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【ブログ】南アルプスの南御室小屋のテント場に宿泊した様子と感想

南アルプス薬師岳登山のために南御室小屋にテント泊

南御室小屋(みなみおむろごや)は、南アルプスの鳳凰三山の登山ルート上にある、テント場を備えた山小屋(下の写真)です。

鳳凰三山は、薬師岳、観音岳、地蔵岳の三山のことを言い、3つ合わせて日本百名山として有名です。南御室小屋は、薬師岳近くに位置する山小屋で、夜叉神峠登山口から登って標準コースタイム約5時間半、ちょうど疲れる頃に到着するところに位置します。さらに小屋から約1時間半歩くと、三山のうちの1つ、薬師岳に着きます。

私は2022年8月11日(木)~8月12日(金)に単独で、1泊のテント泊で南御室小屋(みなみおむろごや)に泊まり、薬師岳の登山をしました。本当は三山の踏破を目指したのですが、疲れと天候のために、薬師岳のみしか登りませんでした。。

この記事では、南御室小屋テント場の様子や、宿泊した感想をまとめたいと思います。

南御室小屋への行き方

南御室小屋は、夜叉神峠登山口から南アルプスの鳳凰三山へ向かう、縦走路の途中に位置します。下の地図で、紫色の印が夜叉神峠登山口、オレンジ色が南御室小屋、黄色が薬師岳で、私はこのルートを往復しました。薬師岳よりさらに北西へ進むと、観音岳、地蔵岳へと続いています。

夜叉神登山口へ行くには、車で行くのが一般的ですが、登山ルートの取り方によって、以下の2パターンがあると思います。

1. 夜叉神峠登山口に駐車する場合:夜叉神峠登山口~南御室小屋~鳳凰三山を往復

2. 市営芦安駐車場に駐車してバスで夜叉神峠登山口へ行く場合:夜叉神峠登山口~南御室小屋~鳳凰三山~広河原

私は1のようなルート取りにし、夜叉神峠登山口に車を止めました。2のようにすると、広河原へ下山後にバスで市営芦安駐車場へ戻ってこられるため、コースタイムを短くできますね。ただ2の方法だと、バス代が結構かかるのが嫌だなって思います・・。

なお、夜叉神峠登山口駐車場は100台、市営芦安駐車場は650台収容可で、いずれも無料で駐車可なのはありがたいです。

私が行った日は、山の日でしかもお盆の時期で超繁忙期です。夜叉神峠登山口は朝7:00頃に到着し、そのときは9割くらい埋まっているように見えました(ほとんど車中泊の方たちでしょう)が、なんとか駐車できました。もしこれで一杯だったら、手前の市営芦安駐車場へ戻ってバスで行く羽目になるのでしょう・・。

南御室小屋テント場の様子

南御室小屋テント場の様子を紹介したいと思います。

テン場は下の写真のように、広大で平らな樹林帯の中の広場に50張の収容能力とのことです。もし満員になったとしても、整地したところ以外に、森の奥の方にも頑張れば張れそうな場所があるように思いました。

下の写真ように、中央の平らなスペースは大型なテントも張ることができ、学生のグループで利用していました。

ところどころにベンチがあり、また、テントを固定するための石も置いてあるのが便利だと思いました。

私がテントを張った場所は下の写真のように、一段高くなった1張分だけのスペースでした。私は1人で行っており、プライベート感が欲しかったので、この場所は最高でした。

お盆+山の日の混雑状況

私が泊まった2022/8/11(木)は山の日で、しかもお盆の時期にかかるので、登山者は年間で最も多い日レベルではないでしょうか。そんな日のテン場の混雑状況ですが、昼12時くらいだと6割くらいで、夕方5時くらいにはほぼ埋まっていたように思います。ただそれでも、よく探せば、あと数張はいけるのではないかと思われました。

下の写真は、私がテントを張ったところから撮ったものです。この時点で16時15分ですが、隣と間隔が狭くなってしまいすが、多少テント張るスペースはあるようでした。

どうしても張る場所がない状況になったら、どうするのだろうと思いましたが、このテン場なら大丈夫なのではないかと思いました。

料金

テント泊の料金は1人1泊1,000円(トイレ使用料込)です。

他の人のブログによると2019年の時点で500円だったようなので、やはりコロナの影響で値上げしたのでしょうかね・・。

トイレ

トイレは下の写真のように複数あって、並ぶことなく利用することができました。使ったら、外にあるバケツの水を使って、便器を洗い流すようになっています。

なお、トイレ使用料はテン場の料金に含まれていますが、宿泊者でない場合は、1回100円とのことです。

水場(南アルプス天然水!)

