
- 立山黒部アルペンルートと北アルプス登山拠点の扇沢駐車場
- シーズン中の扇沢駐車場は混雑する
- 扇沢駐車場の概要
- 扇沢駐車場が満車でもスペースはたくさんある、歩けば問題なし
- 確実に駐車するには前夜泊をする
- まとめ
立山黒部アルペンルートと北アルプス登山拠点の扇沢駐車場
扇沢は、長野県大町市にある、立山や黒部ダムへ向かうための立山黒部アルペンルートの起点となる、扇沢駅がある場所です。また、鹿島槍ヶ岳や針ノ木岳などの北アルプスの山々の登山口でもあります。
立山黒部アルペンルートは、電気バスやロープウェイなど様々な乗り物を乗り継いで黒部ダムや立山室堂の観光を楽しみ、立山の山々の登山を楽しむことができます。よって、鹿島槍ヶ岳や針ノ木岳の登山者と合わせ、扇沢は観光シーズンの週末や連休などには、多くの人と車でごった返します。

シーズン中の扇沢駐車場は混雑する
扇沢には広い駐車場があり、合計600台まで対応しますが、多くの観光客や登山者が訪れるため、週末やシーズン中はすぐに満車となってしまいます。
立山黒部観光や北アルプス登山は一大イベントなので、かなり気合を入れて扇沢へ向かうことになると思います。それなのに、駐車場が満車で停められず、引き返すような羽目となってしまうと非常に残念です。
私はこれまで何度も登山のために扇沢を訪れていますが、駐車場が満車となる場合があっても、なんとか駐車スペースをみつけて対応してきました。駐車場が満車で焦ることはあっても、引き返したことはありません。
本記事では、私の経験を生かし、扇沢を訪れる際、確実に駐車できるようにするため、扇沢駐車場の概要と、もし満車の場合の対応方法を解説しようと思います。

扇沢駐車場の概要
扇沢駐車場は以下のマップのように、扇沢駅から近いところは有料、少し離れると無料となっています。
扇沢駅近くに有料駐車場350台があり、少し離れて市営第1無料駐車場170台および市営第2無料駐車60台があります。無料第2駐車場からさらに下ったところには、鹿島槍ヶ岳/爺ヶ岳登山口に約30台の駐車スペースもあります。
第1無料駐車場(170台)から扇沢駅まで約500m、第2無料駐車場(60台)からだと約700m程度なので、歩いてもそこまで苦にならない程度でしょう。
私のこれまでの経験上、第1無料駐車場が最初に満車となり、次に第2無料駐車場、最後に有料駐車場が埋まるイメージです。やはり少し離れているとはいえ、歩ける距離なので無料駐車場が人気です。
引用元:立山黒部アルペンルート
以下、各駐車場の写真と料金をまとめます。
第1~第3有料駐車場
扇沢駅すぐそばにある駐車場は有料で、料金は以下となっており、結構割高なので、お金に余裕がある方は利用するとよいでしょう。もし泊まりで登山や観光するなら、結構金額が嵩むので、できれば無料駐車場を利用したいものです。
第1/第2駐車場:12時間/1,000円
第3駐車場:24時間/1,000円

市営第1無料駐車場(170台)
下の写真の市営第1無料駐車場は、扇沢駅から近いのに無料で一番人気です。170台も停められるのに、すぐにいっぱいになってしまいます。扇沢へ駐車する際は、まず最初にこが空いているかどうか確認するとよいでしょう。
私はこれまで何度も扇沢へ行っていますが、一度も駐車できたことはありません。。

市営第2無料駐車場(60台)
市営第2無料駐車場は60台分のスペースで、割と狭めです。明確な区切り線がないので、停め方が悪い車があると、出入りが難しくなる場合もあります。前夜泊で夜中に駐車する場合、停めにくい場合があるので注意が必要です。


鹿島槍ヶ岳/爺ヶ岳登山口(柏原新道登山口)駐車場
市営第2無料駐車場からさらに下ると、鹿島槍ヶ岳および爺ヶ岳への登山口近くに駐車場があり、約30台停められます。扇沢駅から約1kmの位置です。ここもかなり人気で空いているのを見たことないです。。


混雑状況をwebで確認できる
以上4つの駐車場を紹介しましたが、有料駐車場、第1無料駐車場および第2無料駐車場については、以下のwebサイトから混雑状況を確認できるので便利です。
ただ、あくまで目安にしかならないので注意が必要です。私が以前早朝に扇沢へ向かう途中に確認した際、第2無料駐車場が"ほぼ満車"となっていたので、まだ空いているのかと思って現地到着したのですが、実際はすでに満車となっていました。実態とは異なる場合があるので、あくまで目安と考えた方がよいでしょう。
扇沢駐車場が満車でもスペースはたくさんある、歩けば問題なし
扇沢駐車場は人気なので、特に無料駐車場が満車となる場合が多いです。有料駐車場でさえも満車であったり、有料駐車場に停めたくない場合の対応を解説します。
その対応方法は、上でも紹介した鹿島槍ヶ岳/爺ヶ岳登山口駐車場(下の地図の場所)からさらに下ると、たくさんの路肩の空きスペースがあるので、そこに停めるのです。
路肩のスペースは、下の写真のようになっています。
ここに駐車する際は、以下の点に注意が必要です。
- 大型バスが通過できるよう、必ず車線の白線の外側に停車する
- 帰りに出られるよう、隣の車と一定の車間距離をあける
- 路肩スペースから扇沢駅まで1km以上は歩く必要ある


ピークの時期は下の写真のようにずらっと車が並びます。ちゃんと車間距離がとられており、皆さんマナーを守っていました。

路肩のスペースは1か所だけでなく、複数個所あり、扇沢駅から離れてもよいなら、いくらでもあります。つまりいくら混雑していても、歩けばどこかに駐車できる可能性が高いと言えます。
路肩のスペースがどこにあるかは、グーグルマップのストリートビューで確認でき、私が確認したところ、扇沢駅から約3km先でもみつけることができました。過去に私が登山から下山して帰るときに見たのですが、約3km先に停めている車もいました。
扇沢へ行って駐車場が空いていない場合、焦って引き返すことなく、落ち着いて路肩のスペースを探すようにしましょう。
路肩スペースから扇沢駅まで行くには、下の写真のように、スノーシェッドのトンネルを歩きます。割と傾斜のある坂道が続くので、朝から結構しんどいことになりますが、そこは我慢して歩く必要があります。。


確実に駐車するには前夜泊をする
扇沢駐車場へ確実に駐車するには、前日夜に行って、車中泊をすることです。いくら連休であっても、夜であれば、駐車場は空いているでしょう。連休の場合、早朝6時や7時に到着してもすでに、駐車場は満車となっていると思います。
上記のように、遠い路肩のスペースを探して駐車し、そこから数km歩く面倒さに比べると、車中泊であれば無料駐車場に停められる可能性が高いため、特に混雑する夏のシーズンの連休に扇沢経由で登山や観光する場合におすすめです。
まとめ
本記事では、扇沢の駐車場概要と満車時の対応をまとめました。
観光や登山の起点となる扇沢の駐車場は、シーズン中混雑必至となります。そのため、あらかじめどれだけの駐車場があって、満車の場合はどのように対応すればよいか認識しておくと、当日現地で慌てなくて済むので、本記事が参考となれば幸いです。
