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【高野山】極楽橋駅から高野山まで節約のため徒歩でアクセスした様子を解説

極楽橋駅から高野山まで、交通費を節約しつつ、歴史を感じながら歩こう

橋本市から高野山寺院エリアまでの交通費

世界遺産の高野山は、標高約800mの盆地状の平坦な場所に、寺院、宿坊、お店などがずらっと並び、ひとつの町として形成されています。

高野山へ行くには、ふもとの和歌山県橋本市のJR橋本駅から南海電鉄~ケーブルカー~バスでアクセスするのが一般的です。

その場合、以下のように片道で合計1,450円の交通費がかかります(2025年4月現在)。

  1. JR橋本駅~極楽橋駅(南海電鉄):490円
  2. 極楽橋駅~高野山駅(高野山ケーブルカー):500円
  3. 高野山駅~金剛峯寺前(南海りんかいバス):460円

一部区間を徒歩でアクセスすることで、片道960円節約できる

一方、昔の人々が大阪から高野山への参詣道として利用してきた高野街道という道があり、そこを歩いて高野山寺院エリアへ行くこともできます。

そうすることで、上記1~3の費用をまるっと節約できることになりますが、それだと体力を消耗するし時間がかかりすぎるため、一部区間だけ高野街道を歩くことを提案したいです。

徒歩でアクセスすることを提案したい区間は、上記の2~3に相当する極楽橋駅から高野山寺院エリア(金剛峯寺や壇上伽藍などがある場所)までで、ここを約1時間ちょっとの坂道を歩くだけで寺院や宿坊があるエリアにたどり着くことができるのです。

これにより、片道960円分、往復で1,920円分節約ができることになります。しかも、高野街道には昔のエピソードが書かれた案内板が所々に設置されており、それを読んで歴史を感じながら歩くことができます。

登山ルートとコースタイム

極楽橋駅から高野山金剛峯寺まで徒歩でアクセスするルートは、以下の地図で"S"から"G"までの道のりで、女人堂までは坂道で、以降は平坦になります。

このルートの標準的なコースタイム(所要時間)は以下です。

  • 極楽橋駅~女人堂(不動坂):上りの場合約1時間5分/下りの場合約55分
  • 女人堂~金剛峯寺:約15分

不動坂には新道と旧道の2つのコースがありますが、どっちでも所要時間は同じです。

新道と旧道どっちを歩くか?私は旧道を利用

極楽橋駅から女人堂までは坂道になっており、不動坂と呼ばれています。

不動坂には旧道と新道がありますが、旧道の方は普通の登山道のようになっており、葉っぱや石が転がった土の急坂を歩きますが、新道の方は舗装された歩きやすい道となっています。

旧道と新道の違いは、極楽橋近くにあった以下の地図が分かりやすく、旧道(ピンク色ライン)は距離が短いが急登が続き、新道(赤色ライン)は遠回りするが割と平坦な道となっています。新道と旧道のコースタイムは同じなので、好きな方を選んで歩くことになります。

登山装備でない普通の恰好で歩く場合は、新道を歩いた方が無難でしょう。

新道は、下の写真のように地面が舗装された道となっています。急坂を避けるようにルーティングされており、結果的に、旧道より距離が長いかもしれませんが、歩きやすいためか、コースタイムは新道と旧道で違いはありません。

一方旧道の方は、草は刈りはらわれているものの、土の上を歩く登山道となっています。こっちの方は急坂が続く場所もあります。

新道と旧道のどっちを歩くか悩み、私は登山の恰好をしていたので、旧道の方を歩きました。急坂が多くてきついですが、草が刈りはらわれて整備されており、問題なく歩けました。

