
ネパールトレッキング中の宿泊先はロッジ
ネパールには、中国との国境にヒマラヤ山脈がまたがっており、その美しい山々を眺めに行くためのトレッキングルートが数多く整備されています。
トレッキングルートはいくつもの村と村をつなぐ道となっており、各村にはトレッカーが泊まるためのロッジ(山小屋)があります。ロッジは宿泊設備だけでなく、レストランが併設されており、食事をとることができます。
そのためネパールでトレッキングする際は、寝具や調理道具を持って行く必要がなく、最低限の荷物で済ませることができます。

2025年の年末年始にアンナプルナBCのトレッキングをした
私は2025年の年末年始でネパールのポカラから、1人でアンナプルナBCトレッキングを4泊5日(ネパール滞在は10泊11日)で行ってきました。
通常はネパールトレッキングをする場合はガイドをつけるのですが、私はガイドなしで歩きました。そのため、宿泊先は自分で泊まるロッジを探し、宿泊交渉もしました。といっても、ただ泊まりたい旨を伝え、部屋を見せてもらって"OK"と言うだけですが。。
宿泊先を自分で探すことになるため、日本を出発前にロッジの設備の詳細が分からなくて、持ちものには悩みました。ネットで過去に行った人の情報をいろいろ集め、必要そうな物をピックアップして持って行きました。
そしてトレッキングをして3つのロッジ(4泊分、うち2泊は同じロッジ)に泊まりました。実際に泊まってみて感じたトレッキングの宿の特徴、必要な持ち物が何であったか、泊まってみた感想などを本記事でまとめたいと思います。
アンナプルナBC トレッキングルートの宿 6つの特徴
アンナプルナBCのトレッキングルートを歩きながら泊まったロッジで、特徴的だと感じたポイントは以下6つありました。
- シャワーがある
- 充電できる
- 洋式トイレあり
- 防寒すれば寝袋なしで問題ない
- Nepal Telecom(SIMカード)がつながるためWifi使わず
- 冬は個室、シーズン中はルームシェアとなる恐れがある
上記6つについて解説したいと思います。
1. シャワーがある
泊まった4泊分のロッジはいずれもシャワー設備がありました。
私が行ったのは冬期にあたりますが、それでも日中は暑く、重い荷物を背負っているのもあって、トレッキング中は大汗をかきました。その汗を流せるシャワーは非常に貴重でした。日本の山小屋だと基本的にシャワー設備はないので、余計にありがたみを感じました。
シャワーの利用は有料で200~300NPR(220円~330円)かかりますが、浴びた後の爽快感がたまらないので、私は全ての宿で利用しました。
ただし、どの宿でもお湯はぬるめで水量は少なかったです。快適ではないですが、なんとか使うことはできました。

2. 充電できる
ロッジにはスマホやカメラ電池などを充電するための設備が整っていました。私が泊まった3つのロッジはいずれも充電が可能でした。
標高が高いロッジは有料(200NPR程度)となりますが、ふもとのあたり(アンナプルナBCルートではチョムロンあたり)のロッジでは大抵無料で充電できると思います。
トレッキング中でもネパールで購入したSIMカードを使えば、スマホでインターネット利用可能なためスマホのバッテリー残量は減っていきます。そこで宿で充電可能なのは非常に重要なポイントでした。
充電は下の写真のように、共用スペースにある電源タップに挿して行いました。なんとなくこれに自分のスマホを挿したまま離れるのは、盗まれやしないか不安でしたが・・。
3つの宿のうち2つはこの共用電源タップタイプでしたが(部屋のコンセントは使えない)、1つの宿(ゴレパ二)では自室のコンセントが利用可能で、充電可能でした。やはり部屋で充電可能なのが快適で良いですね。

3. 洋式トイレあり
私が利用した3つのロッジうち2つでは、洋式トイレが利用可能でした。
ネパールのトイレは基本的に地面に穴が開いた和式タイプですが、洋式が利用可能なのはありがたかったです。
ただし、トイレットペーパーがない場合が多かったです。。トイレットペーパーは持って行ったのですが、やはり必要であると再認識しました。

