
安達太良山をマイナーなロングルートから登山
安達太良山は福島県にある日本百名山で、ロープウェイで山頂近くまで行けるため、非常に登山者に人気の山です。
この山はロープウェイがある登山口は一番人気ですが、他にもたくさん登山口があり、登山地図で確認すると計8ヶ所の登山口がありそうです。ロープウェイを使わない登山口からでも、場所によっては3時間あれば山頂へたどり着くことができそうです。
マイナーなロングルートを歩いたら、誰一人会わなかった
私は2025年9月22日(月)に安達太良山を登ったのですが、運動のためにできるだけ長いコースを歩きたいと考え登山地図とにらめっこし、銚子ヶ滝経由の登山ルートが一番長そうということが分かりました。
そして実際に歩いてみたところ、9月22日が平日であったとはいえ、登山道は誰一人とも遭遇しませんでした。山頂や火口エリアは多くの登山者がいたのですが、登山道にはまったく人がいなかったのです。
銚子ヶ滝は、安達太良山の登山口付近にある、日本の滝百選にも選ばれている名瀑です。その滝を経由して日本百名山の安達太良山へ登るなら、誰か歩いているだろうと思ったのですが。。
距離が長くてマイナールートですが、豪快な銚子ヶ滝が見ごたえあり、山頂手前の絶景な稜線が良かったので、本記事でアクセス方法や登山ルート、登山道がどんな様子だったか紹介しようと思います。
登山口駐車場の場所
銚子ヶ滝経由ルートの登山口駐車場は、母成グリーンラインという猪苗代湖の東から裏磐梯へ向かう県道24号の途中、石筵ふれあい牧場という施設を過ぎたあたりにあります。グーグルマップに駐車場の目印はないので、登山地図とストリートビューを照らし合わせて、以下の地図に場所を示しています。
最寄りの高速道路ICは磐梯熱海ICで、駐車場まで約10kmとアクセス良好です。
私は節約のために郡山ICから下道で行ったのですが、それでも駐車場まで約21kmで道路も混雑しておらず、良かったです。
駐車場は下の写真のように道路脇の空きスペースで、約20台停められます。

駐車場と道路挟んで向かい側に、下の写真の安達太良山登山口の看板があり、登山道が続いています。

林道を進むと往復30分短縮可能
なお、後でわかったのですが、上で紹介した駐車場の道路挟んで向かいにはゲートがあり、その先の林道を進むと、あまり広くはないですが、もっと奥に銚子ヶ滝入口の駐車場(5台くらい駐車可)がありました。ここに車を停めると、林道歩きが不要となり、往復で約30分の時間短縮となります。
私が到着した時はゲートが閉まっていたので、入れないかと思ったのですが、自分でゲートを開けることができたのかもしれません。。


グーグルマップでも、上の駐車場の場所には印と口コミがありました。
登山ルート、コースタイム
銚子ヶ滝経由の登山ルートは下の地図のようになっています。
銚子ヶ滝を過ぎた後はひたすら登り、和尚山という眺めの良いピークに達します。和尚山へ登るには、安達太良山の登山道から一旦それて往復20分かかるので、私は立ち寄りませんでしたが。。
和尚山から先はなだらかなになり、安達太良山の山頂までの稜線が綺麗に見える中、歩くことができます。後で写真で紹介しますが、ここの区間が素晴らしい景観で、この登山道で最大の見せ場かなと思います。
下山は、上りとは異なるルートを歩き、山頂近くにある船明神山というピークから下山したので、周回登山とすることができました。
この登山ルートのコースタイムは以下です。ロープウェイを使うと2時間ちょっとですが、ここのルートはその3倍以上時間がかかるので、健脚向けですね。
上り:4時間35分
下り:3時間40分
銚子ヶ滝経由の安達太良山登山ルートの様子
私が登った時の登山ルートの様子を紹介します。
日本の滝100選の銚子ヶ滝に立ち寄る
銚子ヶ滝は、私が出発した登山口駐車場(母成グリーンライン沿い)から標準コースタイム40分のところにあります。下の写真の標識に従って下って行きます。ここの下りは結構きつく、戻るときにここを再び登るのかあ・・、と思いながら下りました。