このテント場の最大の魅力は、下の写真の、こんこんと湧き出る、南アルプスの天然水でしょう。

真夏でしたが、氷水のように冷たいです。ペットボトルへ入れたら、瞬間的に水滴がつくほどの冷たさです。大汗かいて登ってきた体が生き返りました。

水の味に詳しくないですが、本当にうまいと感じました。お金を払って買う、"南アルプスの天然水"のペットボトルの水を、ただで飲めるといことでしょう。

携帯電話の電波

私のスマホはdocomoの電波で、登山中はいろんな場所でつながりましたが、残念ながらテント場ではつながりませんでした。

テント場から徒歩10分くらい夜叉神峠側に歩くと、下の写真のような電波がつながる場所あるので、利用するとよいでしょう。ただ、看板には"au可"とありますが、docomoは試していないです。。

スタッフが明るく親切

南御室小屋のスタッフの対応ですが、受付時、とても明るく親切に対応してくれたのが印象に残っています。

台風が近づいているとのことで、翌日は雨降るよ、早めに下山した方がいい、など的確な注意喚起のアドバイスをしてくれました。これにより、予定変更して初日に薬師岳まで行っておくことにしました。

私は翌日午前中まで雨は降らない思っていましたが、スタッフがアドバイスくれたように、夜から雨が降りました。朝は一時的にやんで晴れ間も見えましたが、下山する頃には真っ白となっており、天気は私が事前に想定した以上に悪かったです。

森林限界の稜線まで遠いのが残念・・

南御室小屋のテン場はロケーション的にはいいと思いますが、少し残念なのが、森林限界の稜線から離れていることです。山小屋から薬師岳近くの森林限界の稜線まで出るのに、コースタイムで1時間半かかります。ちょっと様子見したいと思っても、少し気合が必要です。

鳳凰三山縦走路の稜線の風景はすごく綺麗なのですが、ガスっていると、あまり意味ありません。

私が行った日は、天気悪くなかったので、稜線も晴れているだろうと期待したのですが、着いてみると残念ながらガスガスでした・・。事前にわかっていれば、と思いました。観音岳や地蔵岳はまったく見えず、そっち方面へ進む気になりませんでした。。

泊まった翌日の朝も、夜間降っていた雨が上がり、小屋周辺では晴れ間が見えていましたが、稜線が晴れているのか分からず、後ろ髪惹かれる思いで、下山することになりました。。

私のテント泊の様子

私は上で説明したように、少し小高い場所にテントを張りました。

混雑する日に、このようなプライベート空間を確保できたのはラッキーでした。広々していたし、ちょっとしたベンチが置いており、これがまた快適でした。

夕飯はパスタ、朝食は棒ラーメンにしました。

夜になると雨が降り出しました。翌日の撤収や下山に不安感じながらの、浅い眠りとなりました・・。登山前に確認した南アルプス市の天気予報は曇りでしたが、やはり山へ行く際は、晴れの予報のときに行きたいですね。

下の写真は明け方5時くらいのテン場の様子です。かっぱを着て撤収作業となりました。ただ、この後は一時的ですが雨が止み、晴れ間も見えていました。

登山の行程と見た風景

私は当初、8/11は南御室小屋まで行ってテントを張り、翌日8/12に鳳凰三山をピストンし、夜叉神峠登山口へ戻る予定でした。しかし、台風が近いとのことで、初日に薬師岳へ行きました。よって、以下のように行動しました。

8/11(木):夜叉神峠登山口~夜叉神峠~南御室小屋でテント設営~薬師岳~南御室小屋

8/12(金):南御室小屋~夜叉神峠登山口

登山口を出発して1時間くらいで夜叉神峠に到着しました。このときは良い天気で、北岳はくっきり見えました。

しかし、薬師岳に着いた13時くらいにはガスガスで残念な感じでした。本当は鳳凰三山の綺麗な稜線の風景を期待していたのですが・・。白砂に奇岩の風景は楽しめました。

たまに覗く青空を待って、何枚か写真を撮りました。

登山道は歩きやすい

登山道は基本的に歩きやすかったです。登山口から薬師岳まで標高差1,400mもあるし、距離も非常に長いですが、傾斜はそれほどきつい場所がなく、登山者も多いので道は踏み固められています。ほとんど樹林帯の中なので、真夏でも涼しく登山できます。

ただ私は、久しぶりの登山だったので、足痛いし、ザックが重くて肩痛いし、息が切れるわで、へとへとになりました。。

夜叉神峠にもテント場がある

私は南御室小屋に泊まりましたが、夜叉神峠小屋にもテント場があります。夜叉神峠は登山口駐車場からコースタイム1時間のところにあります。

夜叉神峠はなんといっても、なんとも中途半端な位置に小屋とテント場があるなあと思いました。登山口で1時間だけ歩いてここに泊まったとし、ここから鳳凰三山まで遠いので、南御室小屋まで歩を進めたくなるでしょう。ここを利用する人は、白峰三山の稜線風景を見るためだけに泊まるのでしょうかね・・?利用者は数人いましたが。

まとめ

南アルプスの南御室小屋にテント泊し、夜叉神峠登山口から薬師岳までのピストン登山をしました。

南御室小屋のテント場は、鳳凰三山の稜線から少し離れていますが、樹林帯に囲まれた美しい環境で、広々したテント場です。スタッフが親切で、また、南アルプスのおいしい水が飲み放題なのが、ポイント高いです。

夜叉神峠登山口から鳳凰三山を縦走する場合は、是非とも利用したいテント場です。