4. 防寒すれば寝袋なしで問題ない
私が行ったのは12月末で、ネパールでも冬期にあたります。冬期のトレッキングは当然寒いため、寝袋を持って行くか非常に悩みました。ですが寝袋は非常に重いので、しっかり防寒することにして、持って行くのをやめました。
結果、寝袋なしでも問題ありませんでした。上はロンTにフリース2枚とダウンジャケット、下はタイツとパンツの上にダウンパンツを履き、しっかりと防寒をしました。そのお陰で、あとは布団をかけるだけで快眠できました。
冬期はトレッカーが少なくなり、ツインルームの個室でも1人で利用可能です。そのため、布団を2枚使えることになり、これも防寒になりました。
下の写真は標高3,700mにある宿ですが、布団は割と薄めです。。ですが防寒をしっかりすることで問題なく過ごせました。

5. Nepal Telecom(SIMカード)がつながるためWifi使わず
ロッジにはWifi設備がついている場合がありますが、私は全く使いませんでした。泊まった3つのロッジでは、SIMカードによるインターネット接続が可能であったためです。
ネパールのSIMカードは、NCELLとNepal Telecomの2社ありますが、Nepal Telecomの方がトレッキングルート上で電波の入りが良いという口コミがあったため、カトマンズのトリブバン空港でNepal TelecomのSIMカード(容量10GB、800円くらい)を購入していました。
このSIMカードであれば、かなり標高が高いところまでカバーしており、3,700mあたりまで使えました。アンナプルナBCの4,100mあたりは圏外となっていました。
もしアンナプルナBCなど標高が高い場所で泊まるならWifiを使うかもしれませんが、SIMカードが非常に便利なので、空港でNepal TelecomのSIMカードを購入するのがおすすめです。
6. 冬は個室、シーズン中はルームシェアとなる恐れがある
冬期のトレッキングはオフシーズンとなるので、基本的にツインルームを1人で使うことができました。
ですが1回だけ、"もし他のお客が多かったらルームシェとなっていいか?"と聞かれました。それを聞いて思わず"No"と答えてしまいました。するとスタッフは、"それならいい"、と言ってくましたが、ゾッとしました。狭いツインルームで見知らぬ人とルームシェアするのは、私には耐えられそうにありませんでした・・。
この感じだと、オンシーズン中にトレッキングするなら、ツインルームでのルームシェアは避けられそうにないかもしれません。。
今後トレッキングするなら、やはり冬期を狙って行こうと思いました。
ネパールトレッキングのロッジ泊のために必要な持ち物
以上、トレッキングルート上のロッジの特徴を6つ挙げましたが、これらから、下に示す持ち物があった方が良いと言えます。
- シャワーセット(石鹸、シャンプー、タオル、サンダルなど)
- 充電器(カメラ、スマホ)
- 電源プラグ変換
- トイレットペーパー
- 防寒着(ダウンジャケット、ダウンパンツ、フリース、ニット帽など)
- SIMカード(空港で購入、Nepal Telecomがおすすめ)
電源プラグ変換について補足ですが、私が泊まった宿で下の写真のようなコンセントがありました。一瞬焦りましたが、持参したCタイプのコンセントを挿すとぴったりでした。

そして下の写真のように、無事にスマホ充電をすることができました。

私が泊まった3つの宿の様子を紹介
私がアンナプルナBCトレッキングで泊まった3つの宿の様子を紹介しようと思います。
泊まった場所は、1日目にチョムロン、2日目にデオラリ、3日目に再びチョムロン、4日目にゴレパ二です。
1日目に泊まった宿は気に入ったので、アンナプルナBCへ行って戻ってくる際、3日目に再び同じ宿に泊まりました。
EXCELLENT VIEW TOP LODGE (チョムロン)
チョムロン(標高2,170m)はトレッキングルート中でも比較的大きな村です。斜面を縫うように建物が連なっていますが、EXCELLENT VIEW TOP LODGEはチョムロンでも一番高い場所にあるロッジで、眺めが非常に良かったです。

宿からチョムロンの村の家並みを見下ろすことができました。

朝には、美しいアンナプルナ峰を見ることができ、この宿はロケーションが素晴らしかったです。

1日目は、ツインルームに泊まりました。

この部屋はなんとトレイ・シャワー付です!まさか山の中の宿で、トイレ・シャワー付きに泊まれると思っておらず、感激しました。設備はあまり綺麗でなく、シャワーの水量も弱かったですが、とりあえず使えたので問題なしです。

