丹巴とは?
丹巴(たんば)は中国のカンゼチベット族自治州の東の方にある、小さな町です。石造りの民家や特徴的な塔が、山の斜面に連なっている光景が美しく、中国で最も美しい集落といわれています。
丹巴はどこにあって、どうやって行く?
丹巴には、成都からバスで行きます(私が行った2011年当時は、四川大地震の影響で10時間くらいかかっていたようですが、最新の地球の歩き方によると、道が復旧したようで、約7時間で行けるそうです)。
ただ丹巴へ行くだけではもったいないので、そこからバス約3時間くらいのところにある、四姑娘山も合わせて観光すると良いでしょう。
以下の地図に、成都と丹巴および四姑娘山の位置関係を示します。丹巴と四姑娘山が比較的近い場所に位置することがお分かりになると思います。
私は四姑娘山から丹巴へバスで行った
私が丹巴へ行ったときは、四姑娘山鎮(旧日隆鎮)からバスで行きました(所要約3時間)。四姑娘山鎮は、四姑娘山をトレッキングするための拠点となる村で、成都からバスで約8時間のところにあります。
丹巴への小型バスの車窓からは、独特の形をした美しい家並みが見えて、なかなか楽しめました。
また、バスは観光客を意識して、梭坡という村が見えるところで停車してくれました。お蔭で、写真を撮ることができました。
この日は天気があまり良くなかったのが残念です。晴れていれば、より綺麗な写真が撮れるのですが。。
丹巴市街地の様子
丹巴はチベット族自治州の山奥にあるので、小さな町かと思ったのですが、意外にも大きく、賑やかな町だと感じました。人や車も多く、建物もしっかりしたものが多かったです。
丹巴の中心街自体は、"中国で最も美しい集落"とは到底いえず、郊外に行かないと、見所の美しい家や塔はありませんでした。
市街地には歩行者天国もあって、色んな店があって賑わっていました。
たまに、ちらほらとチベット族の衣装を着た人も歩いていました。
丹巴で泊まった宿
丹巴では、バスで着いたときに、宿の客引きが結構いたので、適当なおばさんについていって決めました。
なんでもない、質素な宿でした(写真がぼやけてうまく撮れていませんが)。
この街は結構飲食店があったので、便利でした。
私は基本的に、レストランとかではなく、食堂で100円~300円程度の安い麺類やチャーハンなどしか食べないので、そのような大衆向けの店がたくさんあって、ありがたかったです。
丹巴の山の斜面を登ってみた
いよいよ、丹巴の見どころである、美しい集落を紹介します。
私は最初、丹巴の町についたとき、どこに美しい集落があるのか分かりませんでした。そこで、色々自分の足で歩きまわって探し見ました。
すると、みつけました!
私がみつけたエリアは、下に示す、グーグルマップの航空地図の丸で囲んだエリアです。
地図の上の方に赤字で、"丹巴の街"と書いているところは、丹巴の中心部になります。そこから山の斜面にそって、赤丸のエリアへ向かって登っていきました。登るための道は、山の斜面に向かって続いている道を適当に選んでいけば、なんとなく行けました。
下の写真のように、丹巴の街を横に見ながら、高度を上げていきます。少しずつ、斜面に特徴的な家が見えてきました。
途中の高台にこのようなチョルテンがあり、見晴らしが良かったです。
チベット人らしき2人のおばあちゃんがお祈りしていました。私が珍しかったのか、じろじろ見てきて、ありがたいことに、ミカンをくれました!何を言っているのか分かりませんでしたが、交流することができました。
山の斜面にある美しい家
さらに高度を上げていくと、石造りの特徴的な家が近くに見え始めました。
山の斜面に美しい家が点在しています。ここらへんの景色はかなり綺麗だと思いました。さすが、"中国で最も美しい村"と言われるだけあります。
周囲の山や畑と、美しい家のデザインが絶妙にマッチしています!
ここまでで、結構な高さ(200~300mくらい?)登ってきた気がします。こんな高いところに家があって、住民はさぞ大変だろうなと思っていました。
しっかり住民らしき人が荷物を持って歩いて上がっていました。毎日大変でしょうなあ。
すごく綺麗な景色に満足し、元来た道をたどって山を下りていきました。
まとめ
"中国で最も美しい村"といわれている丹巴について、どこにあってどうやって行くか、市街地の様子、山の斜面に建つ綺麗な家並みを紹介しました。
丹巴の市街地から、山の斜面を登ると見える、美しい家並みのエリアは、地球の歩き方などのガイドブックにも載っていないので、私以外に観光客はいませんでした。
穴場エリアだと思われるので、是非行ってみてほしいと思います。地元の方が実際に住んでいるので、そこへ行くルートもしっかりあるので、探してみてください。
以下に、四川省旅行概要についてまとめた記事を書いています。ご参照ください。