- プレミアムエコノミーとは?
- 日本からロサンゼルスまで、ANAのプレミアムエコノミーを利用
- ANAプレミアムエコノミーの料金は?
- エコノミークラスと何が違う?
- ANAプレミアムエコノミークラスを利用した感想は?
- まとめ
プレミアムエコノミーとは?
プレミアムエコノミーは、エコノミークラスとビジネスクラスの中間として位置づけられた国際線の座席クラスです。エコノミーとビジネスのサービスに差がつきすぎたために、導入が開始されたそうです。エコノミーよりも少し贅沢して快適に飛行機で移動したいという時に有用でしょう。
プレミアムエコノミーは、世界のいろんな航空会社で運用されています。日本ではANAとJALともに、プレミアムエコノミークラスが用意されています。
日本からロサンゼルスまで、ANAのプレミアムエコノミーを利用
私は2018年8月に、出張の際にANAのプレミアムエコノミーを利用して、日本からロサンゼルスまで行きました。
エコノミークラスよりも座席が広く、さらに、食事や設備・サービスにプレミアム感があったので、どんな様子だったかレビューしようと思います。
シーティングイシューにより、ラッキーなことにグレードアップ
今回の出張で私が利用したプレミアムエコノミーは、実は、事前に予約したものではなく、たまたまアップグレードされて利用できたのです。
成田空港の搭乗口のゲートでチケットをかざして通過した際、ピピっと鳴って、"シーティングイシュー"(座席の問題)と表示されました(座席のダブルブッキングがあったせい?)。そして、スタッフの確認後、プレミアムエコノミーの座席へ案内されました。
これは、ラッキーです!断る理由もなく、ありがたく利用させてもらいました。
ANAプレミアムエコノミーの料金は?
私は今回出張だったので直前の予約となり、エコノミークラスでロサンゼルスまでの航空券料金は、往復で約40万円でした。
では、プレミアムエコノミーの場合はいくらかかるでしょうか?気になって調べてみました。適当に日付を12月3日出発にして、ANAのホームページで検索してみると、他のクラスも含めて以下の料金であることが分かりました。
・エコノミー
106,610円 ※予約変更不可、払い戻し可(手数料あり)
・プレミアムエコノミー
142,510円 ※予約変更不可、払い戻し可(手数料あり)
・ビジネスクラス
382,710円 ※予約変更不可、払い戻し可(手数料あり)
・ファーストクラス
828,110円 ※予約変更可(手数料なし)、払い戻し可(手数料なし)
上記のように、同じ予約や払い戻しの条件だと、エコノミークラスの価格の1.5倍くらいであることが分かりました。ビジネスクラスは4倍近くするので、それと比べるとプレミアムエコノミーは割安な感じです(私が利用してみた感じだと、これだけの価格差でサービスとしてはそれ以上の差があるように感じました)。
エコノミークラスと何が違う?
プレミアムエコノミーを利用してみて、エコノミークラスとどう違うか、私が気づいた点を以下にまとめてみようと思います。
座席は?
座席が大きいし、座席間のピッチがかなり広い(エコノミーより約10cm広いとのこと)です。また、横幅が広くなっており、これによって、機内で一列の人数がエコノミーの場合9人ですが、プレミアムの場合は8人となっています。
この座席の仕様の違いが、プレミアムエコノミーの最大の特長でしょう。座ったときの快適性がかなり違います。ロサンゼルスまでの約10時間が長旅でも、かなり快適に過ごすことができました。
下の写真のように、横幅の広い座席となっています。ディスプレイもエコノミーが9インチに対して、10.6インチと大きいです。USBポートとPC用電源もついています。あと、足置きがあって、これが便利でした。
さらに、下の写真のように、レッグレストといって、足元が起き上がるようになっていました。これ初めて使ったのですが、体が寝っころがった状態に近づくので、非常に快適でした!
下の写真のようなボタンで、レッグレストとリクライニングを操作します。
エコノミーでは、テーブルは前の席のシートから引き出すようになっていますが、プレミアムの場合は、サイドから引き出します。テーブルのサイズも、エコノミーより大きくなっています。
エコノミーと座席を写真で比較
下の2つの写真で、上がプレミアムエコノミー、下がエコノミーの座席です。プレミアムの方が座席が広く、ディスプレイの画面が大きいのが分かると思います。
アメニティは?
アメニティも、通常のエコノミーと大きく差があります。
エコノミーでは毛布と枕の貸し出しがあるだけですが、プレミアムエコノミーでは、スリッパと靴べら、耳栓、歯ブラシ、アイマスクまでもらえます。アメリカへ行く場合、ホテルにスリッパがないので、機内でもらったスリッパをそのまま持って行くとよいでしょう。
さらに、下の写真のように、ヘッドフォンが密閉タイプとなっており、周囲の音を遮ってくれます。エコノミーのぺなぺなのヘッドフォンとは違います!
普段エコノミーしか利用したことない自分にとっては、なんとも贅沢なアメニティだと感じました!
食事は?
そして、食事もプレミアムです。
以下の写真のように、①食前のドリンクとつまみ、②1回目の食事、③ハーゲンダッツ、④デザート(ビジネスクラスと同じもの)、⑤2回目の食事という流れでした。
下の写真は、1回目の食事です。ボリュームありました。
ハーゲンダッツは贅沢です。これはエコノミーでも配られているのでしょうか?私の記憶では、ハーゲンダッツ2回もらった気がします、素晴らしすぎます。
下の写真は、ビジネスクラスで提供しているデザートとのことです。これはエコノミーにはない、プレミアムエコノミーだけのサービスです。味も、さすがビジネスクラスで出しているだけあって、高級なものでした。私は飲んでいませんが、このタイミングでワインも提供していました。
下の写真は、2回目の食事です。
上記のように、デザートが充実しており、飛行機を降りた時にはお腹ぱんぱんでした。素晴らしいです、プレミアムエコノミー。
専用チェックインカウンターとANAラウンジサービスも受けられる
私は急きょプレミアムエコノミーに変更となったので利用できていませんが、上記以外に、専用チェックインカウンターでスムーズなチェックインでき、さらに、搭乗前にANAのラウンジも利用できるそうです。
私もANAラウンジ利用したかったです。。エコノミーと少しの料金の差で、ここまでのサービス格上げは、かなりのプレミアム感だと思います。
ANAプレミアムエコノミークラスを利用した感想は?
ANAプレミアムエコノミーは、エコノミークラスで不満を感じる点をほぼ解消するよう、よく考えられたサービスとなっていると感じました。
やはり座席が広いというのは、国際線の長旅には非常に重要だと思いました。アメニティと食事についても大満足でした。あと、心なしか、CAの対応もエコノミーより親身であると感じられました。プレミアムであることを意識してサービスしているのかもしれません。
私はビジネスクラスを利用したことないですが、プレミアムクラスでも十分贅沢であると感じました。この2倍くらいの贅沢さであるビジネスクラスは、どんな素晴らしいサービスが受けられるのでしょうか・・??
まとめ
ANAのプレミアムエコノミークラスについて、通常のエコノミークラスと比較しながら、詳細にどんな様子か解説しました。
今回たまたま利用できたのですが、エコノミークラスに少しの割増料金でプレミアムにアップグレードでき、価格以上の贅沢を味わえると思うので、是非おすすめです!