3日目は、トイレ・バス付きが空いておらず、なしの部屋に泊まりました。

この部屋はベランダと直結しており、チョムロンの町並みを見下ろすことができました。

この宿は下のグーグルマップの位置にあり、口コミも数多く投稿されています。こんな山奥の宿に口コミがあると思っておらず、ありがたかったです。
他に泊まった宿もちゃんと口コミ投稿があり、歩いている途中、どこに泊まるか検討するの際、口コミ情報はかなり役立ちました。
EXCELLENT VIEW TOP LODGEの宿泊料金、充電設備とシャワーの有無の情報は以下です。
・宿泊料金
トイレ・シャワー付き:600NPR
トイレ・シャワーなし:400NPR
・充電
共用スペースで可能、無料
・シャワー
あり、200NPR
1回目の宿泊では、夕食にチャーハンを食べました。
チャーハン 630NPR

そして1回目の宿泊の朝食はチーズブレッドを食べました。値段高いし小さくて、物足りなかったです。。
チーズトースト 400NPR

2回目の宿泊では、夕食にダルバートを食べました。ダルバートはごはん、カレーがおかわり自由なのが素晴らしかったです。
チキンカレーダルバート 980NPR


そして2回目の宿泊の朝食は、チベット式パンを食べました。
チベット式パン 400NPR

SHANGRILA GUEST HOUSE (デオラリ)
次に紹介するのは、デオラリ(標高3,230m)で泊まった宿です。
ここからアンナプルナBCを往復しました。翌朝4時過ぎに出発し、アンナプルナBCまで行って10時頃ここへ戻ってきました。

宿から、無名のピークですが、大迫力の岩峰を見ることができます。その圧倒的な山容に見とれてしまいます。

泊まった部屋はツインルームで、トイレは共同でした。

トイレは洋式なのがありがたかったです。

共用のシャワー室があり、有料ですが、汗を流したかったのでありがたく使わせてもらいました。こんな奥地の宿にシャワーがあることにびっくりでした。

グーグルマップで以下の場所にあり、ちゃんと高評価の口コミ投稿もありました。
SHANGRILA GUEST HOUSEの宿泊料金、充電設備とシャワーの有無の情報は以下です。
・宿泊料金
800NPR
・充電
共用スペースで可能、200NPR
・シャワー
あり、300NPR
かなり歩いてお腹空いていたので、夕食はダルバートとフライドポテトを食べました。
ダルバート850NPR

フライドポテト600NPR

翌朝は、早朝にアンナプルナBCまで往復してきたので、戻ってきたときには10時くらいになっており、朝食は食べませんでした。
KAMALA LODGE (ゴレパ二)
ゴレパ二は、展望スポットであるプーンヒルへ行くための拠点となる村です。多くのトレッカーが訪れるため、他と比べて栄えた大きな村です。宿の数も多く、豪華そうなホテルもありました。
私が泊まったのは下の写真の小さなロッジで、建物は割とぼろかったです。。ただ、食事をするな宿泊料はタダという、素晴らしい条件を提示してくれたので、ありがたく泊まらせてもらいました。

廊下を歩くとミシミシと音がしました。。

部屋の窓は外との隙間があり、隙間風が入るか心配でした。。
ただ、防寒着をしっかりと着込んだので、特に気になることもなくぐっすりと眠れました。

ここでもシャワー設備もあり、有料ですが利用させてもらいました。
口コミ件数は少ないですが、グーグルマップに投稿されていました。
KAMALA LODGEの宿泊料金、充電設備とシャワーの有無の情報は以下です。
・宿泊料金
食事をとるなら無料
・充電
共用スペースで可能、200NPR
・シャワー
あり、150NPR
夕食はダルバートとデザートのプリンを食べました。ここは他の宿やレストランと比べて、ダルバートが格段にうまかったです。ダルバートは作る人によって味が異なるので、いろんなレストランで食べ比べすると良いです。
ダルバート 700NPR

プリン 400NPR

朝食はセットメニューにしました。
朝食セット 700NPR

まとめ
ネパールのアンナプルナBCトレッキングルートの宿の特徴をまとめ、私が実際に泊まった宿の様子を紹介しました。
ネパールトレッキングルートの宿は、シャワーや充電設備など、日本の山小屋と同等かそれ以上のサービスが整っていると思います。しかも物価が安いため、料金が日本の山小屋よりも格安です(日本が食事付き13,000円くらいに対し、ネパールは食事付き3,000円くらい)。
格安で快適な宿が多数ある、ネパールのトレッキングルートは素晴らしいと思います。歩くのは疲れますが、宿泊、食事を楽しみにしながら歩くことができるので、頑張れると思います。
快適な宿を活用しながら、ネパールトレッキングに挑戦してみることをおすすめします。