飛行機の乗り継ぎ地点としての広州
広州は、中国の南方に位置する、広東省の省都です。中国三大都市(北京、上海、広州)のうちの一つにあたります。
広州は大きな都市なので、中国国内の各地方都市へ飛行機へ向かう場合、よく乗り継ぎのための空港となります。私は中国の広西自治区、貴州省、雲南省などが好きで、何度も旅行したことがありますが、それらの地域へ行く場合、必ずと言っていいほど広州を経由します。
広州鉄道駅は便利な場所
飛行機の乗り継ぎで1泊する際、広州で便利な場所として、鉄道の広州駅が挙げられます。私が中国旅行で乗り継ぎをする際、以下の3つの理由から、毎回宿泊するのは広州駅周辺です。
1.広州駅は空港からアクセスしやすい
広州白雲国際空港から地下鉄、空港バス、タクシーのいずれでもアクセスしやすいです。特に、空港バスは1号線を使えば、終点が広州駅前となっており非常に便利です。また、地下鉄も1回乗り換えがありますが、非常に分かりやすい移動手段です。
2.鉄道だけでなく、地下鉄駅とバスターミナルもある
広州駅から、鉄道を使って各地へ行くことができます。また、地下鉄駅があって、駅の西側の方に、長距離バスターミナル(広東省汽車客運站)もあります。交通の要所です。
3.宿泊施設は多くなさそうだが、客引きが多い
広州駅周辺は中国各地から、人々が集まる場所なので、宿泊施設が多いはずなのですが、実際探してみるとそんなに多くないように思えます。海外ホテル予約サイトのagodaとかで探しても、駅のすぐそばではそんなに多くはみつかりません。
ただ、宿の客引きをしている人がたくさんいます。客引きと交渉すれば安く泊まることも可能です。
広州駅の近くでおすすめなホテル2選
私は2018年の年末年始に、雲南省の麗江をひとりで旅行しました。
麗江へ行くには、広州で宿泊を伴う乗り継ぎをする必要があったので、広州駅近くのホテルに泊まりました。行きも帰りも乗り継ぎをしたので、2回広州駅近くのホテルに泊まったのです。
上で述べたように、広州駅のすぐそばには、そんなに多くホテルはありません。その中でも私がみつけた、最高の好アクセスで、設備・サービスも素晴らしいホテルを2つ紹介したいと思います。
貧乏旅行好きな私にとって、料金は高いと感じましたが、以前アメリカ出張へ行ってホテルを予約した際にゲットした、agodaのポイントを使うことで、安く泊まることができました。
2つのホテルの場所
紹介する2つのホテルの場所は広州駅の東側にあり、以下の地図に示すように、互いに隣り合っています。水色と黄色のマークで示す場所がそれぞれのホテルです。地図は、拡大・縮小できます。
水色のマーク:星和香江国际酒店
黄色のマーク:白雲城市酒店
空港バスの終点から徒歩2分くらいで、好立地!
上の地図で、黒いマークは、空港バスの停車位置です。つまり、広州白雲空港から空港バス(1号線)に乗って、広州駅へ向かった際の終点がこの位置となるのです。2つのホテルは、ここから徒歩2分くらいの距離感なので、本当に素晴らしいロケーションといえます。
下の写真は、空港バス終点から歩き始めてすぐの風景です。奥の方へ続く道の先にある2つの建物が私が泊まったホテルです。
2つのホテルがどんな様子だったか、以下に紹介したいと思います。
海外ホテル予約サイトのagodaで事前に予約し、予約確認書をプリントアウトして持っていきました。
チェックインする際は、いずれのホテルもパスポートの提示と、デポジットとして200元が必要でした。星和香江国际酒店の方では、200元を持ち合わせていなかったので、パスポートを預けました。
①星和香江国际酒店(Xinghe Xianjiang HotelRailway Station Branch)
1泊料金:3,786円(agodaポイント使っていない料金です)
日本を出発して広州に到着したときに利用したホテルで、チェックインは夜21:30くらいでした。若いスタッフでしたが、残念ながら英語を喋れなかったのですが、特に問題なくチェックインできました。
部屋は、下の写真のように狭かったです。ペットボトル2本がついており、お茶のティーバッグと電気ポットもありました。Wifiは快適に使えました。
トイレ、シャワーは清潔に掃除されています。湯量豊富なのがありがたかったです。
この日は夜遅くて食堂に入るのも面倒だったので、近くの店で、パンとソーセージを買って食べました。
星和香江国际酒店は、ホテルとして必要な設備は全てそろっており、快適に過ごすことができました。
②白雲城市酒店(Guangdong Baiyun City Hotel)
1泊料金:4,421円(agodaポイント使っていない料金です)
麗江から、広州の空港に到着が夜22:00過ぎだったので、このホテルに23:30頃チェックインとなりました。それでもカウンターでは、スタッフが丁寧に英語で対応してくれました。
下の写真のように、部屋は狭いですが、星和香江国际酒店よりも設備が新しくて清潔に感じられます。
ペットボトル2本と、電気ポット、お茶のティーバッグがついていました。セキュリティボックスまでありました。
星和香江国际酒店の方は、朝食がなかったのですが、このホテルではバイキング形式の朝食付でした。朝食の場所はホテル内でなく、広州駅側の出口から出て、右側に歩いて突き当りのところでした(下の写真)。
下の写真のように、バイキング形式で、チャーハンとかお粥、菜っ葉、トウモロコシ、芋などの料理が食べ放題で、ありがたかったです!味はたいしたことないですが、それでも満腹になるまで食べさせてもらいました。
下の写真のように、西洋人向け?にパンや果物もありました。
先に紹介した星和香江国际酒店よりも料金が少し高いですが、朝食付きで、カウンターが英語対応、部屋が割と新しくて清潔に感じられるため、白雲城市酒店の方がおすすめといえるでしょう。
あとこのホテルは1階に、小さいですがスーパーがあって、お菓子やジュースが買えるようになっています。そのような設備の違いでも、白雲城市酒店の方がおすすめです。
お金を使いたくない人は、広州駅の客引きを頼りにしよう
上に紹介した2つのホテルは、私にとっては申し分のない設備・サービスで、しかも素晴らしいロケーションでした。しかしその分、値段が高いです。中国で安い宿だと、トイレ・シャワー付きの部屋で100元以下(1,600円以下)はザラにあるので、それよりも2倍もします。
もし貧乏旅行を好む方であれば、広州駅の前の広場にいる、客引きが紹介するホテルに泊まることをおすすめします。今回私が行ったとき、朝9時ぐらいと夜中の23時ぐらいに広州駅前を歩いたのですが、いずれも10回くらい客引きに声をかけられました。
彼らについていけば、寝るだけですが、80元くらいの安い宿を紹介してくれたのではないかと思います。
私も次回、広州駅あたりで宿泊する場合は、ホテルを予約せずに行き、客引きが紹介するホテルに泊まろうと思います。
まとめ
広州鉄道駅のすぐ近くで、おすすめしたいホテルを2つ紹介しました。
少し値は張りますが、良いサービスや設備、深夜でもチェックイン可能な安心感があるため、あまり広州に慣れていなくて、乗り継ぎで宿泊が必要な場合は、今回紹介したホテルの利用をおすすめします。
私が行った、麗江・徳欽・香格里拉11泊12日旅行の概要についてまとめた記事のリンクを以下に貼っておきます。