雌阿寒岳とは?
雌阿寒岳は、阿寒湖近くにある標高1,499mの活火山で、日本百名山にも選定されている北海道の山です。火山活動によって山頂付近が特徴的な山容となっており、珍しい風景を見ることができます。
阿寒湖のそばには、雌阿寒岳と夫婦の関係となる、雄阿寒岳(1,371m)もあります。雌阿寒岳と雄阿寒岳を合わせて、阿寒岳というそうです。
2014年6月、北海道旅行中に登山した
私は、2014年6月に北海道旅行した際、観光名所巡りだけでなく、登山も取り入れたいと考え、雄阿寒岳と雌阿寒岳どちらかに登ろうと考えました。結果、どうやら雌阿寒岳の方がメジャーで、綺麗な景色が見られそうということが分かり、そちらを登ることにしました。
雌阿寒岳の登山情報(登山口、登山ルート、所要時間)
雌阿寒岳の登山口は3ヶ所あり、「山と高原地図」によると、それぞれ所要時間(コースタイム)は以下のようになっています。
- 雌阿寒温泉登山口 上り2時間20分、下り1時間20分
- オンネトー国設野営場登山口 上り3時間、下り2時間
- 阿寒湖方面登山口 上り3時間15分、下り2時間15分
どの登山口から登ろうかと思案した結果、できるだけ短時間で登山するため、雌阿寒温泉登山口から山頂までの往復コースにしました。
雌阿寒温泉とオンネトー国設野営場の登山口が互いに近いので、上りと下りでコースを変えても楽しめるかもしれません。
雌阿寒岳のそれぞれの登山口の場所を、以下の地図に示します。左上が雌阿寒温泉登山口、左下がオンネトー国設野営場登山口、右上が阿寒湖方面登山口です。
雌阿寒温泉登山口の場合、雌阿寒温泉の駐車場を利用します。オンネトー国設野営場登山口の場合は、キャンプ場の駐車場を利用します(100台)。そして、阿寒湖方面登山口の場合は、林道のスペースに駐車します(20台)。
雌阿寒温泉登山口から登山開始
私は、雌阿寒温泉登山口から9時前(2014年6月24日)に登山開始しました。登山口から山頂までの往復ピストンの登山です。
北海道旅行中のため、嵩張るため登山靴は持ってきておらず、ランニングシューズで登りました。服装は、速乾Tシャツの上にフリースを着ていました(途中から暑くなってTシャツ1枚で歩きました)。6月の北海道は暑すぎず、寒すぎず、登山にはちょうどよい気候でした。
雌阿寒温泉に車を停め、少し北東方面へ車道を歩くと登山口があります。最初は、以下の写真のような樹林帯の中を歩きます。
30分くらい歩くと、展望が開けてきます。
遮るものがなく、これから向かう山頂付近がはっきりと見えます。眺めがよいので、気持ちよく歩くことができます。
360度の大展望の登山
さらに登っていくと、下の方にオンネトーが見え始めます。コバルトブルーの湖面が綺麗です。
この山は途中からずっと360度の大展望の中、登山できるので、本当歩いていて気持ちいです。上を見れば迫力ある山頂方面が見え、下の方を見ると、オンネトーおよび周辺に広がる森が見え、どこを見ても美しい景色です。
山頂付近は絶景で大興奮!
コースタイム より少し早く、約1時間半で山頂付近に到着しました。
下の写真のように、黄土色した"赤沼"が見えます。また、活火山のため噴煙が見え、なんとも雰囲気のある風景です。
山頂付近は、綺麗な青空と雲、そして、ごつごつした岩と茶色の山肌が相まって、なんとも美しい景色を見せてくれます。
どこを見ても絶景です!
行ったことないですが、エアーズロックを彷彿とさせるような景色です!
先に黄土色の"赤沼"を紹介しましたが、下の写真は青色の沼で、こちらは"青沼"というそうです。なんでそれぞれ色の違う沼が形成されるのでしょう・・?
そして無事下山
山頂で綺麗な写真をたくさん撮ってゆっくりした後、下山しました。
以下の写真は、登山口から左手に見える雌阿寒温泉の駐車場へ向いて歩いているときに撮ったものです。
山頂でゆっくりしましたが、登り始めて下山するまでの合計所要時間は、約4時間でした。短時間ですが、かなり濃厚な登山を楽しめたと思います。
雌阿寒岳を登った感想
雌阿寒岳はさすが日本百名山だけあって、眺望がなんとも素晴らしい山で、大満足の登山をすることができました。登山道からの景色、山頂から見える景色、いずれも絶景です。
私が利用した雌阿寒温泉登山口からのコースタイムはかなり短く、しかもルート上に危険な箇所はなく、初心者でも問題なく登山できると思うので、是非おすすめです!
まとめ
北海道旅行中に登山した雌阿寒岳が、絶景すぎて非常に良かったので、登山口やルート情報も含めて、登山したときの様子を紹介しました。
雌阿寒岳は危険箇所もなく、初心者含めて誰でも比較的手軽に楽しめると思うので、是非とも登山をおすすめします。
以下に、私が行った北海道7泊8日キャンプ旅行についてまとめた記事のリンクを貼っておきます。ご参照ください。