そして滝に到着しました。鬱蒼とした雰囲気の空間で、豪快な水しぶきを上げて、立派な滝でした。落差約48mとのことです。

滝を鑑賞し終えたら、再び急坂を上り、登山道に復帰しました。
登山道の様子
銚子ヶ滝の先のはひたすら上りの連続でした。登山道は下の写真のような樹林帯の中で展望はありませんが、整備されていて歩きやすかったです。


稜線に出てからの眺めが良い
標準コースタイムで滝から2時間20分のところで、樹林帯を抜けて山頂へ向かう稜線に出ます。ここからが非常に眺めがよく、振り返ると磐梯山や吾妻山などの福島の山々がよく見えました。

ここで、和尚山との分岐に到着しました。ここで下の標識で"三角点"という方へ進むと、和尚山のピークへ行けますが(往復20分)、安達太良山の山頂に雲がかかり始めていて早く到着したいので、先を急ぎました。

ここから山頂までは、眺めは良いのですが、やはり歩く人が少ないせいか、登山道の状態は良くありませんでした・・。
下の写真のように、笹が成長して登山道をほとんど隠していました。



しかも朝つゆで葉っぱが濡れており、スパッツを履いていたのにびしょびしょになりました・・。
ちょっと万人受けするルートではないかもしれませんね。。

ですが、この稜線から見える景色は抜群に良く、下の写真のように、安達太良山の山頂をずっと目の前にとらえながら歩くことができました。
振り返っても磐梯山などの山が見えて、360度の展望の稜線でした。


山頂に到着
しばらく藪と格闘して、ようやく山頂に到着です。ここまで登山道では誰一人として会いませんでした。

山頂はやや雲多めでしたが、360度の大展望で素晴らしい景観でした。平日なのに多くの登山者が続々と登ってきていました。


山頂から今度は、昔噴火があった火口を見ながら、船明神山というところへ向かいます。火口の景色もまた素晴らしく、火口部と周囲の稜線が圧倒的な景観を生み出していました。


下山は船明神山経由
船明神山は、山頂から下ったところに以下の標識で、"沼尻登山口、石筵登山口"と書いてある矢印方向へ向かったところにあります。石筵登山口というのは、私が車を駐車したところです。

少し歩くと船明神山に到着しました。

船明神山から振り返ると、圧倒的な景色に感嘆させられます。

船明神山からは、下の写真の尾根に沿って下山します。

少し歩くと樹林帯に入りました。岩があまりない柔らかい登山道で、非常に歩きやすかったです。

分岐の際の道案内もしっかりしていました。

歩きやすい登山道であったので、あっという間に下山しました。下の写真の場所は、銚子ヶ滝駐車場入口駐車場のすぐ近くですが、ここの前にもスペースがあり、駐車できるかもしれません。

上の写真の場所から少し歩いて銚子ヶ滝入り口駐車場を経由して、母成グリーンライン沿いの駐車場まで戻りました。

早朝は私の車1台でしたが、もう2台増えていたので、もしかしたらこの方達は安達太良山へ登ったのかもしれません。

まとめ
安達太良山を銚子ヶ滝経由のマイナーなロングルートで登山したので、アクセス方法や登山した様子をまとめました。
マイナーなロングルートですが、銚子ヶ滝や樹林帯の登山道、綺麗な稜線など変化に富んでおり、登り甲斐のある登山道で良かったと思います。安達太良山の山頂に到着したときの達成感も短い登山道より大きいと思います。
安達太良山はロープウェイを使うルート以外、沼尻登山口ルートも人気ありそうですが、それらも登って他に良いルートがないかなと探している方には、是非、銚子ヶ滝経由の登山ルートを歩いてみることをおすすめします。