不動坂の旧道から金剛峯寺まで歩いた様子

私が極楽橋駅から不動坂の旧道を通って、金剛峯寺まで歩いた様子を以下に紹介します。

私が行ったのは2025年4月27日(日)で、熊野古道小辺路のトレッキングを終えて、マイカーの回収のために熊野本宮から高野山へ戻る途中でした。極楽橋駅をスタート時すでに夕方16時40分でしたが、日が長い時期で18時半くらいまで明るいので、大丈夫だろうと判断して歩き始めました。

下の写真は極楽橋駅の改札口ですが、ほとんどの人はここから出ず、右方向の"ケーブルのりば"へ向いて歩いていきます。

極楽橋駅を出て少し歩くと、極楽橋に到着します。この橋を渡ると、登り坂が始まります。

最初は舗装された新道/旧道共通の道でしたが、途中分岐が現れ、旧道の方へ入りました。するこそこから"いろは坂"というつづら折りの急坂となりました。急ですが、そこまで長い距離この急坂が続くわけではないので、しんどくはありませんでした。

万丈転という場所で、何やら恐ろしい説明書きがありました。。

大正9年の1銭玉を拾った

このあたりを歩いていると、地面に何やら古い硬貨が落ちていることに気づき、拾いました。後で家に帰ってネットの画像検索を駆使してよく確認すると、どうも大正9年の1銭玉であることが分かりました。

大正9年(1920年)は何かあったかなあと、考えながら案内板の画像を見ていると、下の写真の外不動という場所の説明書きに、大正9年までここに不動堂があったとありました。ひょっとすると、私が拾った1銭は、不動堂のお賽銭箱からこぼれ落ちたものではないだろうかなあ、と想像を張り巡らせました。ロマンがありますねー。

ただ本当にそうだとすると、これまで1度も1銭玉が拾われなかったのも不思議ではあります。下を見ながら歩いていると普通に気づくことができたのですが。。

下の写真が、大正9年まで不動堂があったとされる場所です。

外不動からさらに歩くと、清不動堂に到着しました。これが元々外不動にあったとされるお堂のようです。

ここで一旦新道と合流するも、また二手に分かれて10分程度歩くと、再び新道と合流して一本道となりました。

それから黙々と歩いて行くと、女人堂に到着しました。

不動坂ではほとんど人と会わなかったですが、ここからは高野山エリアとなり、観光客の姿が見え始めて安心です。

坂道を降りて行くと、宿坊が並ぶエリアに入りました。

美しい宿坊や寺院に見とれながら、楽しく歩くことができました。有名でもないただの宿坊がなんで美しいのだろうと、驚きと感動の連続でした。

下の写真は南院という寺ですが、何気なく通りかかった寺でありながら、ここまで立派な仏教建築が見られることに驚きです。

自分が住んでいる地域や、たまに観光で訪れる寺院でも、ここまで洗練された仏教建築を見られることは、そうそうなかったと思います。

他にも、下の写真のような宿坊や寺院が次々と現れ、写真撮りまくりでした。

そして金剛峯寺に到着しました。すでに18時半なので、正門は閉まっていました。

すれ違った登山者は3組

極楽橋駅から不動坂を登って女人堂に到着するまで、すれ違った登山者は3組でした。

2組は極楽橋駅近くで出会ったのですが、もう1組は旧道の道中に会いました。しかも登山の恰好でなく普通の私服で若い方だったので、もしかしたら、高野山大学の学生で、節約のために不動坂を歩いているのかなと想像してしまいました。

高野山と橋本市を何度も行き来するなら、毎回往復1,920円分節約できるのは大きいと思います。不動坂の徒歩ルートは積極的に利用したいものです。

まとめ

高野山手前の極楽橋駅から、節約のため、不動坂旧道経由で高野山まで徒歩で行ってみましたが、思っていた通りに歩きやすい道で、狙い通りでした。途中途中の案内板で、昔の人々に思いを馳せながら歩くことができたので、節約と歩く楽しさの一石二鳥でした。

歩くのに自信のある方は、高野山へ行く際は是非とも極楽橋駅から徒歩でアクセスすることをおすすめします。