいていの場所へ行くことができます。市内から少し離れた昆明空港まで行っても、6元(102円)で済みます。
バスは路線がたくさんありすぎて少し難易度高かったので、1回しか利用していませんが、地下鉄は何度も利用しました。
昆明の地下鉄の乗り方
昆明の地下鉄は、以下のような自動券売機でICチケットを買います。券売機では、路線と行先の駅を選択するだけの操作でチケットを買えます。初めてでも簡単に買うことができました。
そして、日本の地下鉄と同じような改札口を通過します。ただし、改札口手前で必ず手荷物のセキュリティチェックがあり、それが少し面倒でした。抜き打ちかもしれませんが、1度パスポートの提示も求められました。
下の写真は、地下鉄の乗り場です。この感じは日本と変わりません。唾を吐いたり、ごみを捨てたりするなど、特にマナーの悪い人もいませんでした。私は中国に何度も行っていますが、昔より中国人はマナーが格段に良くなっている印象です。。
地下鉄車内では、日本と同じように電子ディスプレイがあり、路線の各駅情報と現在地が分かるようになっています。中国はこんな文明的なイメージはなかったのですが、急速に発展しているようです。。
昆明のバスの乗り方
昆明には数えきれないほどの路線バスが走っています。路線バスを使いこなすと移動がかなりスムーズになりますが、駅の名前と場所のイメージが一致しないので、なかなか利用するには敷居が高かったです・・。そのため、私は一度しか路線バスを使っていません。
路線バスのバス停には、以下の写真のように、各路線がどこに停車するかと、料金の情報がきちんと記載されています。
路線の番号は、バス車体の正面に表示しているので、乗りたい番号のバスが来たら乗り込みます。乗る際に、運転手の隣にある料金箱に必要なお金を入れます。
バスの走行中は、現在地がどこかは、景色を見てもわからないので、グーグルマップなどのスマホアプリを活用するとよいでしょう(WifiルータやSIMカードが必要です)。
私が昆明でバスに乗ったときは、グーグルマップで現在地を確認しながら、降りたい停留所できっちり降りることができました。
昆明の観光見どころ
昆明の観光見どころは、ガイドブックの"地球の歩き方"によると、市街地と郊外にそれぞれ以下のようなものがあります。
■市街地の場合
- 雲南省博物館
- 大観公園
- 円通禅寺
- 翠湖公園
- 雲南鉄路博物館
- 東寺塔・西寺塔
■郊外の場合
- 黒龍潭公園
- 金殿名勝区
- 西山森林公園
- 雲南民俗村
- 雲南民俗博物館
- 筇竹寺
- 石林風景名勝区
石林風景名勝区が特に有名ですが、ここは入場料が高すぎるし、観光客で溢れかえってそうなのが嫌で、私は行きませんでした。あと、西山森林公園も地球の歩き方ではオススメとなっていましたが、観光に結構時間かかりそうだったので、行きたかったのですが、断念しました。
上記の中で私が行ったのは、円通禅寺、翠湖公園、東寺塔・西寺塔です。行った時の様子は以下の記事にまとめているので、ご参照ください。
ネットで昆明の観光情報を調べると、あまり見どころがないし、行っても満足度が低かった、というような口コミをよく見かけましたが、個人的には、暖かいし、空が青くて清々しかったせいか、非常に楽しく散策することができました。
昆明から少し足を延ばすと絶景の観光地がたくさんあっておすすめ!
昆明から少し足を延ばすと、以下のような、さらに素晴らしい雲南省の観光地がたくさんあります。いずれも時間はかかりますが、昆明からバスでアクセス可能です。
- 元陽の棚田
- 羅平の菜の花畑
- 麗江の古城
- 大理古城
- 香格里拉のチベット風景
- 梅里雪山
私は8年前に麗江、大理、香格里拉を訪れたのですが、その景色の素晴らしさに感動の連続でした。このエリアは本当おすすめです!
今年の年末年始は、少し難易度の高い、梅里雪山エリアに行く予定でいます。
まとめ
冬の昆明観光をおすすめする理由や、昆明の見どころを紹介しました。
日本ではあまり馴染みのない昆明ですが、中国の奥の方にこんな都会があったのかと驚き、居心地の良さに満足できると思います。昆明観光は是非おすすめです!